【滋賀レイクス】青森ワッツ戦に向けて予習をする話【いざロクレンショー】
〇はじめに
前節、新潟アルビレックスBBとの試合を2連勝で終え、レンショーを4に伸ばした滋賀レイクス。上位チームとのゲーム差も詰まってきましたね。
川真田紘也選手の初MVP、全員得点などレイクスとしては非常にいい試合になったといえるのではないでしょうか?
ちなみに、昨シーズンの最多連勝は4のようです。ならびましたね。レンショーをさらにのばしていけるよう、がんばっていきましょう!
次節の相手は東地区の上位チームの1つ、青森ワッツです。地区は違いますが、レイクスとともに8勝5敗で並んでいるチームの1つです。互いにプレーオフ上位進出を目指すうえでも、負けられない戦いになりそうです。負けてもいい試合なんてないってツッコミは大丈夫です・・・。
レイクス的にはジョーダン・ハミルトン選手が所属していますね。昨シーズンは、年末年始の非常に苦しい時期を戦ってくれたハミルトン選手。
個人的にはレイクスの現地観戦をしだした時期にエーススコアラーをつとめていた選手なので、印象深いですね。
青森は前節、ライジングゼファー福岡と試合。Game2に勝利し、福岡の連勝を10で止めました。どっちもすごい・・・。
そんな青森ワッツについて、今回は調べてみたいと思います。
青森戦に向けた記事がありましたので、よろしければ。
〇今シーズンの青森ワッツ
〇今シーズンの傾向
まずは、いつも通り青森ワッツのスタッツを大まかに見ていきましょう。
スタッツから見てみると、昨シーズン・今シーズンで青森ワッツのチームカラーはがらっと変わったような印象を受けますね。
スタッツ的には、昨シーズンはディフェンスが良くて、オフェンスに苦戦しているような成績でしたね。シュート確率があまり上がらないものの、スティールやブロックは多い・・・みたいな感じですし。
今シーズンの青森ワッツを見てみると、オフェンスが一気に向上した印象を受けます。ターンオーバーが少なくなり、シュート成功率は上がり・・・と数字に表れていますね。
その一方で平均失点が増えてしまっており、ハイスコアゲームの展開が多くなっているのかもしれませんね。
〇青森ワッツの得点力
ここからは青森ワッツの得点力について、少し考えてみたいと思います。
青森ワッツはチームの平均得点を見ても、リーグ3位と非常に攻撃力が高いチームであることがわかります。
そんな青森の選手たちで平均得点が高い選手たちを並べて表にしてみると以下のようになります。
個人的には青森の攻撃力はB1昇格が出来る水準にあるといっても良いのではないかと思っています。
過去記事で、B1昇格チームの得点力について触れたことがありました。
その中でぼくは「直近のシーズンでB1へ昇格した2チームは、平均得点8点以上の選手が6名」いたとしています。8得点以上が5名だった2チームは昨シーズンのプレーオフ準決勝で敗れてしまいました。
それを見ると、青森ワッツの得点力は8点以上の選手が5名おり、會田選手の得点力も7.7と限りなく8点に近いところにあります。
そしてエーススコアラーともいえる外国籍選手、日本人スコアラーをチームに擁していて、非常にバランスの良い布陣となっています。
今シーズンの傾向・結果がどうなるかという答えは、シーズンが終わるまでわかりませんが、昨シーズンの傾向からすると、青森ワッツの得点力はB1昇格を狙うポテンシャルを持っているといえそうですね。
現在のレイクスの平均失点はリーグ3位の74.7点。このディフェンス力をしっかりと発揮することが出来るかが、勝負のカギになりそうですね。
〇対戦相手目線から見る青森ワッツ
さて、続いてはいつも通り「対戦相手目線から」青森ワッツを見ていきたいと思います。
青森ワッツ戦での各チームのスタッツをまとめてみるとこうなります。
全体傾向としてはシュート成功率が高め、特に2Pシュートが高確率で決まっている傾向が強いのかなと思います。
ただ、それ以上に青森の得点力が優れていて「点は取れるけれど、もっと点を取られてしまって敗れてしまった」ケースが多いように見受けられます。
また、FGの試投数が平均で66.8本とかなり多くなっています。青森の平均
FG試投数がリーグ2位の66.6本ということもあり、対戦チームは青森のハイペースなバスケに付き合わされてしまう形になるのかもしれないですね。
そういう意味では、レイクスのFG試投数はリーグ1位の68.5本です。青森のハイペースなバスケは望むところなのかもしれません。
もちろん、しっかりとシュートを決めることだったり、リバウンドを取ったり、ディフェンスをしたりということは必要になるでしょうが・・・。
青森との対戦チームはディフェンスリバウンドが多く取れている傾向にあるようなので、レイクスもしっかりとリバウンドを固めてセカンドチャンスを与えないようにしたいですね。
直近インサイドでの活躍が目立つ川真田選手の存在感がさらに大きくなる試合かもしれないですね。
〇個人的な注目点
ここからは、個人的な注目点を少しずつ触れていきたいと思います。
〇スケジュール・日程の影響
青森ワッツとの対戦においては、スケジュール差がかなりあります。青森にとってはタフな1週間ではないかと正直思います。
青森はアウェーの福岡で11/13・14の月曜日・火曜日に試合。ライジングゼファー福岡との試合は19時開始のナイトゲームでした。
おそらく14日の試合後は福岡近辺に泊まり、その後15日に青森へ戻っているはずです。飛行機についてネットで調べると、福岡から青森の直行便はないようで、乗り換えを含めると4時間程度を要するようです。さらに空港から自宅へ戻ることを考えると、実質的に16日は移動日でしょう。
レイクス対策のトレーニングをチームで出来るのは、あっても2日なのではないでしょうか?休息日を間に入れれば、さらに時間は少なくなります。
両チームのスケジュールをざっくりと表にしてみると以下のようになるのではないでしょうか?休養日などの調整はわからないので、入れていません。
一方のレイクスは12日の試合後には移動負担がなく、休養日を含めたとしても、4日間は青森への対策が出来ることでしょう。
青森への移動日についてはわかりませんが、滋賀近辺の空港を見てみると、大阪・名古屋から飛行機が出ており、約1時間半ほどで青森につくようです。
以上の内容から、試合への準備期間・試合間隔による体力的な面、いずれもレイクスが有利な状況にあるのではないかと思っています。
もちろん、それだけで勝負がつくことはないでしょうが、重要な要素だと思いますので、次節の対戦にどのような影響が出るのか注目したいところですね。
〇青森の注目選手たち
青森の気になる選手(敬称略)を数名ご紹介したいと思います。文字数の関係もあるので、箇条書きで簡単なものになってしまいますが・・・。
【パトリック・アウダ(PF)】
・平均得点17.6点(リーグ個人7位)
・FD(ファールをもらう回数)7.2回(リーグ個人1位)
・FTA(フリースロー本数)7.7本(リーグ個人4位)
・シュートはほとんどがペイントエリア内
・横浜ビーコル時代から、プレータイム・得点等スタッツを大きくのばす
ファールをもらうのが非常に上手な選手。ペイントエリアで戦う選手なのでブロック・モータム選手が離脱中の今は、インサイド陣がファール数も気にしながら戦わないといけなくなりそうですね。
【ジョーダン・ハミルトン(SF/PF)】
・平均得点17.2点 (リーグ個人9位)
・平均7.8リバウンド(リーグ個人13位)
・平均3.5アシスト (リーグ個人13位)
・3P試投数8.8本、成功率33.3%
レイクスOB選手のひとり、ハミルトン選手。得点・リバウンド・アシストを高いレベルで兼ね備えている選手ですよね。
レイクスにいた時よりも、3Pシュートの割合をふやしている傾向にあります。チームにインサイドの要で、得点力が非常に高いアウダ選手がいることも多いのかもしれないですね。
【池田祐一(PG)】
・平均得点11.3点 (リーグ個人27位、日本人4位)
・2.6リバウンド
・7.0アシスト (リーグ個人1位)
・3P試投数2.8本、成功率32.4%
青森3年目の池田選手。シックスマンで、日本人エースでもあります。特筆すべきはアシストで、平均アシスト数7.0は堂々のリーグ1位。
ハミルトン選手とは異なり、池田選手は3Pよりも2Pのシュートが多いタイプの選手のようですね。
○まとめ
・青森は非常に攻撃力が高いチーム、レイクスのディフェンス力に注目
・青森、レイクスのスケジュール差で対策を活かしたい
・勝ち数が同じチーム同士、上位争いに向けて重要な一戦
11月に入って、確実に調子を上げてきているレイクス。上位争いにもからめるようになっています。
今節は攻撃力の高い、上位チームの青森はプレーオフでの対戦も十分に考えられる相手です。レギュラーシーズンでの対戦は今節しかありません。
ここで勝って、上位進出はもちろん、プレーオフに向けてもいいイメージを作れるようにしたいですね。
滋賀から青森は物理的に距離もあって、今シーズン最長の遠征となる方が多いのではないでしょうか?時期も時期なので、参戦されるみなさまはくれぐれも体調に気を付けて、お過ごしください。
ぼくも、画面越しにかげながらレイクスの活躍を見ることが出来ればと思います。今週もがんばれ、レイクス。
おわりです!
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