銃を頭に突きつけられた気分

何回経験しても、「オーディション」や「コンテスト」、「〇〇大会」というものは慣れない。
人前で何かやることについては慣れているが、あの空気感は好きになれない。


僕の大好きな言葉・考え方の1つに「100%勝つと分かっている勝負でないと挑まない」というものがある。
尊敬する西野亮廣氏の言葉。


確かに、あの場で歌を歌えと言われたら100%勝てただろう。
審査員の皆さんすらも感動させれた自信はある。


しかし今回の”勝負”は「ピッチ」である。
 
 


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昨年7月から取り組んできた「コッコデショ」の集大成として開催された、
Nagasaki Startup Compass 2022。

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コッコデショとは? こちら


上場企業が一社も無くなってしまった長崎市から、10年以内に東証一部上場企業を輩出しよう!
そのための機運を作ろう!と始まった壮大なプロジェクトの1期生として、
3倍ほどの倍率の中から選出していただき、起業に向けての取り組みを行ってきた。
 

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毎回ヒリヒリするような刺激の中、毎月出される深い宿題。

その宿題をやりさえすれば起業できるというわけではもちろんないし、
宿題に加え自身で課題点やタスクを見つけそれをこなし、翌月のワークショップまでに確実に成果物を持ってくることが求められる。
そして、株式会社Kabuk Styleの代表取締役”KJ”こと砂田さん、大瀬良さんに非常に近い距離で見守っていただき、
普通じゃ絶対に聞けない「今まさに成長しまくっている企業の代表者のマインドや考え方、見ている景色」を直に聞くことができる。
 
加えて、共に起業を目指す仲間”だけ”がいる環境。
 
 
これは何百万円と支払っても中々巡り合えない環境だ。
 
 

僕はのこの環境下で8ヶ月過ごしてきた。
今思い返しても、結構すごい環境だったなと思う。

この「コッコデショ」の集大成として開催されたピッチ大会。
 
自身のビジネスアイディアをプレゼンし、グランプリには賞金100万円。
 
当然、狙って獲りにいった。
 

 
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「100%勝つと分かっている勝負でないと挑まない」。

今回も、もちろんそうしたかった。
そしてそのレベルまでトコトン引き上げる行動をすべきだった。

しかし、一歩も二歩も遅れている状況だとわかっていながら、それを充分にしなかったのだ。
 

 
勝負は、実は昨年の12月時点で既についていた。
そこから何もしなければ。

挽回するためにはどうすべきか。
短期間ではあるがしたたかに戦略を練り即実行しその数を重ねていくしかないが、
まだまだ数が足りていなかった。
 
 
 
 
 
戦場では、少しの気の緩みが死につながる。
兵士は前線で、寝る時も小銃をキツく抱いて寝る。
訓練中、うっかりその小銃が教官にとられたら強制終了となり、連帯責任の壮絶な罰が待っていたりする。


昨日のピッチ大会、ステージ上でグランプリのパネルを持つことなく手ぶらで終えた僕は、
戦場で小銃を敵に取り上げられた兵士が、頭に銃を突きつけられ今にも殺されようとしている瞬間のような、
「あぁ、僕が甘かったな」
という気分だった。


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これまでも、
挑む前から完全に「負け戦」と分かり切っているオーディションなどに挑んだことはあった。
過去に経験した「〇〇大会」や「〇〇オーディション」といった類のものは、やる前から大筋で誰を勝たせるかが決められているものもあって、余程のことがない限り覆ることがない場合も多い。
(今回のピッチ大会がそうだとは言っていない。過去の話をしている。)
 

だからこそ、そんな大会などにはもう出たくないなと思っていた。
 
 
 


 
しかし、なぜ今回のピッチ大会には挑んだのか。
 
 
 

 
それは、「仲間」の存在だった。


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コッコデショでともに取り組んできた仲間、
 
自分のアイディアに対して「いいですね!」と言ってくれた仲間、
 
起業したら一緒に働いてくれると言ってくれた後輩、

一緒に事業をやっていこうと言ってくれた妻

 
 


例え、何か賞を取れなかったとしても、
人前で自身の考えや思いをプレゼンする場を見てもらうこと、
そして自分が一番「挑戦」しているという姿を見せることが大事だよねって思ったし、
これから先、例え負け確のものであっても何か1つでも成果を持って帰る必要が出てくることだってあるだろう。
 
そして、このピッチで「グランプリじゃなかったこと=このビジネスは成功しない」
というわけでは絶対にない。

 
 
諦めた時に、失敗や負けになるのだ。
このビジネスは、諦めずに淡々と、情熱を持ってやっていく。
必ず長崎を、そして自分自身を変える。
 
 
 
 
 
昨日のステージの端っこで、僕はそんなことを思いながら佇んでいた。

 
 
 
 
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とは言っても、

悔しいもんは悔しいので、お酒を飲まずにはいられませんでしたwww

終わった後のビール最高でしたwww

このために生きてるって感じでした♪



そしてこのブログを書いている現在も、見事に頭が痛いですwwww


 
さぁ、また今日からリスタートですね!!!!
引き続きよろしくお願いします!!!


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