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せんせい、あのね(昭和59年10月1日)

きのう、あめがふったのでおにいちゃんのうんどうかいがちゅうしになりました。
それにげえむがおくってきてずうっとげえむであそびました。
あそんでいたらともだちがきたのでいっしょにげえむをしてあそびました。

(先生コメント)だんだんはれたけど、ちゅうしになってざんねんでしたね。

お兄ちゃんの運動会に触れてはいるものの…、完全に話題の中心は「げえむ」です。
このころのゲームといえば、ファミコン。
任天堂の初代ファミリーコンピューター。
調べたら1983年発売ということなので、我が家には比較的早く導入されていたことになる。
今なら「スイッチ」をする、「プレステ」をする、となるのかもしれないけどこの当時はまだ「ファミコン」とは言わず、「げえむ」で通じたんだろう。

叔母がゲームをするのが好きで、自分たちのためにもわざわざ本体やソフトを買って送ってきてくれていた。
だから良くも悪くも、うちにはゲームが普通にあったので、親におねだりしてソフトを買ってもらったりしたこともほとんどなかった。
当時は親から見て、ゲームってどういう位置づけだったんだろう?
単なるおもちゃの一つ?
それから40年近くたった現在、「ゲーム」がまさかこんなに社会に影響のある大きなものになるとは思っていなかったのではないか。

先日実家に帰った時両親と一緒に話していたら、「孫(私から見ると甥)がゲームばっかりしているんだけど、どうしたらいいんやろう?」って言っていた。
「うちもずっとゲームあったし、普通にずっとしてたと思うよ・・・」とは言わなかった。
もしかしたら自分の時は、あまり時間を制限されたり怒られた記憶もないので、まあそんなに熱中していた、というわけでもないのかもしれない。

写真は「みんなのフォトギャラリー」から使わせていただきました。写真のファミコンは江戸東京博物館に展示されているものだそうです。ちなみに今は亡き我が家のファミコンはコントローラーがゴムの四角ボタンのものでした。


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