見出し画像

せんせい、あのね(昭和59年9月17日)

きょう、がっこうのかえり、はらくんとこみやくんとかえって、はらくんが「いんたびゅう」といって、ちかくであるいてるひとのそばにいって「おじさん、なんさいですか」と、いってかえりました。
とてもおもしろかったけど、ちょっとかえるじかんがおそくなって、おかあさんにおこられるとおもったけど、わけをいってゆるしてもらいました。

(母からのコメント)一ねんせいがかえっていたので、いそいでかえってまっていたけどなかなかかえってこないのでしんぱいしていました。かえりのじかんはとてもたのしく、おともだちとあそべるきちょうなじかんなのね。でもみちくさはよいしゅうかんではないのではやくかえるようにきをつけなさいね。

(先生コメント)いんたびゅーなんて、おもしろいことをかんがえたものですね。

珍しく母からのコメントあり。
これまたよく怒られなかったなぁ、と思った。
これもまた時代の変化もあるのだろうか。
良くも悪くもまだおおらかだったのだと思う。

平日の昼間に通学路で出会ったおじさん。どんな人だったんだろう。
答えてくれたのかは書いてないけど、どうだったんだろう。
もしいま自分が小学生に「おじさん、なんさいですか」って話しかけられたら、どうするかな。
すごく楽しそうに帰っている子供たちが、楽しい気持ちのままでいられるようにしてあげたいな、と思った。
母も先生も叱ったり咎めたりせず、子供の楽しがっていることを尊重していて、偉いと思った。
それでも「きをつけなさいね」はやっぱり必要ですね。
※もちろん名前は変えています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?