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旅するパフェ3 [畑の菓子職人]が丹精込めて作り上げだ作品は[色][味][形]が出荷の段階で既に拘り尽くされ完成しているそこに余計な細工は必要ない

[シンプルイズベスト]

Hashimotofruitsの[パフェ]を一言で表すなら
これ以外に無いだろう

[畑の菓子職人]が丹精込めて作り上げだ作品は
[色][味][形]が出荷の段階で既に拘り尽くされ
完成している
そこに余計な細工は必要ない

っと言うのが私の[果物]に対する基本的な考え方だ

この考え方は亡くなった先代である
父の言葉が大きく影響している

「果物はそのまま食べても
     他の物に引けを取らない
           これは凄い事なんだ」

と病床で誰かに語っていたのを
今でも強く覚えている
私が、まだ[果物屋]になる前の話だ

知らず知らずのうちに、父の[果物]に対する姿勢も
引き継いだのかもしれない

なので、[パフェ]を創る時も
グラスの初めから最後まで
丸ごと[果物]感を心掛けている

HashimotoFruitsのパフェ

[果物]は想像以上にデリケートな物
触り方一つで簡単に変色してしまい
ナイフの入れ方で形を成さなくなってしまう
特に桃は想像し易いだろう
極力触らず、極力切らず、しかし、食べ易く
使う物は[果物]とアイスクリームと少量の生クリーム
生クリームも甘さを控えた軽い物を使う
[果物]を楽しむなら、これだけで充分だ
実際アイスクリームも生クリームも使用していない[パフェ]もご提供している

前回の記事で取り上げた
[チョコレートパフェ][和風パフェ][フルーツパフェ]

の楽しみ方の大きな違いはここに有る

[チョコレートパフェ][和風パフェ]は
各々のパティシエや菓子職人の技術を楽しむ物

[フルーツパフェ]は[果物]その物を楽しむ物

両者共に[パフェ]と言うカテゴリーでは有るが
その楽しみ方は各々で異なる

つまり、Hashimotofruitsの立ち位置は飽くまで

[果物]の器、主役は[果物]

一歩引いた所に
HashimotoFruitsが有ると思っている

パティシエの方や、菓子職人の方が腕を磨く様に
HashimotoFruitsはその器を磨く

[フルーツパフェ]を楽しむ大切な要素に
[旅]と[エンターテイメント]がある

日本全国、または世界の[果物]を
一挙に楽しめる場面はそうそう無いだろう
それが出来るのが[フルーツパフェ]の魅力の一つだ

HashimotoFruitsでは仕入れを
出来る限り広範囲で揃える様にしている
[果物]を通して小さな旅気分を味わって頂く為だ

そして[エンターテイメント]

ご来店頂いたお客様の中には
ご自身と[パフェ]を一緒に
写真に収めて下さる方がいる
特に小さなお子様連れの方に多い
[パフェ]は、さながらアミューズメントパークの
キャラクターの様だ
これは店舗で無ければ味わえない楽しみ方だろう
その光景を見る度に[パフェ]は
[エンターテイメント]なのだと強く感じる


[パフェ]を一種のエンターテイメントとするなら
グラスには[夢]、お店には[演出]が必要になる
しかし、過度な演出は要らない

ご来店頂いた事のある方ならご存知の事だが
HashimotoFruitsの店内は白がベースとなっている

HashimotoFruits店内

日本の四季は季節毎に表情と彩りを変える
その彩りの象徴が[果物]だと自負している

季節毎の彩りの変化を楽しみながら
ご注文頂いた[パフェ]で白い店内に
お好みの色を添えて欲しい
そこで初めてHashimotoFruitsは完成する

群馬県桐生市のほんの一角
そこに[果物]と[器]が有っても
お客様が居なければ[パフェ]は仕上がらない
[パフェ]の語源が[完璧]であるなら
お客様、生産者様、そしてHashimotoFruits
この3つが揃って初めて
[完璧な果物(フルーツパフェ)] と成るのだから



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