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面接の逆質問で給与などの質問はして良いのか?

最近支援をさせて頂いた求職者の方で、「逆質問の時に何を聞くべきなのかわからない」「給与とかの待遇に関して聞いても良いの?」という悩みがありました。

採用面接に行くと必ずと言って良い程面接の最後には逆質問の時間が設けられていますが、それについて悩む方は結構多いみたいです。

質問の内容はそこまでマイナスには影響しない

まず最初に、結論として質問の内容が常識的なものであればそこまで選考の結果にはマイナスな影響を及ぼす事はないです。

あまりにもひねくれた質問や意地の悪い質問をしてしまうと、そのままイメージが悪くなってしまい選考の結果に悪影響を与えてしまう可能性も無くはないとは思うのですが、そもそもそこまでぶっ飛んだ質問をする方もあまりいないでしょう。

よく面接の逆質問における悩みの部分で「給与やお休み等の待遇面に関する質問はしても良いモノなのか?」という相談を受けます。

これに関しては、質問したからと言って悪いイメージを持たれる事は無いです。(と言うかそれで嫌なイメージ持つ会社はそもそもブラックの傾向が強いかも)

ただそうは言われても聞き辛いという方もいるかと思いますので、スムーズな聞き方が出来る方法をいくつかご紹介します。

待遇面に関する質問をスムーズにする方法

質問の順番を考える

まず一つ目は、待遇面の質問をするタイミングに関してです。

面接も順調に進み、最後に「何か質問はございますか?」と聞かれた事に対していきなり待遇面の質問をぶつけるよりは、まずはワンクッション挟むことがオススメです。

まずは会社の事業への好奇心やどんな人が働いているのかを含めた社風等の、待遇面以外への興味を質問にしてみましょう。
あとは職務内容や業務内容に関して質問したい事があればそれもOKです。

〇例文で言うとこんな感じ↓
・若手の場合
「20代(や第二新卒)で中途入社をした方で、どんな方が活躍されていますか?」
「ご縁を頂き入社させて頂く場合は、それまでに何か学んでおくべき事等ございますか?」
自分の成長意欲等をアピール

・即戦力クラスの場合
「私と同年代(同じくらいのスキル)の方はどういった立場でご活躍されている方が多いですか?」
「今後の事業展望を踏まえ、私に期待して頂けることはございますでしょうか?」
自分の経験を活かして貢献をしたいと考えている、という事をアピール

あくまで一例なのでこの限りではありませんが、要は自分がその会社に入って働いている場面をイメージしてもらえる質問は結構印象が良いです。

話を戻しますが、そういった質問をした後に待遇面に関する質問をする事で心理的なハードルも下げる事が出来るのではないでしょうか。
また面接官の人にも「この人は待遇ばかり見てるわけじゃないんだな」とポジティブな印象も与えられます。

質問をしている意図を伝える

「給与はどれ位になりそうなのか」とだけ聞かれると面接官は少し引いてしまうかも。

大切なのはなんでお金が必要なのかを伝える事です。

「最近子供が生まれたので、待遇の面でも現在よりも向上させたいと考えております」という給与面が気になっている理由を伝えるだけでも印象は全然違います。
またそういった意図を伝える事によって、その後の給与交渉においても考慮をしてもらい易くなります。

エージェントを利用する

3つ目はスムーズにする方法とは少し違うかもしれませんが、間に人材紹介会社を入れている方なら担当エージェントに聞いてもらうようにすると良いでしょう。

単純な企業のご紹介に限らず、そういった給与面の交渉や間に入って直接聞き辛い事を確認する事も私達の重要な役割です。

上手な質問で面接の評価は高められる

面接における逆質問の場は、求職者が会社への疑問や不安を解消する場であるのと同時に、企業が自社に対しての興味を確認する場でもあります。

やっぱり質問を求められて「特にありません」と言われてしまうと、「この人ウチに興味ないんじゃない?」と言う印象を受ける人事の方は結構いらっしゃるみたいです。

逆質問の時間を上手に利用して、自分の意欲をしっかりとアピールできるようにしましょう。


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