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カオスと向き合う勇気(ZaPASSコーチ養成講座を受けての変化)

なぜコーチ育成講座を受けたのか?

社会人となって15年。
自分の武器は何かを考えたとき、思いついたのが「よくわからない」ファシリテーション能力。いつの間にか周りを巻き込み、事を推進していく。周りからなぜか協力したくなるよね、と言ってくれる状況を作り出すことを得意としていました。この能力を使いプロジェクトマネージャーとしてはそれなりに順風満帆。
でも、今年から立場が変わり組織運営を本格的に担当するようになったとたんに、この「よくわからない」ノリと雰囲気だけでは乗り越えられない大きな壁が出現。この壁をどう超えるのか、どう壊すのか難題も多く、もやもやが蓄積。正直、悩んでいました。

「何かActionしなくては」

と悶々とする毎日を過ごしていたところ、見つけたのがビジネスコーチング。プロスポーツはコーチがいるのは当たり前。このコーチのビジネス版を受けることで自分自身のもやもやもクリアになるのでは、と。

ただ、このビジネスコーチングは一般的にまだまだ値段が高い。1回1時間数万円は当たり前。継続しないとあまり意味がないらしく、数か月で数十万になりさすがに躊躇していました。
(講座受講後の今ではその値段の価値は十分あると思いますが当時は、、)

そんな時に見つけたのが、コーチ養成講座の案内。どうせ、コーチングを受けるなら自分自身がコーチングスキルを身につけてセルフコーチすれば一石二鳥。そもそも自分の「よくわからない」と言っているスキル部分は、人の話を聞くというコーチングスキルにつながっているのじゃないかと。このタイミングで、きちんと体系立ててコーチングを学ぶことで、自分のスキルの棚卸しになれば、コーチを生かした組織の活性化や新しいサービスのタネにも繋がるのではないかと。

ま、早い話が、なにか自分が変わるきっかけが欲しかったのでした。


コーチ養成講座を受講しての自分の変化


カオスな状況に向き合う下地ができたこと。


プロジェクトマネージャーはプロジェクトのゴールが明確。なので、問題や課題があったとしても、そのゴールを達成するためにQCDを意識して対応すれば解決策は明確でした。

でも、組織は人の組み合わせ。さらに今は個人の時代といわれて、昔のようにヒエラルキー型のトップダウンの指示だけでうまくいかない。何が正解なのかすぐにわからない状態。まさに、カオス。

このカオスな状況に立ち向かうには「最速最短思考を捨てる」という、コーチの基礎の考え方がハマる。正解や結果をすぐに求めるのではなく、カオスな状態そのものを楽しむ。ぐらいの気持ちで取り組めばいいじゃないか。

ビジネスにおいて意思決定スピードは重要。だからいつも最短で物事を考え、結果・結論を求める癖がついてて、人の話を聞きながら、本当にそうか?私だったら、、といろいろと考えていました。これを捨ててクライアントと向き合うことがコーチングの基本。

答えはクライアントにあって、そのことをクライアント以上に信じ抜くことがコーチの役割。であれば、組織長の役割もメンバーを信じ抜くことから始まるのではないか。

このことを理解すると、ビジネスとコーチングのモードを分けることで、自分が悩んで行ったり来たりして答えが出ない状況でも、内省中だと意識するだけでも気持ちが楽になる。これは新しい感覚。

まだまだ、コーチとしては半人前にもなってないけど、コーチングを学ぶことで、まずはセルフコントロールと内省のきっかけをつかんだ気がしています。

あとは、コーチングの基本であるどういった行動変容に繋げていくか。

コーチ育成講座で出会った人々

コーチとは目標に向かって走るクライアントと一緒に伴走する人。だからこそ、コーチ自身も大きな目標に挑戦し続ける人でないといけないと思う。

今回のZaPASSコーチ育成講座~BASIC編~は、まさにそういう人たちの集まりでした。講座内容はもちろん、一緒にペアコーチングをおこなうことで、どういう思いでコーチになろうと思っているのか、事業の悩み、個人の悩み、それらをどう立ち向かっていこうとしているか。その思いが本当に熱くて、毎週刺激的。そういう熱意に私自身の心がどれだけ前向きな気持ちになったことか。感謝しきれません。

コーチングは人の生き方そのもの

人それぞれゴールが違うからこそ、コーチングも人それぞれ。だからコーチは全身全霊でクライアントを信じきる。クライアント以上に。

コーチングは生き方そのものである、と懇親会で話が上がったけど、まさにそうだと思う。

何かきっかけがあれば、と思って始めたコーチ育成講座。その奥深さを肌で感じで、働き方や生き方そのものを見直すきっかけになったし、改めて自分がやらないといけないことが明確になりました。

コーチとして一人前になるためにはまだまだ自分には足りないものが多すぎる。でも、完全な人なんていないし、それらを補うためにチームがあり組織があるはず。一人ではできないことをチームとして達成する。

コーチとは、

  クライアントが思っている以上の場所にたどり着くように導く人

このコーチングスキルで組織力をいかに高めるか。カオスに向き合いながらチャレンジしていきたいと思います。

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