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旅のはじまりは国立国会図書館から

旅に出ます。
衣装に逢いに行きます。
服と布をめぐる「いとへんの旅」です。

旅のはじまりは

今回はまずは旅の準備として、国立国会図書館に行くことから始めました。

なんでまた図書館、しかも国立国会図書館(関西館)に? とお思いでしょう。それはですね、旅先(国内)の地域に伝統的に伝わる衣装の論文を調べるためです。2年ほど前に読んだ服飾系の論文でその衣装の存在を知り、どうしようもなく心惹かれていました。

それが、秋田県の西馬音内盆踊りの端縫い(はぬい)衣装でした。

その独特の組み合わせ、色合わせのセンスにぐぐっと心を掴まれたわたし。そこで、端縫い衣装に会いにいくための旅に出ることにしたのです。


国立国会図書館へ

わたしはそのきっかけとなった論文を、ふたたび探していたのでした。調べると、国立国会図書館にその資料があることがわかりました。遠隔の複写サービスもあるけど、時間があまりないし、行った方が早いかもと思って。それに、大学生の間に一度は国立国会図書館に行って見たかったんです。なんか研究してる人っぽくないですか? ウフフ。

というわけで、旅の準備は国立国会図書館(関西館)から。国立国会図書館に潜入です。どんな場所なんでしょう。ワクワク。(館内の撮影は禁止のため、掲載した写真は外観と撮影可能場所のみです)

それでは、行ってみましょう。

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旅の準備

ドレスの仕立て屋タケチヒロミです。 日本各地の布をめぐる「いとへんの旅」を、大学院の研究としてすることになりました! 研究にはお金がかかります💦いただいたサポートはありがたく、研究の旅の費用に使わせていただきます!