Takeshi Tada

レコード、旧車(二輪、四輪)のレストアが好き。ベーシスト。 好きなジャンルはサザンロッ…

Takeshi Tada

レコード、旧車(二輪、四輪)のレストアが好き。ベーシスト。 好きなジャンルはサザンロックとロカビリー、二輪はカフェレーサー、四輪は古いアメリカ車、ベースはリッケンバッカー。 物流業界で現場マネージメントが職業。

マガジン

  • ロカビリー/オールディーズ系のアルバム紹介

    サン・レコードなど、‘50年代のピュアロカビリーから、ストレイ・キャッツに代表される’80年代のネオロカビリー、メテオス、フレンジーなどの’90年代サイコビリーとオールディーズポップスまで、ロックンロール系のレビューのまとめはこちらから。

  • サザンロック/スワンプ系のアルバム紹介

    オールマン・ブラザーズ・バンド、レーナード・スキナードの定番から、マーシャル・タッカー・バンド、ウェット・ウィリーなどのベテラン勢、スティルウォーター、ウィンター・ブラザーズ・バンドなどのマイナーまで、南部系のレビューのまとめはこちらから。

最近の記事

ジョージア・ウォーホース/J.J. グレイ&モフロ (‘10)

Georgia Warhose / J.J. Grey & Mofro (‘10) 今回は’00以降のサザン・ソウル・ロックとも言うべき、J.J. グレイ&モフロの通算6枚目、アリゲーター・レコードからは3枚目のアルバム、ジョージア・ウォーホースを紹介させていただこう。 彼らはフロリダ州ジャクソンヴィル出身で、J.J. グレイ(ボーカル、ギター、ピアノ)を中心にホーンセクションも擁する7人編成のバンドである。往年のサザンロックバンドとは違い、アメリカーナやルーツミュージック

    • 研ナオコ、中島みゆきを唄う/研ナオコ (‘78)

      Singer Naoko VS. Writer & Composer Miyuki / Naoko Ken (‘78) 本作はバラエティ番組のタレントとしても活躍している研ナオコが、女性シンガー・ソングライターとして不動の人気を誇る中島みゆきの作品を歌ったアルバムである。 中島みゆきは、その独特の存在感で長きに渡って活躍しているアーティストであり、孤独感を漂わせながらも希望を感じる曲も多い。そんな二人のコラボレーションとも言うべきアルバムが’78年にリリースされていた。

      • 桃栗三年武八年/新井武士 (‘81)

        今回はダウン・タウン・ブギ・ウギ・バンドのメンバーのソロアルバムを紹介させていただこう。リーダーの宇崎竜童ではありきたりなので、ベーシスト新井武士による唯一作のソロアルバムをピックアップしてみた。 タイトル「桃栗三年武八年」やロールシャッハ・テストのようなジャケットからも遊び心のあるアルバムというイメージであるが、曲名や歌詞の内容もウィットに富んだものとなっている。しかし、さまざまなスタイルを取り入れた演奏は本物であり、楽器演奏者らしい内容となっている。 途中、ダウン・タ

        • ドント・メス・ウィズ・マイ・ダックテイル/ハンク・C・バーネット (‘76)

          Don’t Mess with My Ducktail / Hank C Burnette (‘76) 今回は私が初めて購入した輸入盤を紹介させていただこう。18才の時、ロカビリーのレコードを探していたのだが、国内盤は軒並み廃盤であり、あったとしてもアメリカンポップスのコンピレーション盤しかないという時代であった。そんな時に輸入盤を扱っているレコード店へ行けば入手できるという話を聞き、当時、大阪の西田辺にあったフォーエバー・レコードへ行き、その在庫量に圧倒された。また、オーナ

        ジョージア・ウォーホース/J.J. グレイ&モフロ (‘10)

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          65本
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          114本

        記事

          ストンピング・アット・ザ・クラブ・フット/ヴァリアス・アーティスツ (‘84)

          Stomping at the Klub Foot / Various Artists (‘84) ストレイ・キャッツらにより‘80年代に開花したネオロカビリーは、その後進化を続け、さらなるカテゴリーの音楽とも融合し、サイコビリーが誕生した。ネオロカビリー同様、当初はイギリスを中心にしたムーブメントの一つであったが、アナグラムやナーヴァスといったレコードレーベルやクラブなどのイベントを中心として、大きなカルチャーへと成長した。特にアナグラムとナーヴァスからは多くのサイコビリー

          ストンピング・アット・ザ・クラブ・フット/ヴァリアス・アーティスツ (‘84)

          フィーリング・レディー/金井夕子 (‘78)

          先日は’81年に「東京チーク・ガール」のヒットを放ったことで知られる、河合夕子(かわいゆうこ)のアルバムを紹介させていただいたが、今回は彼女と一文字違いの、金井夕子(かないゆうこ)のファーストアルバムをピックアップしてみた。 金井夕子は北海道出身、TV番組の「スター誕生」でデビューしたが、当時から自身で作詞を手掛けるなど、他のアイドルとは一線を画していた。この作詞家としてのキャリアは、歌手引退後に作詞家として、岩崎良美、小泉今日子、堀ちえみらに詞を提供することになる。 本

          フィーリング・レディー/金井夕子 (‘78)

          ザ・ビリー・フューリー・ヒット・パレード/ビリー・フューリー (‘82)

          The Billy Fury Hit Parade / Billy Fury (‘82) ‘50年代後期、アメリカではエルヴィス・プレスリーをはじめとしたロカビリーが音楽のメインストリームの一つとなる中で、イギリスではどうだったのだろうか?イギリスでは、スキッフルが一つのスタイルとして定着しており、アメリカの後追いの形でロカビリーが流れ込んできた。しかし、世の中の常と言おうか本質の部分は伝わらず、わかりやすい部分が誇張されて伝わっていくということもあった。今回は’50年代後期

          ザ・ビリー・フューリー・ヒット・パレード/ビリー・フューリー (‘82)

          アメリカン・ウーマン/ゲス・フー (‘70)

          American Woman / The Guess Who (‘70) ‘60年代〜’70年代にかけてヒットを放ったカナディアン・ハードロックバンド、ゲス・フーの’70年リリースのアルバムを紹介させていただこう。ゲス・フーの代表曲とも言えるタイトル曲「アメリカン・ウーマン」や「ノー・タイム」を含む本作は、哀愁的なメロディと骨太なハードロックが同居するアルバムである。 ‘50年代後期にカナダのマニトバ州で結成され、メンバーチェンジを経ながらも活動を続け、一時期は解散したが、

          アメリカン・ウーマン/ゲス・フー (‘70)

          フラッシュ/大橋純子 (‘78)

          今回は「たそがれマイ・ラブ」の大ヒットで知られる大橋純子の通算6枚目のアルバム、フラッシュを紹介させていただこう。 彼女は北海道出身、幼少期より洋楽に親しみ、短大在学中にもボーカリストとして音楽活動をする中で、当初はハードロックを謳っていたが、徐々にセルジオ・メンデスやジャニス・ジョプリンといったソウルフルなアーティストへ傾倒していった。そして’74年にフィリップスよりデビュー、「シンプル・ラブ」のヒットを放ち、その後TVの主題歌に採用された「たそがれマイ・ラブ」の大ヒットに

          フラッシュ/大橋純子 (‘78)

          夢のデュエット/ジョージ・ジョーンズ (‘79)

          My Very Special Guests / George Jones (‘79) ジョージ・ジョーンズは、‘50年代からカントリーシンガーとしてキャリアをスタートさせ、半世紀にも及ぶミュージックライフを送ったが、’13年に81才でこの世を去った。音楽だけではなく、その破天荒な生活も度々話題になり、4度の結婚生活、アルコールやドラッグも終始、彼につきまとう問題でもあった。 彼はハンク・ウィリアムスに大きな影響を受けていたが、’56年にはエルヴィス・プレスリーの出現により

          夢のデュエット/ジョージ・ジョーンズ (‘79)

          ロックン・ロール・ミュージック/ヒデキ (‘77)

          かつては郷ひろみ、野口五郎と合わせて「御三家」と呼ばれた西城秀樹の’77年作品、ロックン・ロール・ミュージックを紹介させていただこう。当時、絶大な人気を誇ってた西城秀樹が、ロックンロールという軸でアルバムをリリースしたという流れであるが、非常に興味深い点がある。 まず、ロックンロールという言葉であるが、現在は多くの研究の結果から簡単に言えば、黒人音楽に大きな影響を受けたビートの効いた音楽〜という解釈であるが、本作がリリースされた’77年においては、果たしてどのような解釈だっ

          ロックン・ロール・ミュージック/ヒデキ (‘77)

          ハード・ライン/ザ・ブラスターズ (‘85)

          Hard Line / The Blasters (‘85) ‘80年代に台頭してきたネオロカビリーは、イギリスから発生したムーブメントと捉えられるが、実際にはアメリカにもシャ・ナ・ナのように、初期のロックンロールやリズム&ブルースを基盤としたアーティストは活動していた。 今回紹介させていただくザ・ブラスターズもそんなバンドの一つである。彼らは’79年にカリフォルニア州ダウニーで、フィルとデイヴのアルヴィン兄弟を中心に結成された。また、ファッツ・ドミノのバンドのリー・アレン

          ハード・ライン/ザ・ブラスターズ (‘85)

          ティファナ・スタイル/ビル・シェパード&ヒズ・ボーダー・ブラス (‘67)

          Tijuana Style / Bill Shepherd and His Border Brass (‘67) アレンジャーやコンポーザーとして知られるビル・シェパードのプロジェクトの一つ、ビル・シェパード&ヒズ・ボーダー・ブラスの唯一作品、ティファナ・スタイルを紹介させていただこう。ティファナと聞いて思い浮かぶのは、ハーブ・アルパート&ティファナ・ブラスであろう。彼らは多くの曲をヒットさせ、今ではスタンダードとなった曲も多い。 どことなくメキシコとの国境を連想させるサウ

          ティファナ・スタイル/ビル・シェパード&ヒズ・ボーダー・ブラス (‘67)

          ニューヨーク発ロックンロール便/シャ・ナ・ナ (‘73)

          From The Streets of New York / Sha Na Na (‘73) 今回は、‘69年にニューヨークで結成され、その後のロックンロールバンドに多大な影響を与えたバンド、シャ・ナ・ナの’73年リリースのライブ盤を紹介させていただこう。所謂、オールディーズやドゥー・ワップのカバーバンドであるが、フロントのボーカル&ダンスが3名、バックのメンバー合わせて、総勢12名の大所帯バンドであった。 ‘69年のウッドストック・フェスティバルにも出演しており、映画でも

          ニューヨーク発ロックンロール便/シャ・ナ・ナ (‘73)

          イン・デトロイト/ナッシュビル・ギターズ (‘69)

          The Nashville Guitars in Detroit / The Nashville Guitars (‘69) テネシー州ナッシュビルを中心に活動するミュージシャンであるジャック・ユーバンクスらが、持ち前のカントリー風味全開で、モータウンの有名曲をカバーしたアルバム「イン・デトロイト」を紹介させていただこう。 残念ながら、ナッシュビル・ギターズについて説明されている記述は見つからなかったが、ジャック・ユーバンクスら、ナッシュビルのカントリーミュージシャンが、モ

          イン・デトロイト/ナッシュビル・ギターズ (‘69)

          映画:マーズ・アタック! (‘96)

          Mars Attacks! (‘96) 先日、紹介させていただいた映画「ニューヨーク東8番街の奇跡」と同じく、宇宙人をテーマにした映画であるが、こちらはブラックジョークも含めて楽しめる映画である。今回はこの「マーズ・アタック!」を紹介させていただこう。例によって、ネタバレを防ぐために、DVDの解説を引用させていただく。 火星人が地球にやって来る!宇宙からの交信を受けたデイル米大統領を中心に地球全体が、人類初の“未知との遭遇“に歓迎ムード。しかし地上に降り立った火星人は、友愛

          映画:マーズ・アタック! (‘96)