【お仕事回顧】3人組のドタバタ珍道中
【お仕事回顧】この記事はなにか?
・ポートフォリオ的に見せるものです
・自分がスランプに陥ったときに振り返るお話の作り方の備忘録
です
公開許可を取っていないものもあるのでタイトルはボカしてあります
お話の作り方などを記載してあるのでネタバレがあります
(タイトル非公開なのでネタバレも何もないですが)
概要
戦国時代の日本をモチーフにした国から武者修業に来た3人を主人公にした短編ストーリー
期間
2015年のどこか
依頼元、依頼経緯
-
関係者
-
仕事内容
キャラクター設定、ストーリープロット制作、ストーリーシナリオ制作、その他テキスト各種制作
資料
特になし
納品物
キャラ設定、シナリオ、キャラボイス台本
ボリューム
2、3分くらいの短編映像のボリュームをイメージ
時系列
作業→納品
概要
剣と魔法のファンタジー世界を舞台に描くストーリーです。
短編ストーリーのシナリオ制作をしました。キャラクターが3人であること、3人の魅力がユーザーに伝わり「欲しい、もっとこのキャラクターのことを知りたい」と思ってもらうことが要件でした。
ひとことプロットは
「おてんばな武家のお嬢様が部下2人にからかわれながら旅するドタバタ珍道中」でした。
ストーリーの軸は「珍道中」型です。旅の起承転結の中で「起」と「結」を描かず、旅の途中で起こる珍しい出来事、一風変わった事件などを描くストーリー型です。ストーリーを通して3人のキャラ性が伝われば成功だと思っていました。発生する出来事自体のインパクトよりも、3人の関係性がおもしろおかしく描けるように考えました。
キャラクターはとある名家のおてんばお嬢様と、それを補佐する2人の家来という設定でした。キャラ個別のモチーフは特にいません。
「3人」という組み合わせは会話や関係性でバランスが取りやすいので非常に設定しやすかったです。3人組を設定する上でイメージしたのはドラクエ4のアリーナ・クリフト・ブライの3人組や水戸黄門と助さん格さん、ルパン三世のルパン・次元・五右衛門、3匹が斬る、などでしたが、3人の関係性や会話のテンポなどは、某万屋の3人組を強くイメージしていました。
描きたかったものは「ギャグ」でした。見ているだけで楽しくなる・笑える、というシナリオを目指しました。笑いを作る、というのは面白みのない人間にとっては非常に難しいテーマでした。
お笑いは昔から好きで親しんできましたが、ネタを作ったりさらにはそれを演じたりと、創作から表現までをワンストップで実行するお笑い芸人の仕事は改めてすごいと思います。
今回の3人組は主君とその部下2人、という水戸黄門的組み合わせですが、部下2人が主君にまったく尊敬の念や敬意を払わない、という部分で、設定と会話とのギャップを狙いました。今振り返ってみると、意識していませんでしたがドリフでよく見ていた笑いだなと感じます。
感想
目的は「笑いを作る」でしたが、笑える掛け合いやセリフを先に作っていたら失敗していたと感じます。キャラクターの設定を詰めていく中で自然とキャラ同士の掛け合いや関係性のアイデアが浮かんできたためその流れに従う形でシナリオを作成しました。笑えるセリフや感動するシーンなど、キャラクター性の中から自然と出てくるものなのだと改めて勉強しました。
印象に残っているシーン&セリフ
主君のメシをこっそり食べた上にすごく腹の立つジジイのセリフ
強いおじいちゃんとか、強いおばあちゃんってどうしてこんなに魅力的なんですかね。形容詞をつけるだけでギャップが生まれやすいからなのかな……?
「ワシはお嬢の指南役として、世の習わしを伝えるため仕えているのじゃからな。」
「主君のメシを横取りするセコい指南役なんかいるかーーー!!」
「そーですよそーですよ!
老い先短いくせに若人の生きる楽しみ奪ってんじゃないですよー!!」
「短くないですよーだ。あと50年は生きる予定じゃもーん!ベロベローー。」
「は、腹立つこのジジイ……!」
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