タケチヒロミ(Roulottes)
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40代、ドレスと学問は両立できるか?
学びは、わたしたちを、思いもよらない素敵なところに運んでくれる船だと思う。
3年前の今ごろ、わたしは40代後半で通信制大学に入学することを決めた。ドレスをつくる仕事と、学業との両立には不安もあったし、ふたりの子の母でもあるわたしが大学で勉強を始めることは、最初は家族にいい顔をされなかった。
でもわたしは学びをあきらめなかった。
そしてわたしはこの春、芸術大学の文芸コースを卒業し、学芸
できないわたしは足で稼ぐしかないのさ、日帰り尾道・研究の旅
あるていど予想はしていたのだけど、4月に入学したばかりなのに早くも大学院の学びに苦戦中。(早すぎん?)
いや〜、やっぱりそうかあ。
人生そんなに甘くはなかった。
3月に通信制大学を卒業し、4月からは仕事をしながら同じく通信制の大学院で文化遺産と繊維製品とのかかわりについて研究しているのだけど、これがなかなか大変で。大変というか、しょっぱなから研究のテーマや方法について考え直さないといけないかん
いつの間にか終わっていたけど、いい春だったな
きのうのドレスの発送をもって、春の繁忙期がひとだんらくしました。
夢中になってドレスをつくっているうちに、いつの間にか桜がほころび始め、きゅうに満開になって、やがて葉桜になり、そして気がついたら桜が終わっていました。
でも。
いい春だったなあ。
さて、これから週末の大学院のゼミの準備をします。
それからたまりにたまったnoteに書きたかったこと、これからぼちぼち書いていきますね。
どう
はじまりました、社会人大学院生。
繁忙期の途中ですが、週末は大学院の入学式のために京都へ行ってきました。
京都はちょうど桜が満開で。
新入生気分をたっぷり味わうことができました。
さて、わたしは大学院の「芸術学・文化遺産領域」で、日本の近代(江戸〜明治期)の、北前船による繊維製品の交易と衣装文化について研究します。これがものすごい持続可能な循環システムだったんです。きっと現代につながる学びも多いはず。
それにしても、まさか
いっしょにワクワクしてくれてありがとう
何がうれしいってやっぱり、新しくウェディングドレスのリメイクのお問い合わせがあったとき。
もちろん、お仕事をいただけるってことがとってもありがたいし、うれしいんだけど、
まずその前に「次はどんなドレスなんだろう〜」ってワクワクする気持ちがいちばん最初に来る。だって世の中にはひとつとして同じドレスがないんだもん。だから次はどんなドレスが来るのか、う〜ん、楽しみ、早く見てみた〜い! って、子どもみ
なんでわたしが仙台に? 神戸-青森の長い旅でみつけたこと
ちょっとちょっと、なんでわたしが仙台へ?
なんで仙台おんね〜ん!夜中の仙台駅前で写真を撮りながら、思わず笑ってしまった。神戸から青森に向かっていたはずなのに、なんでわたしが仙台おんね〜ん! と。ネイティブじゃないのに関西弁が思わず口をついて出てしまうほどの事態。(ほんとに口に出してた)
ああ、わたしのファースト仙台がこんな形で。(ファーストキスみたいに言うな)仙台にはね、ちょっと憧れていたのよ
旅とブンガク|大学卒業の知らせを太宰治の生家で知る
この度、通信制大学の文芸コースを、ぶじに卒業できることになりました。これで博物館学芸員資格も、同時に取得できることになります。ああよかった。
大学の事務局にも単位の取り忘れがないことは確認していたし、たぶん大丈夫だとは思っていたのですが、はっきりと「卒業可」って言われないとなんだか不安で。だっていままで何度も思い違いをして失敗してきたから。でも今度こそは大丈夫そう。
長かった。2年で卒業するつ
津軽こぎんの旅|ただの旅行者だったわたしが県の事業で青森へ行くまで
昨年より青森県の事業に関わらせてもらっていて、もうすぐ青森へ行きます。うれしい。
今回、青森の伝統工芸・こぎん刺しのウェディングドレスを制作させてもらったので、そのお披露目会というかたちでトークイベントに参加…、というか「登壇」するのです。ひゃ〜、登壇だって!
ああ、なんでこんなことになったのか。つくづく不思議です。みなさまも、なんで神戸のドレス作家が青森県の事業に参加してるんだ? とお思い
インスタを毎日投稿してみたらどうなるか実験しています
急に思いついて、2月はInstagramを毎日投稿してみています。ドレスの仕事用のアカウントです。
これはちょっとした実験です。わたし、じぶんで実験するのが好きなんです。
変化はね、ありましたよ。まず、リール動画をつくるスピードがあがった! 最初は1本のリール動画をつくるのに3時間(!)もかかっていたのだけど、いまはめっちゃ早くなった。やっぱり慣れって大事ですね。
それからさまざまな機能にも
ことばの届く距離を想う
ことばが流れ星みたいにびゅんびゅん届いて、その反響にじぶんで驚く、という1週間だった。
北海道・二風谷から「ゴールデンカムイのnoteを拝見しました」とわたしのInstagramに連絡をくださったのは、なんと映画ゴールデンカムイの小道具や衣装をつくられたアイヌ工芸家さんご本人だった。
えっ!!! うそでしょ。
あの、エンドロールに名前のあったご本人?
まさかご本人と繋がるなんて!!!!
映画とファッション|衣装からみた映画「ゴールデンカムイ」
映画「ゴールデンカムイ」、見ました?
めっちゃよかったですよね。ゾクゾクしました。
登場人物が現れるたび「うわー、土方歳三きたー!」とかひとりでキャーキャー思いながら観てました。
さまざまな角度から映画「ゴールデンカムイ」については語られていると思いますが、ドレスをつくる仕事をしているわたしはやはり、「衣装」の面から映画「ゴールデンカムイ」のすごさをみてみたいと思います。
また、博物館学芸員