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Chapter.18 秋芳洞探検隊が行く(広島、山口、福岡旅行編)

Chapter.16 一雫の水。時間と共に創られた世界(広島、山口、福岡旅行編)|村野雄彦@Linkup @takelinkup #note #わたしの旅行記

つづき。
いよいよメインダンジョンとなる「秋芳洞」へ。

冒険者を飲み込む大きな口。
往復90分のコースと公式ホームページに書いてある。おおよそ1㎞にわたる地下川が作り出す、日本最大級の鍾乳洞。道は歩きやすく整備されているので体力に自信がなくても問題なく歩ききれると思います。

秋吉台地下最大200mぐらいのところを歩いているため涼しい。
フラッシュをたくとこんな感じだが、間接照明のみで、幻想的な空間を堪能できます。

「秋芳洞冒険コース」約5分ぐらいで完走できるコース。ハードモードなケービングコースを味わいたい人用。1人300円で料金箱に入れるタイプ。

入口で備え付けのライトを借りれる。急なポイントは横の手摺りがわり設置されている鎖につかまりながら登れるようになっているが、あまり小さい子を庇いながら登るのは危険だし楽しめないかもです。
ちなみに下の子4歳がギリギリ楽しめたかなと思います。
しかし登りながらの写真はブレブレですね。

はしごを登りると「六地蔵」がおまちかね。
見ていただいたとおり、かなりの高低差。
登りきった達成感があって良かったです。


どれもこれも素晴らしい造形美。ちゃんとポイントポイントで岩の名前と解説をしてくれるアナウンス機械が設置されているのだが、記録不足で名前がはっきり思い出せない、、、せめて記録と記憶が出来ているものをピックアップ。


「百枚皿」約500枚のお皿のような形の岩が階段のようになっている。水滴が落ちる際にできる波紋の端の泡立つ部分に石灰分が長い間沈積して出来たものらしい。今でも増え続けているということになるのかな。

「洞内富士」洞内最大の石筍で、

石灰で真っ白になった天井を雲に見立て、頂上を雲に突っ込んだ富士山になぞらえた、今から1万年~2万3000年前に堆積した高桟敷とよばれる礫層の上に、石灰分を含んだ水が流出、礫層をおおいつくすように固まったものだ。
今も、富士山の表面には、わずかずつではあるが水が流れている。

疑問だが、石灰岩を含んだ水が洞内で堆積し続けるということは、いつかは洞内が塞がることがあるのだろうか、、、なんてことを調べていたら、地下水の継続的供給、地下水の成分、気候変動や地殻変動等外的要因が奇跡的に組み合わさる事で出来るため、その成長が止まらなければありえるのか?ご存知の方教えてください。

「黄金柱」
秋芳洞正面入口と黒谷入口の分岐点にある、高さ15mの柱。照明を当てると黄金色に輝く岩肌が綺麗だが、緑色部分はLED照明を好んで成長した藻類が増殖したものだそう。どうやら藻類の問題は昔からあるようだ。観光地化する事で自然界に影響を与えてしまうのは間違いないようだ。とても美しい洞窟だったので見れるのは本当に嬉しかったが複雑な気持ちだな、、、

ここで洞窟写真は終了。
写真の順番で載せてるつもりですが、登場する岩の順番めちゃくちゃかもな、、、

最後に「3億年のタイムトンネル」。
地球誕生から今に至る壁画が施されてます。
ここまで2時間ぐらいかけて歩いてました。
次の場所に行く時間を考えて、出口で待っていたタクシーに乗って戻りました。
運転手の方がカルスト地形についてや、地上から秋芳洞がどの辺にあるかを熱心に教えてくれる方で勉強になりました。

つづく

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