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問題解決:ポジティブアプローチ型

社労士&診断士のたけちゃん先生です。
昨晩、アジアカップで日本代表が敗退しました。
正直、いろいろ思うところはあります。
でもサポーターとしてこれからも応援をし続けます。

本編では昨日までの合計4日間の研修の最終日に実施した問題解決について取り上げたいと思います。

研修の全体像

昨日まで合計4日間、お客様の次世代の管理職を対象にした研修実施の機会をいただきました。

4日間の研修内容は以下のとおりです。
1日目:SSR理論の全体像と人材力
2日目:SSR理論の組織力・関係力
3日目:SSR理論とリーダーシップ
4日目:SSR理論と問題解決
※SSR理論とはチーム創りの3要素のことです。

貴重な時間とお金をかけて受講していただき感謝の気持ちでいっぱいです。

問題解決

会社や組織を運営するのは問題解決の連続です。
そこで研修の4日目に「問題解決」のやり方を取り上げました。

問題解決のやり方は大別して2つあります。
現状(問題)の原因追求をして解決しようとしていく「ギャップアプローチ型」。
理想と現状(問題)にあるギャップを問題と捉えアプローチする「ポジティブアプローチ型」です。

ギャップアプローチ

ギャップアプローチ型の問題解決としては「なぜなぜ分析」が代表的です。
不具合のある機械や生産設備の原因をなぜなぜと追求していき問題を解決していきます。

ただこれを人や組織の問題に当てはめるのは不適当です。
なぜなら人や組織には必ず感情があるからです。
なぜなぜと原因追求をされると人は必ず責められた気持ちになります。
問題解決をしようとしているのに責められるのであればそれ自体を放棄しますよね。

ポジティブアプローチ

そこでポジティブアプローチ型の問題解決です。
ポジティブアプローチ型の問題解決では現状の問題は扱いません。

理想と現状(問題)にあるギャップを問題と捉えアプローチしていきます。
そしてギャップに対する解決の方策(選択肢)を実行していきます。

理想
④ギャップ←解決の方策(選択肢)
③ギャップ←解決の方策(選択肢)
②ギャップ←解決の方策(選択肢)
①ギャップ←解決の方策(選択肢)
現状(問題)

このポジティブアプローチを繰り返す(①→②→③→④)ことで「問題を解決することなく問題を解決する」ことができるようになります。

研修ではこのポジティブアプローチ型の問題解決のやり方をポストイットを使って体感して貰いました。
そして会社に提出する改善提案書への落とし込みまでをやりました。

ここで大切なのは現状をきちんと認識して理想をちゃんと描くということです。
そしてそれを「共有」するということです。
そうすることで理想の姿に向かってチームや組織がアラインメントし理想の姿に向かって動き出すことができるようになります。

ちなみにサッカー日本代表だと次のようになりますかね。

理想(W杯でベスト8)
④ギャップ←解決の方策(選択肢)
③ギャップ←解決の方策(選択肢)
②ギャップ←解決の方策(選択肢)
①ギャップ←解決の方策(選択肢)
現状(アジア杯でベスト8)

ポジティブアプローチを繰り返してW杯でベスト8に到達して欲しいです。



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