アクセシビリティ

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昨年、自分なりに関心を持って取り組み始めたことのひとつにアクセシビリティ対策があります。

ウェブ制作をする上で色使いやフォント、画像に埋め込むALTテキスト、動画なら字幕対応、このような部分ってどうあるべきなんだろう…

経験もないし、ネットで調べても中には難しい規格もあって、ハードルはどんどん上がっていく訳です。書籍を買ってもボリュームがすごくて取り組むには一大決心が必要に思えました。(でもそんなことはないのです)

春頃にアメリカで開催されたアクセシビリティの国際的なイベントに参加された方の報告会があるのを知りました。驚くほど多くの参加者がいて、実際に目の見えない人、耳の聞こえない人、肢体不自由の人もいらっしゃるようでした。

そのときに驚かされたのは、登壇者の発する言葉が正面横のスクリーンにリアルタイムに字幕表示されていて、その変換精度がとても高かったことなのです。

その後、夏頃、今度はウェブの専門的なイベント(CSS Nite)でアクセシビリティをテーマにしたものがあったのですが、ここにもリアルタイム字幕が用意されていました。これ「UDトーク」という普通にスマホで使えるアプリなのです。

ウェブを制作する側としてアクセシビリティに取り組む上でのヒントを沢山得られました。
一番大きかったのは「ウェブを公開している時点でアクセシビリティになっている」というようなまとめの一言で、一気にハードルが下がったようでした。

当然もっとこうすべきは沢山あります。だけどテキスト情報としてウェブにまとめられていることで、今はそれを変換する様々なツールがあって、テキストを読み上げてくれるツール、先ほどのUDトークのように音声認識技術を日常的に使えるアプリもある訳です。

海外ではこのようなアクセシビリティ対策は当然の義務、日本は相当遅れているのです。誰もが同じように情報に接することができることは当然で、それを提供できないことは海外では罪にも問われるということ。

アクセシビリティ対策というのは障害を持つ人のためというより、例えば耳が聞こえる私が耳の聞こえない人に言いたいことを伝える手段でもあるということ、その認識を得たのはものすごく大きいことでした。

今年はこのあたり、一歩推し進めたいと思っています。

UDトークによる実際の文字認識結果

以下のテキスト、私が実際に上記の文章を読み上げて、UDトークで文字認識したものです。あえて誤認識を修正せずにいますが、サラッとでもご覧になってみてください。

竹花のiPhone
竹花のiPhone /アクセシビリティ。
昨年、自分なりに関心を持って取り組み始めたことの一つに、アクセシビリティ対策があります。
Web制作をする上で、色使いやフォント画像に埋め込むAltテキスト動画のある字幕対応このような部分ってどうあるべきなんだろう。
経験もないし、ネットで調べても中には難しい企画もあって、ハードルはどんどん上がっていくわけです。
書籍を買っても、ボリュームがすごくて、取り組むには一大決心が必要に思いました。
でもそんなことはないのです。
春頃にアメリカで開催されたアクセシビリティの国際的なイベントに参加された方の報告会があるのを知りました。
驚くほどの驚くほど多くの参加者がいて、実際に目の見えない人、耳の聞こえない人、肢体不自由(←この単語だけ修正しました)の人もいらっしゃるようでした。
そのときに驚かされたのは、登壇者の発する言葉が正面横のスクリーンにリアルタイムに字幕表示されていて、その変換精度がとても高かったことなのです。
その後夏頃、今度はWebの専門的なイベント。
CSSなどでアクセシビリティをテーマにしたものがあったのですが、ここにもリアルタイム字幕が用意されていました。
これUDトークという普通にスマホで使えるアプリなんです。
Webを制作する側として、アクセシビリティに取り組む上でのヒントをたくさん得られました。
一番大きかったのは、部を公開している時点でアクセシビリティになっているというようなまとめの一言で一気にハードルが下がったようでした。
当然もっとこうすべきはたくさんあります。
だけど、テキスト情報としてWebにまとめられていることで、今はそれを変換する様々なツールがあって、テキストを読み上げてくれるツール。
先ほどのUDトークのように音声認識技術を日常的に使えるアプリもあるわけです。
海外ではこのようなアクセシビリティ対策は当然の義務。
日本は相当遅れているのです。
誰もが同じように情報に接することができることは当然で、それを提供できないことは海外では罪にも問われるということ。
アクセシビリティ対策というのは、障害を持つ人のためというより、例えば、耳が聞こえる私が耳の聞こえない人に言いたいことを伝える手段でもあるということ。
その認識を得たのはものすごく大きいことでした。
今年はこの当たり一歩を進めたいと思っています。

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