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2024/4/28晴れ。関東リーグ1部 第3節「南葛SC vs ヴェルフェ矢板」


はじめに

今節の南葛SCの相手は、関東リーグでは最北端に位置するチーム、ヴェルフェ矢板です。

アウェイでの戦いになります。

南葛の公式サイトに、この日の試合情報がアップされているので、リンクを貼っておきます。


前節までの結果ですが、対戦相手のヴェルフェ矢板は、南葛と同じく1勝1敗で、どちらも勝点3。得失点差により南葛が4位、ヴェルフェ矢板が6位となっています。

第2節まで


さて、アウェイということもあり、試合会場は緑新スタジアムYAITAとなりますが、ここがまた遠い。

まず、最寄り駅が矢板駅なのですが、葛飾区からだと、その駅まで3時間ぐらいかかってしまいます。

さらに、矢板駅からスタジアムまで4km以上あるのですが、そこに行くための公共機関が無い。

車で行く場合でも、葛飾区からは3時間程度かかるらしいです。

行くだけでも大変な会場なのですが、それに加えてキックオフ時間が、なんと11:00。

今回はライブ配信での応援しよう、と思っていたのですが、なんと南葛チームバスを使った応援ツアーが企画されました。

かなり迷ったのですが、申し込んで行くことにしました。

当日を迎えて

かなりの晴天で、非常に暑い一日となりそうです。

現地で食べる昼ご飯を、事前に買って持っていくつもりだったのですが、暑さが心配になり、保冷バックに入れて持っていくことにしました。

集合時間は朝の6:45、場所は金町駅の近くにあるスターバックス前になります。

かなり早い時間ですが、それでも到着予定時刻は9:30(キックオフは11:00)。

ちょうどゴールデンウイーク中ということもあり、渋滞した場合は試合開始に間に合わない可能性だってあります。

遅刻するわけにはいかないので、前日までに準備を入念に済ませ、また、睡眠不足は車酔いの原因にもなるので、いつもより早めに寝ることにしました。

その甲斐あって、寝坊することもなく余裕を持って金町駅に到着することが出来ます。

最寄りのコンビニで色々と購入し集合場所に向かうと、既に大勢の南葛SCサポーターや南葛のスタッフ、昨季のバスツアーでも同乗した井上マーさんが居ました。

まだ、バスは到着していないようです。

6:40を少し過ぎた頃、道路の向こうから南葛のチームバスが近づいてきました。

あらためて見ると、かなりインパクトありますね。

早朝の金町駅の静寂を切り裂くように現れる南葛のチームバス

あらかじめ席順が決められているので、各自で席の場所を確認し、バスに乗り込みます。

余談ですが、南葛SCサポーターの間で怪我が流行ってましたね。前回会った時より、手やら足やらを負傷してる人が多かった気がします。

バス出発(7:00前)

バスツアーも3回目、南葛スタッフも乗る人も手慣れてきたせいか、非常にスムーズにバスに乗り込みことが出来ました。

おかげで出発予定の7:00より少し早めに出発することが出来たようです。

出発時に南葛スタッフの伊東さんより挨拶がありました。

ひとまず、到着1時間ぐらい前に南葛グッズ抽選会を行う予定なので、それまでゆっくり過ごしてほしいとのことです。

車内の天井からモニターが降りてきて、この日の前日に行われたウイングスと日体大SMG横浜サテライトの試合映像が流れます。

高速道路に乗ってから、途中で渋滞に巻き込まれるところもありましたが、それを抜けると順調に進んでいきました。

走っている時に外を見ると、こちらのバスを驚いたような顔で見ている運転手の人を何人も見かけましたね。

さて、おおむね順調に到着しそうとのことで、佐野のサービスエリアで休憩を取れることになりました。

そこでも、南葛のチームバスは存在感を遺憾なく発揮していたように思えます。

サービスエリアを出発し、到着まで残り1時間となったところで、いよいよ南葛SCのグッズが当たるビンゴ大会が始まりました。

もちろん司会は井上マーさん。

ビンゴカードがみんなに配られます。

今回は、南葛スタッフの如月さんが次にビンゴした人が貰える景品を紹介し、伊東さんが数字を回し、井上マーさんが取りまとめる、といった形でした。

最初の方は南葛ユニを着たモンチッチに加え、福西さんのユニやら、キャプテン翼カップで使われた小針コーチのユニやら、レアなグッズが並びます。

その後は、過去に販売していた南葛SCグッズなどが登場しました。

全員分あるとのことで、何かしらグッズが貰えるという仕組みになっています。

自分と言えば、リーチの数は増えるものの、なかなかビンゴまでいかない状況が続きましたが、ついに揃います。

最初のリーチ

なんと、昨季の最後に発売された南葛SCのタオルが当たりました。

既に持ってるグッズなのですが、タオルは消耗品なので嬉しかったですね。

ゲットした景品

バスツアー代が5000円なのですが、貰えるものを考えると、かなりお得だったのではないでしょうか。

現地到着(9:50頃)

試合開始まで1時間以上も余裕を持って現地に到着することが出来ました。

当初はライブ配信で観る予定だったし、まさか来れるとは思ってなかったので、感動しましたね。

現地に近づいていく間も、見たことのない景色が窓の外に広がっていて、わくわくが止まりませんでした。

実際に現地に到着すると、空には青空が広がり、周りは自然に囲まれ、空気も美味しい素晴らしい場所でした。

スタンド席へは、特に、これといった入り口があるわけではなく、そのまま降りていける感じです。

現地到着!

グラウンドでは、ウォームアップをしている選手たちの姿も見えます。

さっそく横断幕を掲出しに行くと、サッカーボールのような形をしたオブジェがあるのが見えました。

ひょっとしたらサッカーボールでは無いのかもしれない

なんだか、些細なことでも楽しいですね。

そして今回は今野選手の横断幕が新しく増えてました。「今」の字が少し大きくなっているところに、こだわりを感じます。

新しい横断幕
横断幕をスタンド席から見たところ


会場周辺の散策

試合が始まるまで時間があるので、近くを散策することにします。

地図があったので見てみると、どうやら緑新スタジアムYAITAは、矢板運動公園の中にある施設の一つ、という位置付けのようです。

他にもテニス場やら野球場やら、色んなエリアがありました。

少し歩くと自動販売機があるのですが、なんと、その先にプールもあります(今は4月なので、開いてませんでしたが)。

よくある総合的な運動公園の形ではありますが、なんと、この公園には古墳がありました。

古墳

左右にあるのは埴輪(はにわ)、でしょうか。

かなり厳重に囲まれていることから、おそらく本物・・・?

運動公園の中に古墳やらがあるのは、かなり珍しいのではないでしょうか。

それにしても、全体的にゴミも落ちてなくて綺麗な公園です。

キッチンカーも出ていたので、食事は持参しなくても何とかなりましたね。

自動販売機も近くに2か所、置いてありました。

綺麗な花も咲いています。よく手入れされている感じです。


スタメン発表(10:30)

そうこうしているうちに、キックオフの時間が近づいてきました。

当日のメンバーは以下のとおりです。

スタメン
GK(37)外山 佳大
DF(2)長島 武
DF(4)柳 裕元
DF(24)田中 大生
MF(15)今野 泰幸
MF(17)佐々木 達也
MF(19)玉城 峻吾
MF(28)神田 洸樹
FW(18)森山 翔介
FW(42)加藤 政哉
FW(88)大前 元紀

ベンチ
GK(1)中林 洋次
DF(3)デイビッソン
DF(29)下平 匠
MF(6)中村 洸太
MF(7)関口 訓充
MF(23)森永 耀晟
FW(22)奥原 零偉

ふんふん、今までと基本的にはあまり変わってないな、と思いながら見ていくと、なんと関口選手がベンチに登録されています。

昨季はチームのために尽力してくれた選手でもあり、ここに来てのメンバー入りは驚くとともに、嬉しかったですね。

試合開始(11:00)

両チームの選手が集まり、試合が始まります。

グラウンドの奥には電光掲示板があり、スタンドから遠い場所でしたが、とても見やすかったですね。

南葛は、前半開始20秒で早くもチャンスを作ります。

残念ながらシュートは外れてしまいましたが、これは幸先の良いスタート!とこぶしを握るも、前半4分には相手に決定的なチャンスを与えてしまいます。

運良く相手選手が枠を外してくれたので助かりましたが、やはり油断は出来ません。

序盤はスタミナもあるせいか、お互い前線のプレスが厳しく、ボールを持ったら、すぐに寄ってきてました。

激しいボールの奪い合いが続いてましたが、7分を過ぎる頃にはプレスも落ち着いてきます。

前半10分には、南葛がコーナーキックを3連続で得るというチャンスを作り、そこから17分ぐらいまで南葛の攻撃が続きますが、得点をなかなか奪えません。

今度は、じっくりボールを回しながらチャンスを伺い、得点を狙います。

そして5分に1回ぐらいはシュートまで持っていくのですが、なかなかゴールするには至りません。

時間は少しずつ過ぎていき、既に前半39分が経過。

結局このまま前半が終わってしまうのでは?なんて想いも浮かんできたのですが、やはり大前選手がやってくれました。

加藤選手の鋭いミドルシュートが相手DFに当たって浮いた球に、大前選手が見事な反応を見せます。

軽く合わせるような形で蹴ったボールは、ゴールの右隅に吸い込まれていきました。

ただ、(目立ってはいないですが)この時、相手DFをブロックしていた森山選手が居なければゴールは決まらなかったかもしれません。

それにしても、加藤選手はボールのキープ力が高いですね。個人的感想ですが、昨季まで選手として活躍してくれていた佐々木竜太営業部長を彷彿とさせます。

このまま1-0で前半が終了し、ハーフタイムでは森山選手に代わって奥原零偉選手が入りました。

シーズン開始時に定番だったボランチのダブル交代は、今回もありませんでした。

ひょっとしたら、ハーフタイムでボランチを両方とも交代するという采配は、この先ないかもしれませんね。

後半も同じような展開ですが、前半よりも相手チームが積極的に攻撃を仕掛けてきます。

それにしても、長島選手のスローインは結構飛びますね。使い方によっては、結構な武器になるのでは?なんて思いました。

南葛は、コーナーキックのチャンスや、(短い時間でしたが)波状攻撃を仕掛けるなどのチャンスはあるものの、なかなか得点まで結びつきません。

相手のチャンスも増えてきていて、1点差のままだと、ちょっと不安でしたが、後半26分、ついに待望の追加点が入りました。

センターラインの後方でパスを受けた佐々木達也選手が、加藤選手とワンツーのような形になって一気に相手のペナルティエリア内まで侵入します。

この速さは本当に凄いですね。

そのまま中央を上がってきた神田選手にパスを渡し、今度は見事にゴールを決めました。

これで2-0となったので、油断は出来ませんが安心感はありますね。

印象的なシーンとして、この後の後半33分、遠い距離から打った大前選手のシュートをキーパーが少しファンブルするのですが、きっちり田中選手が詰めていたのが、さすがだなあって思いました。

この時、相手のキーパーがもう少し前に、こぼしていたら得点していたかもしれません。

こういった小さなプレイの積み重ねって大事な気がしますね。

後半34分、今野選手が中心となってボールを前に運ぶも、相手選手に奪われてしまいます。

しかし、相手DFがバックパスを選択したことで、ボールはさらに(南葛から見て)前に運ばれていきます。

そのボールを大前選手が奪ったことで大きなチャンスを迎えました。

そのままボールは奥原選手に渡り、カップ戦のエリース東京戦と同じようなミドルシュートを打ちます。

ここは本人の得意な位置なのかもしれません。

蹴ったボールはキーパーの頭上を越えていき、見事にゴールに突き刺さりました。

これで3-0、残り時間は10分ほど。勝利に大きく近づいたと言えます。

後半36分、大前選手に代わって関口選手が投入されました。

風間監督の采配だと、ベンチの選手を最大の5人まで使い切ることが多いので、どこかで出番あるかもなって思ってましたが、ここで登場です。ついに帰ってきました。おかえりなさい。

そんな関口選手ですが、後半アディショナルタイムに直接フリーキックを蹴ります。

惜しくもキーパーに弾かれてしまうのですが、これによりコーナーキックを獲得しました。

コーナーキックも関口選手がキッカーとなり、蹴ったボールをデイビッソン選手が見事に得点を決め、トドメとなる4点目を決めます。

そのまま試合は終了し、4-0で南葛SCの勝利となりました。

試合後の挨拶に来てくれた選手たち


試合のアーカイブが残っている(2024年4月時点)のでリンクを貼っておきます。


ハイライトはこちらになります。


その他の試合結果

その他の試合結果は以下のとおりです。

桐蔭横浜大学   2-2 VONDS市原
エリース東京   5-0 東京国際大学
東京ユナイテッド 2-2 東邦チタニウム
東京23FC   5-1 つくばFC

連勝中のVONDS市原、東京23、つくばが気になるところでしたが、最も固いと思っていたVONDS市原が引き分けました。

試合の方では、VONDS市原が2点を先制するも、桐蔭横浜大学のンワディケウチェブライアン世雄が1点を取り返し、最終的には追いついて引き分けに持ち込んだようです。

また、東京23FCは5-1で、つくばを破り、連勝を3に伸ばします。なんだか恐ろしく強いですね、東京23FC。

エリース東京も、なんと5-0で東京国際大学を破っています。

東京ユナイテッドは後半39分に2点目を決め、そのまま2-0で終わるかと思いきや、後半44分と、その後のアディショナルタイムで東邦チタニウムが得点を重ね、引き分けに持ち込みました。

この粘りは凄いですね。もし同じことを南葛でやられたら悔しくて泣いてしまいそうですね、これは。

だいぶ荒れた展開になってますが、この結果より、順位表が以下のようになりました。

第3節終了時点

今季は今のところ引き分けが少ないので、勝ち点が伸びる傾向にありますね。

勝点差の見える化をしてみます。

勝点 チーム
------------------------------------
 9 東京23
 8
 7 VONDS
 6 南葛、つくば
 5
 4 東京U
 3 エリース、矢板
 2 東チタ
 1 桐蔭横浜、東京国際大 

次の試合日程(リーグ戦)

第4節の試合日程は、下記のようになります。

5/5(日)
11:00 ヴェルフェ矢板 - 東邦チタニウム
13:00 VONDS市原 - 東京国際大学
16:00 南葛SC    - 桐蔭横浜大学
17:00 つくばFC   - エリース東京

5/6(月・祝)
11:00 東京23FC  - 東京ユナイテッド


こどもの日に試合が集中してますが、1試合だけ6日に行われます。

南葛以外で気になるカードとしては、東京ユナイテッドと東京23FCの試合でしょうか。

出来れば上位のチームは負けてほしいなあ、なんて思いつつ。

さて、南葛の対戦相手は桐蔭横浜大学、昨季は1勝1分と、相性はそこまで悪くない感じですね。

とは言え、大学生は1年で別のチームにガラリと変わるので、あまり昨季の対戦成績は参考にならないかもしれません。

今節では、桐蔭横浜大学はVONDS市原相手に土壇場で追いついているので、かなり粘り強いサッカーをしてくるのではないでしょうか。

個人的には、ンワディケウチェブライアン世雄選手が、どんな選手で、どんなプレイをするのか気になるところです。

試合が終わって

勝利の余韻に浸りつつ、帰りのバスの前で集合写真を撮りました。

13:30出発の予定でしたが、勝利に酔いしれていたので、少し出発が遅れたかもしれません。

往路と違うのは、アルコールの缶を配布してくれたことと、勝利したので岩本GMが同乗したこと、でしょうか。

さながら宴会のような雰囲気でバスが出発します。

復路では、さきほど終了したばかりの南葛SCの試合映像を流しながら、岩本GMや伊東さん、井上マーさんが話すという、ある意味贅沢な時間となりました。

帰りのバスの模様

色々な裏話も聞きつつ、渋滞に巻き込まれることもなくバスはスムーズに進みました。

帰りは蓮田のサービスエリアに寄り、その後、16時過ぎには金町駅に到着し、解散となりました。

振り返って

さて、これで南葛は2連勝となります。

昨季と明らかに違うのが、後半になって走り勝っているというところでしょうか。

また、バスの中で岩本GMの話を聞いて、今までの采配で腑に落ちるところがいくつかありました。

そういった意味でも、色々な裏話が聞けたのは楽しかったですね。

それにしても4-0、大勝利です。奇しくも、前日に試合をしたウイングスと同じ点差(7-3の4点差)をつけての勝利となります。

ふと振り返ってみると、前節の東京ユナイテッド戦でも、前日に試合をしたウイングスと同じ点差(2-0)をつけて勝利しています。

まさか・・・TOPチームとウイングスの結果がリンクしている!?

そして、次の試合の3時間前には、なんとウイングスの試合があります。

ひょっとすると、またリンクしちゃうかもしれません。

なんてことを考えながら、ウイングスの応援もしつつ、TOPチームの応援もしていきたいと思います。

がんばれ!南葛SC!

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