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#27【セブ島留学】20年間熟成された英語嫌いを変えたフィリピン留学

私はいま世界一周の前準備として、フィリピンのセブ島に約2か月の語学留学にきています。

私は中学生の時から英語が苦手というか大大大大嫌い。
はじめて英語を習ったのが中学1年生の12歳なので、私の英語嫌いは気がつけば成人を迎えたことになります。

中高は進学校、大学/大学院を出て、仕事では外資系製薬会社のプロジェクト担当という履歴書だけ見ると英語できそうに見えますが蓋を開ければ以下の通りボロっボロ。

  • 中学1年生:日本語のように1文字が1音にはならないという発想がなく、初テストで赤点⇒英語が嫌いになる

  • 高校3年生:定期テストは常に赤点付近。2次試験で英語がないという理由で大学を選ぶ

  • 大学4年生:大学院入試で英語最下位

  • 大学院1年生:TOEICを初受験し350点を叩き出す

  • 社会人1年目:内資系の企業に就職するも、業務手順書、マニュアル、報告書が全部英語で絶望

毎年英語学習を目標に掲げるも挫折。独学は不可能と悟り、英語コーチングを受けるも、仕事とメンタル不良を言い訳に勉強は進まず大金をどぶに捨ててきました


そんな私が、とりあえずやるだけやってみるかという軽い気持ちでフィリピンに語学留学にきて約1か月が経ちました。

一番知りたいのは語学力は伸びたかですよね??
大変言いづらいですが、4週間が経った現在、ペラペラになったなどの劇的な変化はありません。
しかし、1つだけ変わったことがあります。それは”生まれて初めて英語の勉強が楽しいと思えるようになった”ことです。

今まで苦行でしかなかった英語学習を、楽しいと思わせてくれたのは何か。それは間違いなくフィリピンで出会った人々です。


フィリピン留学気になるけれど、ちょっと高いしオンライン英会話でいいかなと思っている人はいませんか??
フィリピン留学には、間違いなくオンラインでは得られないものがたくさんあります。この記事を見て、短期(1か月)でもフィリピン留学に行ってみようかなと思ってくれる方がいればうれしいです。

私の留学基本情報
・語学学校:SMEAG CAPITAL校(セブ本島)
・寮+授業料(8週間):約37万円(ビザ延長費用などで+7-8万円)
・寮:4人部屋
・渡航前の英語力:TOEIC620点

もちろん、遊びも勉強のうちです!

英語の勉強楽しいじゃん!と思わせてくれた人たち

①底抜けに明るい先生たち

授業の開始の合図はチャイムではなく音楽が流れます。すると先生が踊って歌いだすので曲が終わるまで授業が始まりません(終わりはどんなにキリが悪くてもちょうどに終わります笑)。一部の先生は10分休憩の間もアカペラで歌って踊っています。

授業は各クラス(90分)同じ先生が毎日担当します。まじめに問題を解いたりしている時間もありますが、スピーキング練習と称した雑談もかなり多いです。毎日話すので、おすすめの観光地のような話から恋愛相談までかなり深く色々なことを話します。

特に楽しみなのがリスニング、スピーキング担当のR先生。
美人(本人自覚あり)、彼氏なし(恋愛自粛中)の元恋愛中毒者で、毎日のディスカッションではテーマの半分以上が恋愛系です。話せば新しい元彼が登場し、怖くて元彼の総数を聞けません(日本人は2人とのこと)。
その他にも元リーディング、ライティング担当の先生がマジの日本のアニメ/漫画オタクだったり、グループクラスの先生が1年前の片思いをまだひきづっていたりと本当に皆さん面白いんです。
まじめな話題だと、教育システムの違いや、結婚事情、ストリートチルドレンなどの貧富の格差、宗教感についてなども本に書いてあることと違う点も多かったりととても考えさせられます

そんな先生方の話をもっと深く、正確に聞くには私自身がより英語でコミュニケーションできるようになるしかありません。
雑談がしたいからという、ちょっとずれた動機ですが毎日授業行くのが楽しみなんです。英語でコミュニケーションをとるってこんなに面白いんだと思わせてくれた先生方には本当に感謝感謝です。

②本気で英語を学んでいる仲間

学校によって特色が異なると思いますが、私が通っているSMEAG CAPITAL校はセミスパルタ校と呼ばれる一般的な学校より少し勉強が大変な学校です。朝6:40から授業が始まり、最後の授業が終わるのは20:30という鬼畜スケジュールで、その後も自習しないと復習、宿題が追いつきません。

ですが、頑張っているのは自分だけではありません。夜の11時でも自習室は3,4割の生徒で埋まっています。仲間と一緒に全力で頑張ることができる環境はオンラインでは得られません
何事も一生懸命やるって大変だけれど楽しいですよね??周りも大学生くらいの年齢の子が多いので、若いエネルギーに囲まれて生活するのも楽しいですよ。

友だちは20-23歳!

③みんな英語が話せる街の人々

フィリピンの公用語はフィリピノ語と英語です。小学生から英語でプレゼンの授業があり、年齢によらずほとんどすべての人が英語を話せます。

週末の遊び相手になってくれる子供も、小学校高学年くらいの年齢になると普通に英語でコミュニケーションがとれます。中学生になると英会話力は抜かされます。
公用語だから当然と思う方もいるかも知れませんが、彼・彼女らが普段の会話で使っているのはセブであればセビアノ語という全く別の言語です。すなわち、将来よりいい職業につくため、彼・彼女たちは英語を勉強して喋れるようになっているんです。

職も治安も教育も、あらゆる環境がフィリピンより恵まれた日本という国に生まれた私たち。英語学習の教材だって本屋さんに行けば山のようにあります。一方でフィリピンの教科書は粗悪なコピー品です。
なのにフィリピンの方の方が圧倒的に語学力が上という事実を目の当たりにし感じた感情は何ともいえない”情けなさ”、”くやしさ”でした。

日本人の国民性はフィリピンの方に比べてかなり勤勉だと思います。けれど真面目に勉強して負けるのは嫌じゃないですか!?
もっとしゃべれるようになりたい、ならないといけないと刺激をくれたのは街の子供たちでした。

留学は楽しい!でも最低限の学力はありますか??

私はTOEIC600点前後で留学に来ましたが、留学生の中で語学力は中の上くらい。裏を返せば約半分以上の方が私より語学力がない状態で留学に来られています。しかし、心の底から日本で最低限(TOEIC500点くらい)は勉強してから留学に来られることをおすすめします(特に単語と文法)。

全く英語を勉強していない状態でこられた方も何人か知っていますが、楽しそうに授業を受けている方に出会ったことがありません。最低限の語学力がないと、先生がどれだけゆっくり、簡単な単語を使って話してくれたとしてもコミュニケーションをとることができず授業に楽しさを見出せません。
頭のねじがぶっ飛んでる先生とおしゃべりして初めて楽しいと思えるところだと思うんです。
そうなると、空き時間は日本人で集まり、週末のアクティビティの時だけイキイキする留学生の出来上がりです。

私は達成できませんでしたが、できることならTOEIC700-800点くらいの学力があると、海外の友達もすぐにできたりと理想のスクールライフを送ることができると思います。

最後に

私がフィリピンで肌で感じた、先生から学んだ”楽しさ”、仲間からもらった”ひとりじゃないという気持ち”、街の人から感じた”くやしさ”はオンラインでは味わえません。

円安によって日本人が留学や海外旅行に行くハードルはどんどん上がってしまっているのは間違いない事実です。
けれども、行った人にしかわからない一時情報は決してネットでは買えません

仕事があるから、お金がないからと言い訳はいくらでも作れますし、私も作ってきました。けれど、何とか頑張って4週間×30万円を工面することができるなら、4週間だけでも留学にきてみませんか?(1-2週間というプランもありますが正直おすすめしません。英語の楽しさを感じる前に終わってしまうと思います。)

現在、Xで、授業のこと、学校のこと、週末の過ごし方(アクティビティ等)など留学中に感じたことをつぶやいています(@svkn_jpn)。

#セブ島留学の日常  で発信しておりますので、興味があれば覗いてみてください!

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