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任せるマネジメント

おはようございます。
社労士&診断士のたけちゃんです。
昨日はカマタマーレ讃岐対アルディージャ大宮の試合がありました。
結果はさておき内容は非常によくなかったですね。
今期ワーストといっても過言ではないです。
ここから反攻できるかプロとしての矜持を見せて欲しいです。

さて今回は任せるマネジメントについてお伝えします。

マイクロマネジメント

先日、経営者の方と打ち合わせをしているときに管理職の●●が部下に仕事を任せられないんですよとありました。

・部下に一つ一つ細かい指示をしている。
・自分が休みの日も会社に出てきて部下に指示をしてたり。
・なんでも自分でやろうとしていて。
・勤務時間もかなり長くなってきててて。。。
・お客様から自分にクレームがくるのが怖いみたいだけど。。。
・性格なんですかね〜。。。

典型的なマイクロマネジメントをしているようでした。
マイクロマネジメントとは上司が部下や新人に対し、細かく管理してしまう「過干渉」を意味しています。
マイクロマネジメントは事業の立ち上げ期とか会社の立て直し期とかの場面では必要なやり方だと思います。
ただ事業が軌道に乗り次のステップに移ろうとするときは部下の成長や自律を妨げるという弊害があります。

恐らくクレームが来ることを怖がっているのも要因としてはあるのでしょうが他のマネジメントのやり方を知らないのだと思います。

任せるマネジメント

管理職が細かく仕事を管理するとしてもせいぜい2〜3人が限界でしょうね。
それ以上の人数になるとコミュニケーションチャネルが多くなりすぎて不可能です。

管理職の仕事は人を使って成果を上げることにあります。

そこで課長や部長のように扱う部下の人数が増えると任せるマネジメントをやっていく必要があります。

任せ方の5要件

任せるマネジメントは以下の①〜⑤の要件を守って仕事を任せるということです。

①期限を示す
→いつまでにやって欲しい仕事なのかを伝えます。
そのうえで進捗の確認をします。

②優先順位を示す
→第1優先、第2優先、第3優先と優先順位を伝えます。
時間や価値の優先順位も合わせて伝えていきます。

③目的・背景を示す
→仕事内容だけでなく仕事の全体像を説明します。
仕事のどのパーツを担ってもらっているのかを理解してもらうことでコミュニケーションロスが減ります。

④レベルを示す
→仕事の完成度を伝えます。
完成品を求めているのか。半製品で良いのかとかです。

⑤相手のタイプも考慮する
→①〜④に加えて相手の強み弱みを考慮します。
相手がどのようなタイプかで伝え方や期限の取り方、レベルなどを工夫します。
ここで自分と相手の効き脳を知っていると有効に活用できます。

効き脳の4つのタイプ

任せると教えるは表裏一体

ここまで任せるについてお伝えしてきましたが、仕事を任せるにあたってはまず教えることが必要です。

この教えるのもマネジメントのスキルです。
任せると教えるを両方使えることではじめて任せるマネジメントができるようになります。

教え上手は任せ上手です。
教えるについてはまた機会があればお伝えしたいと思います。

PS.冒頭の相談のあった会社では来月、ミニ管理職セミナーを実施します。
そこで任せるマネジメントについても講義をする予定です。





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