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J1第11節 vs川崎(A)

2024/5/3 16:00  IN U等々力陸上競技場

前節名古屋相手に2-1と最後の判定で苦しめられたがしっかりとゴールデンウィーク連戦初戦のホームゲームで勝ちきったレッズ。今節は昨年もこの時期に対戦した川崎フロンターレとの対戦。

川崎は現在2勝3分5敗で16位と前半戦は完全はスタートダッシュに失敗した。まだ序盤戦なので浦和との勝ち点差は5しかないが、インパクトや内容を見ると少なからず差はあるようだ。

U-23アジアカップ日本代表に選手され、現在チームから離脱している選手はセンターバックで名を挙げてきているDF高井幸大。
センターバックが補強ポイントで、名実ともに足りていないポジションで不足が出るのは痛いが、まもなく帰ってくるので今は耐え時だ。

☆川崎フロンターレ戦への展望

情報と印象
・システムは4-3-3
・パスサッカーで組織的に崩すチーム
・足元の技術に長けた上手い選手が多い
・U-23日本代表に高井幸大
・マンネリ化が進み晩年期に突入した印象

予想メンバー

希望メンバー

欠場濃厚: 大畑、酒井、岩尾、関根、ソルバッケン、安部、リンセン
出場停止: なし

GK〜DF

勝利した前節からの変更はないだろう。
どの選手もコンディション良く闘ってくれており、90分を通して脚も攣ることなくファイトし続けてくれている。

特に石原選手酒井選手が抜けた後からの試合4試合で安心して使われるようになった。

また渡邊凌磨選手もようやく左サイドバックが板についてきており、これからは「個」を出していく段階だ。ゴールやアシストで結果を残していければ最高だ。

MF〜FW

前節はサプライズとして安居選手の活躍が目立った。残念ながら90分フルタイム出場は叶わなかったが、交代する89分まで耐え忍んだ。

この活躍が影響し川崎戦ではスタメン出場が濃厚だが、途中交代で入るエカニット選手武田選手堀内選手あたりには期待しつつ、前節ベンチ外となった小泉選手にも注目だ。

☆展開予想と相手の特徴

川崎がホームとなる中で、浦和がボールを持つ時間は多くはないだろう。時間が過ぎた後にはある一定以上仕掛ける時間が与えられるだろうが、どちらが主導権を持つか気になるところ。

試合終了間際の後半ロスタイムでは近年等々力劇場として劇的な展開も訪れやすい。
昨年は劣勢の中で交代カードを切りリンセン選手のゴールが生まれた。

《攻撃の特徴》
遅攻がメインだがキレのあるカウンターも持つ

ビルドアップでは両サイドバックが高い位置を取り、基本的にセンターバック2枚が担っている。上手く回せる時は前線に多く人数をかけられるため押し込めるが、ビルドアップがハマった時は数的不利でカウンターを喰らいやすいのが特徴。

中盤の三枚はキャプテンMF脇坂を中心に日本人コンビが形成する。基本的にはフォーメーションを大事にした5レーンを活かしてくるが、FW家長は相変わらずフリーマンの役割で縦横無尽に移動する。捕まえるのは難しいと思うが、最後の局面を作らせないようにしたい。

そしてこのチームはGK上福元から一気にロングスローがある。フォワードへの速攻があるので、カウンター返しには警戒だ。

《守備の特徴》
限定する守備とブロックを組む守備

このチームはハイプレスを猛烈にかけてくるチームではなく、組織的に狙いを定めて制限してくるチームである。そのため浦和は外回しのボール回しを余儀なされ、柏戦のような停滞するビルドアップが起こってしまうかもしれない。

また川崎はセンターバックに問題を抱えており、本職のメンバーは多くない。サイドバックに適性のある選手が多く出ており、固さはない。DFジェジエウも出れるか微妙なところであり、DF佐々木とDF大南がコンビを組むと予想している。

そして押し込まれた際にはローブロックを形成し、低く陣取る傾向にある。センターバックを本職とする選手が少なく、エアバトルに長けた選手も少ないので、浦和サンタナをいかに防ぐかがポイントとなりそうだ。

☆キーマン

[浦和] T・サンタナ選手 背番号12(CF)

ウィークポイントと言える川崎センターバックに対峙するポジションとして、彼のポジションはキーとなりそうだ。
前節はPKでの得点であったが、得点王を目指すストライカーとして流れの中からも取っていきたい。
暖かくなる季節にかけて調子が上向くとの清水サポーターの情報を信じ、この試合の活躍に期待したい。

[川崎] エリソン選手 背番号9(CF)

川崎で唯一テイストが違うプレイヤーだ。
今季ブラジルから新加入となったストライカーはJの市場価値最高額の浦和ソルバッケン、2位のグスタフソンと並ぶレベルの高い選手。
闘牛のような力強いパワーの持ち主で、タックルを受けても倒れない猛烈なフィジカルを備えている。
抜け出した時では身体を活かしてドグソを与えるシーンもしばしば。気をつけなくてはならない選手だ。

☆結びに

ゴールデンウィークの2戦目。
アウェイ川崎が舞台となるが、今季未だ連勝が無いレッズは是が非でも勝ち点3を得たいところ。

戦力が機能してきた中、ここで負けるとまた振り出しに。
勝って5月はいい波に乗ろう。

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