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鉄腕となった男の後日譚 第一章

Tips: 人はその外見から受ける印象が全体の八割を占める。しかし、人を外見だけで判断してはならない。 序章無事に右腕の手術が終わった。 各方面に多大な迷惑を掛けて入院した今回の一件だが、1週間の入院生活を経て、幸いにも右腕の状態は日々快方に向かっている。 骨折や手術による神経の損傷はないようで、回復すれば従来に近い生活を送れるようだ。 とはいえ、今も尚右腕の関節部の可動や筋出力に問題を抱えている。 具体的な症状はR-15のレーティングに引っ掛かりそうなので省くが、退院し

    • 2週間後に鉄腕となる男の物語 最終日

      Tips: 入院は合法的かつ強制的なナースプレイ。 目次 これまでのあらすじ前回の物語 強制ナースプレイスタート。 これは、2週間後に鉄腕となる男の物語。 備忘録12日目の述懐編 漸くだ。手術は明日の10時。 今は入院前の検査を終え、病室のベッドに腰掛けてこの記録を残している。 2週間弱前、手術前の同意確認で散々脅されたのが今となっては懐かしい。 「肩の筋肉を切る手術だから前みたいに肩は動かせなくなる」「手術後に神経を圧迫して腕や指が動かなくなる可能性がある」「

      • 2週間後に鉄腕となる男の物語 10日目

        Tips: 5/10はメイドの日。 これまでのあらすじ前回の物語 なんか最近折れた腕に慣れてきて、ヌンチャクみたいに振り回して戦える気がしてきた。関節部が肘と骨折箇所で2点あるからちょっと強そう。 難点は折れたまま振り回すとアホほど痛いことくらいか。 これは、2週間後に鉄腕となる男の物語。 いつかの備忘録10日目の述懐編 さて、随分と間隔が空いた。 最後が5日目で今日が10日目、5/12には入院するから明日が多分最終回。 昼間ごろごろしながらネタを探していたところ

        • 2週間後に鉄腕となる男の物語 5日目

          Tips: 大切なのは、反省し改めるという意思を示すこと。 これまでのあらすじ前回の物語 ズドーン!バコーン!バキッ!プラーン… 対ありすー☆ これは、2週間後に鉄腕となる男の物語。 5日目の備忘録日常編 最近ようやく右腕の機能が回復してきた。 空のペットボトルや歯ブラシなど、軽量であれば短時間保持することができる程度には力が戻った。めでたい。 色々なものを持って試そうとしたが、現時点ではバスタオルをぎりぎり持てない程度だった。まあこれも伸び代と言ったところか、鉄腕

        鉄腕となった男の後日譚 第一章

          2週間後に鉄腕となる男の物語 3&4日目

          Tips: 一般的にあまり知られていない事実ではあるが、尻の内部そして肩の内部は、構造的に外部からモノを突っ込むことを推奨されていない。 これまでのあらすじ前回の物語 あらすじを書こうと思って前回のnoteを埋め込んだら、知性のちの字もない2日目の書き出しで泣いている。 人は決して過去からは逃れられない。失敗は影のように付き纏い、アホみたいなTipsが今日の自分に牙を剥く。 しかし、人を作ったのが神だと言うなら、これは神の手落ちと言えはしないだろうか。完璧な人間なぞいな

          2週間後に鉄腕となる男の物語 3&4日目

          2週間後に鉄腕となる男の物語 2日目

          Tips: 知性のちとうんちのちはどちらも同じち。 これまでのあらすじ前回の物語 腕ポキッ! →ドキドキ☆腕に棒を入れよう! →入院手続き失敗 →令和の待機児童(イマココ) 2日目の備忘録日常編 本来は今日が手術日だったが、今日も今日とて待機児童。 会社の同期、人事、救急隊員、医者、両親と皆が皆口を揃えて、 「骨折は絶対痛いでしょ…」 と言うが、上腕骨の骨折はそんなに痛くない。本当でござる。 肉体レベルが16を超えた種族人間のオスは総じて肉体強化が施されている。 そ

          2週間後に鉄腕となる男の物語 2日目

          2週間後に鉄腕となる男の物語 1日目

          右腕を骨折し、会社に行けず手術もできない。 これ以上打つ手…元い打つ右腕がないので、今日から日々の記録を付けることにした。 このまま無為徒食と過ごせば無価値に終わってしまう日々も、記録に残せば後々振り返った際に価値のあるものになるかもしれない。 基本情報紹介 性別: 男 年齢: 24歳 身長: 174.2cm 体重: 67.7kg 腹囲: 78.0cm 血圧: 118/66 mmHg (年齢以外はR6年1月17日時点の健康診断記録より) 特記事項: コロナ陽性(無症状

          2週間後に鉄腕となる男の物語 1日目