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【相続税の準備9】&ちゃっかりさん

久しぶりに地元の銀行へ行きました。
ここに来るのは、父の10年分の取引履歴をお願いして以来です。

この銀行での任務は2つ。
①父が亡くなった6月15日時点での、全ての預金の残高証明
②母が退院したので、母の10年分の取引履歴のお願い

①については、以前取引履歴をいただいたことを話し
残高証明も必要なことを伝えました。

「分かりました。この用紙に記入してください。
 それから、(私の)実印と印鑑証明書はお持ちですか?」
「あ・・・。父の実印しか持ってきませんでした。
 明日にでもまた持ってきます」

ちゃんと必要な物を調べておけば良かったと反省(-_- )


それから②についてです。

母の取引履歴をもらうためには、本人が窓口に来るか、
無理なら銀行の職員が施設に行くしかない、
と以前言われたことを伝えた上でお願いしました。

「母は退院したのですが、補助しないと歩けないので、
 できれば施設に来ていただきたいのですが・・・」
「分かりました。相談してみます」

(相談タイム)

「分かりました。二人でお伺いすることになるので、
 予定をあわせなくてはならないのですが・・・」
「母の病院がある○日と○日以外だったらいつでも大丈夫です」
「分かりました。ちょっとお待ちください」

(相談タイム)

「11月1日の16時しか空いてないんですけど・・・」
「その日で大丈夫です!」
「施設はどこでしょうか?」

そこで、施設の場所を伝えました。
窓口のお姉さんはスマホで調べています。

「あ、5分くらいで着くんですね」
お姉さんはほっとされたように言いました。

母の取引履歴がずっと気になっていたのですが、
何とかもらうことができそうでほっとしました。


銀行を出たのが14時59分。
信用金庫にも行きたかったけれど、当然無理です。
起きるのが遅かったので仕方ありませんね(^_^;)


それからホームセンターに寄りました。

母が書きやすいように、ノック式の1㎜の太さのペンを渡していました。
ですが昨日の電話で、
「あれだと細いからもっと太いペンが欲しい」
と言われたためです。

ノック式でこれ以上太い物はない?ので、
ラッションペンを何本か購入して施設へ向かいました。


施設につくと、洗濯物と昨日母から頼まれた靴やお菓子、
それにラッションペンの入った袋を渡しました。

それから、11月1日に銀行の方が来られるので、
書類を書かせて欲しいことをお願いしました。

「分かりました。では会議室をお使いください」
「ありがとうございます!!ついでに、郵便局の委任状も
 母に書いてもらいたいのですが、いいでしょうか?」
「大丈夫ですよ(^_^)」

良かった・・・。

これで郵便局の母の取引履歴も何とかなりそうです。


今日は母から電話がかからないなと思っていたところ、
20時頃にやっぱりかかりました(^_^;)

今日持って行った23㎝の靴を、早速履いているようです。
「この靴、本当に履きやすくていいわ(^_^)」
「そりゃあ、良かったね(^_^)」

ですが、明日、履かなくなった22.5㎝の靴を持って帰って欲しいと
母は言いだしました。

「明日でもいいけど、明後日そちらに行くから明後日じゃダメなの?」
「明日じゃないと困るのよ」

はいはい・・・。

さらに母が、ややこしいことを言い出しました。

明日は、妹が母を内科に連れて行ってくれる日です。
妹は電車で帰ってくるので、施設から内科までは
いつも施設の方に連れて行ってもらっています。

母はその施設の方に靴を持って行ってもらってどうのこうの、
と言うのです。

「なんでそんなややこしいことになるの??
 いつものように、私が施設に取りに行けばいいでしょ?」
「じゃあ、歩は何時に取りに来るの?」
「いや、それはまだ分からないけど、何時でもいいじゃない」
「それだと困るの」

そこでまたあれやらこれやら説明し、
母には何とか納得してもらいました。

どうやら母は、お気に入りの靴が無くなったら困る、
と思っていたようです。

部屋からおろされた荷物はスタッフルームに置かれていて、
取りに行くとそれを渡してくださるので無くなりません。
(今までに無くなったこともありません)

というわけで、明日もまた、施設に行ってきます(^_^;)


少したって、本日2回目の電話がかかりました。

「歩、あのペン、細いわ」
「あれより太いって言ったら、マーカーかな?」
「そうそう、それにして」

「お菓子はどうだったの?」
「ああ、あれはいいわね。歩が(賞味期限を)書いてくれていて
 良かったわ(^_^)」

母が喜んでくれたようで良かった(^_^)

「これからもいろいろあると思うけど、よろしくね(^_^)V」
と母。

けっこう母は、「ちゃっかりさん」なのでした・・・。








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