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未来を照らせ

「GOKOUが差す」


この1日は本当に、そんな光景をたくさん目の当たりにできた。


長崎県長崎市の、市街地から車で20分ほどの郊外。
閑静な住宅街にあるお寺で、「寺スハウス」は行われた。

実は直前まで、この日曜日は雨の予報だった。
イベント主催チームだった僕はもちろん、皆が天候を心配していた。

天気のこともそうだが、
「本当にみんな見に来てくれるだろうか」
「本当にみんな楽しんでくれるだろうか」

考え出せばキリがなくて不安だった。




その不安は、まず早朝の綺麗な朝日によって1つ消えることとなった。


寺スハウスフライヤー1表面

この日のためだけに晴れたといっても過言ではないくらいの快晴。
とてもとてもきれいな秋晴れ。
気持ちがよかった。


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太陽に照らされてイベント会場に向かう足取りは、とても軽やかだ。





そして、準備が終わりイベントが始まると、
もう1つの不安も瞬く間に消え去った。


普段は静かに時が流れるお寺の風景は、この日は見られなかった。


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スタートと同時にたくさんの人。
家族と・友人と・恋人と、本当にたくさんの方にご来場いただいた。


中庭で店を構えたキッチンカーには長蛇の列。
本堂の中ではきらびやかなアクセサリーが一際目を引き、
来場された方は思い思いの商品を手に取っていた。

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本堂中央では、まずDJがグルーヴを作り、続いてNANAIRO PRODUCTIONによる賑やかなステージが展開される。

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本堂入口には、足の踏み場がないほどの靴。
子供たちも一緒になって踊り、手を上げ、笑顔を見せてステージを照らす。
もちろん、合言葉は「Peace」だ。

特別な照明器具の用意はなかったけれど、そんなものは一切要らなかった。




そして別室では、「ハモらんばプロジェクト」によるアカペラ体験も行われた。


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体1つでできる音楽の広がりを体感する。
改めて、音楽の持つ無限の可能性を実感できる。




おさらいするが、ここはお寺である。



普段ここでは絶対に流れないであろう類の音楽が、この日はガンガンに鳴っている。


本当にカオスだった。






イベント中盤、
このお寺の僧侶をしている同級生と、長崎で様々な活動をして注目を集めている二人の若者とのトークセッション 。
「いのち」について考える40分。それぞれの自分の未来を照らすための時間。

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そしてその後には、お寺ならではの音楽「雅楽」の生演奏。
元は奈良時代にまで遡る歴史を持つ調べが、心を照らす。


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天から笙の音色が降り、龍笛と篳篥との「三管」はまさに宇宙だった。

そこにいた全員が、呼吸を忘れた。

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イベント終盤、
主催メンバーとして携わらせていただいたこと、
このイベントの趣旨、自分自身の今と未来、
いろんな想いが重なったセットリストを展開したのは、私。


セットリスト

1:opening
2:明日もし、君と逢えたら
3:afternoon

4:あたりまえが降り積もったら
5:ドライフラワー(cover song of 優里)
6:夢の先(cover song of 古賀涼)

7:ガイドさんは言いました


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今まで、あたりまえのように毎週末行っていたライブやイベント、
いつものメンバーでの飲み会、お出かけなどいろんなものが、
「あたりまえではなくなった」ここ数年。

僕自身、苦しくなったけれど、
同時に思っていたことは「苦しい分だけ、その”あたりまえ”をたくさん積み重ねてこられた証拠だよね」ということ。


今までの”あたりまえ”に感謝し、これからの”あたりまえ”を積み重ねていきたい。

その先に夢がある。

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歌っていて、聞いてくださっているみなさんの顔を見て、本当にそう思った。






この「寺スハウス」というイベントは、
これまでの自分自身のルーツである”縦の繋がり”と、
今の自分自身を作る”横の繋がり”がたくさん交わる場所として、
そしてその大切な瞬間を照らす空間でありたいという想いで企画したイベント。

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このコロナ禍、
人と人とのつながりの大切さを、改めて実感したからこそ、
自分のこれまでと今ある繋がりに感謝し、そしてまた新たな繋がりを生み出す場として、その記念すべき瞬間を照らす場所として、
このイベントがあったらいいなぁと立ち上げた。


会場となった「浄土真宗本願寺派 教宗寺」は、
主催メンバー松尾直哉氏の家族のルーツの場所。
私の同級生が務める場所。
そのほかも、日々の活動などでの繋がりからご縁が重なり、
かつ、「コロナが落ち着いたらまず行いたいイベント」として、
絶対に譲れなかったこのコンセプトを叶えられる場所は、
ここしかなかった。

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終わってみれば、延べ約400名の来場者。
皆さんが笑顔になって帰っていかれていたのがとても嬉しくて、
本当に「やってよかった」と思った。

確かに、かなりヘトヘトになった。
座ってしまったら、瞬時に寝てしまう自信もあった。

でも、その疲れも嬉しかった。
お寺の明かりを背に家路に着くのが、とても名残惜しかった。


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(翌日の仕事に行くのがこれほど億劫になったことはない)





最後に、

ご来場いただいた皆さん、いかがだったでしょうか。
新たな繋がり・ご縁はできたでしょうか。
今まで見たことのなかったものやことに触れられたのなら幸いです。
そして、もし「楽しかった」のなら、本当に嬉しい。

日曜日の貴重な時間に、こうして足を運んでくださり、
本当にありがとうございました。



会場を貸していただいた教宗寺の皆さん、
色々とお手伝い・助言などをたくさんいただきましてありがとうございました。
本当にご迷惑をおかけいたしました。

イベントを行えるのは、その場所を提供してくださる方がいるから。

そして今回は「お寺」です。
普段は絶対にDJなんか流れない、ダンスなんてやらないことでしょう。
そういったことにも心広く迎えてくださり、
本当に感謝しています。

本当にありがとうございました。


主催メンバーのみなさん、
企画準備段階から本当にありがとうございました。

このメンバーだから、今回の「寺スハウス」は行うことができました。
素晴らしい縁だと思います。
みなさんのこれまでの縁がたくさん重なって、
今回の来場者の方の人数であったり、何よりあの素敵な空間を作ることができたと感じています。

僕が一番、みなさんのパワーに照らされていました。
本当にありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。


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この「寺スハウス」、
2回目へと続きます。


これからの展開もお楽しみに!


#寺スハウス

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