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街が静かな時間。それは早朝でもいいし、夜でもいい。 誰の目も気にせず、外で運動ができ…
夜空にボタンがついていたら、と想像した。 ここで言うボタンとは、服飾のボタンではなく…
涼しい夜にジョギングする。 今日は月がとても綺麗だ。いつもよりも、その色が濃いような…
ジョギングしながら夜空を見上げる。 一番最初に目に止まったのは、隣り合った二つの星だ…
夜の爽やかな、ほんの少しカンキツの気配を帯びた空気。 ジョギングしながら、肺に流れ込…
夜のジョギング。今日はいつもより少し遠くまでやってきた。 重大なミスを犯してしまっているのに気づいたのは、とある匂いが鼻腔をくすぐった時だった。 焼肉屋さんから漂ってくる匂い。よりによって、ちょうど退社後の飲み会が行われていそうな時間にやってきてしまった。 まずい。せめてなんとか、あのお腹がすく匂いの被害を最小限に抑えなければ。 けれどそんな思いもむなしく、歩道は一直線に続いている。焼き肉の匂いが、容赦なく襲い掛かってくる。 あー! くそ! やられた! うまい!
夜の街をジョギングする。 空気の匂いがどこかで嗅いだことがあるような気がする。ふと、…
ジョギングをしていて気づいた。 春になると夜の空気が一変する。 いままで氷の中に閉…
もしも夜空を起動するための電源があるとしたら、どんな形だろう。 夜風が髪を撫でるのに…
先日祖母が亡くなった。八十九歳だった。 実家を出ていた私は、母から連絡を受け取り、故…
先輩から、ジョギングに誘われた。 彼はもともと運動好きな人。一方僕は、まだ運動なんて…
……のどが渇いた。 ジョギングをしながら思う。ふと見た腕時計の時間は午後八時。 光る…
その昔。まだ世界中が、永遠に終わらない夜に包まれていた頃。 夜空はおもちゃのブロックでできていた。 人々は当時、とにかく娯楽に飢えており、何か遊ぶための道具が無いだろうかと、世界中を探し回っていた。 そんなある日。旅の商人が次の街を目指して、歩いていたときのこと。 道の脇の茂みに、何かが落ちているのを見つけた。 拾い上げてみるとそれは、一個のブロックだった。 一体なぜこんな場所にこんなものが。商人は不思議に思い、周囲を見回してみた。するとどうだろう。 頭上は