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【ふじ旅】 海外旅行やらかしました -香港-

みなさんは海外旅行がお好きですか?

海外旅行って、日本にいる時とは違う非日常感が味わえるのが楽しくて、私は好きです。
滞在期間の数日間なんて、気がつくとあっという間に過ぎ去ってしまいます。

決められたツアーの行程ではなく、
最大限に自分の「好き」を詰め込みたい。

前置きが長くなってしまいましたが、
フルアレンジの旅行を楽しむべく、ツアー会社を通さずに自己手配をした結果、こんなトラブルに遭遇したよ!っていう体験談をご紹介します。

はじめに

本記事は、筆者の行動が主な原因で発生したトラブル体験を纏めた物となります。
他の旅行者や会社・団体への迷惑行為等を推奨するものではございませんので、予めご承知おきください。

また、記事の一部に当時の負の感情が滲み出ている部分がございます。

それでも大丈夫だよって方は本文へGo!

香港は気軽にいける外国

香港までの所要時間は約5時間。
時差がマイナス1時間なので、日本を10時に出発すると14時には現地に到着します。
沖縄(那覇)までが約3時間なので、少し足を伸ばすだけで行けちゃいます。

まさか香港でトラブルに遭遇するとは、この時は思いもしなかったわけですが。

アフリカのエチオピアという国

エチオピアっていう国をご存知でしょうか。
日本とほぼ同じ、人口約1億人を有するアフリカの国です。

同じアジアの香港でのトラブル話でしょ?
なんで遠く離れたアフリカの話をしてるの?って思われた方、まだページを閉じないで。
少しだけ詳しい説明をするお時間をください!

日本とエチオピアを結ぶ航空会社

エチオピアには政府が100%出資する、実質国営とも言えるエチオピア航空があります。
エチオピア航空は日本にも就航していて、エチオピアの首都アディスアベバと日本の都市を結んでいます。

日本とエチオピアって直線距離でも約1万km離れていて、直行便だとなかなかしんどい。
そこで、東京からアディスアベバに向かう飛行機はどこかの都市を経由する形のものが多くなっています。

お気づきの方も多いと思いますが、エチオピア航空は香港を経由するルートを通っています。

エチオピア航空のチケットを買った

エチオピア航空に乗るとアジアに行くのにアフリカへ行く体験が半分出来るんです。
エチオピアのCAさん、機内食は日本→香港便のメニューだけど、何となくエチオピアっぽい機内サービスが楽しめるかもしれない。

面白そうじゃね?って感じのノリで飛行機のチケットを購入し、香港に向かう事になりました。

いざ搭乗!なんか座席が…

時刻は夜の9時。予約からどんどん膨れあがって破裂しそうな期待を胸に飛行機の中へ。
機体はわりと新しめのボーイング787。

でも、なんか座席の網が破れてるし、座席のリクライニングが少しおかしい席も…

少し不安な点もありますが、旅に小さなトラブルや不満は付き物。気持ちを切り替えて旅行を楽しむ事にしましょう!

香港についたー!時刻は朝の3時

香港に到着したけど、観光するのはまだ少し時間が早いようです。
エチオピア航空の一番の難点は早朝に到着してしまう事かも知れません。

空港内の無料仮眠施設(ベンチ)で休憩を取り、世界的に有名なカフェで早めのブレックファーストを済ませます。

腹ごしらえも終わり、外の景色もだいぶ明るくなってきたので香港の街に繰り出す事にしましょう。

初めての香港を満喫

ここからしばらく平和な観光が続きます。

色々と面白い体験があって、ぜひそれらも全て文字に起こしたいところではありますが、長くなりそうなので別の記事にてご紹介します。

そして最終日、香港との別れ

楽しかった香港旅行もあっという間に終わり。
数日間お世話になったホテルをチェックアウトし、空港に向かいます。

搭乗手続き、制限エリアへ

帰りもエチオピア航空のカウンターで搭乗の手続きを行い説明を受けます。
搭乗時刻とゲート番号の案内をされ、いざ制限エリア内へと入りこみます。

おしゃれなカフェと青島ビール

お昼ごはんも済ませ搭乗を待っていたのですが、どうやら案内板によると飛行機の到着が遅れている様子。

せっかくなのでおしゃれなカフェ&バーに入り、青島(チンタオ)ビールで残りの時間を楽しむ事にしました。

カフェを出て搭乗ゲートへ

カフェ&バーでしばしの時間を過ごし、本来の出発時刻近くになったところで一度様子を見に行く事にしましょう。


あれ…??

何かおかしい……


搭乗ゲート付近に人に人が全然いません。

案内板を見ると後ろ倒しされていた出発時刻を元の時刻に戻っています。

一気に…不安な…気持ちと……吐き気がこみ上げてきます。

急いでゲート前のスタッフの元へ。

時刻は出発時刻の5分前。
事情を説明すると「もう出発の準備が済んだので乗せる事は出来ない」との回答。
スタッフさんに案内され、荷物と共に制限エリアの外へ戻る事となりました。

便の変更はOK、ただし二日後

航空会社の窓口で今後の相談をしたところ、次の便に変更する事は可能との回答。

日本に無事帰国できるようで一安心。

しかし、次の便は日曜日まで来ないとの事です。
友達が土日に仕事の予定が入っている事もあり、別の手段での帰国を検討する事になりそうです。

海外で飛行機を急遽手配

現地から新たな飛行機のチケットを予約し、帰国までの時間短縮をする事にしました。
海外からのチケット予約方法は別の記事でご紹介します。

無事にチケットが取れたので、夜9時の便で高雄へと出発します。

香港から台湾へ

今度は香港から一転、台湾へと舞台が移ります。
香港国際空港からわずか1時間半の距離。

日本の八王子市にある高尾町でも、京都市にある高雄町でもありません。
台湾の高雄市にある高雄国際空港へと降り立ちました。

なんで、わざわざ台湾へ行くのかって?

理由は単純で
 ・友達の予定がある翌日夕方までに帰れる
 ・その中で料金が最安値のもの
を調べた結果、台湾経由が最適となりました。

ちなみに短い時間の飛行ですが、国際線なので機内食も出ます。

高雄国際空港≠24時間営業

高雄国際空港に着いたまではいいものの、乗り継ぎ便の出発は翌朝の6時。
今が夜の11時ですので、7時間ほど時間を潰す必要があります。

空港職員の方に確認したところ、空港内で翌朝まで過ごしても良いとの事。

ただし
 ・深夜0時になると空港の出入口は封鎖
 ・封鎖後は朝まで外に出る事が出来ない
 ・電気と空調もオフになる
という条件付き。

何もないけど安全な場所で過ごすか、暗黒の世界に飛び出すか…うーん、悩みます…

Googleマップで調べると近くに麥當勞(マクドナルド)の表記を発見。
一晩なら何とかなりそうです。冒険の旅に出る事にしましょう!

両替所で台湾ドルを手に入れよう

地獄の沙汰も金次第。
とりあえず、一晩を乗り切るためには台湾の通貨(台湾ドル)が必要です。

両替所も1店舗営業中のようですので、千円ほど現地通貨に変える事にしましょう。

千円じゃダメだってさ

両替所に行き1万円札を出して千円分だけ両替したい旨を伝えますが、なんと結果はNG。
日本円のおつりが用意出来ないそうです。

1万円分の両替となると、今晩マクドナルドで「メニューの端から端まで」と注文しても使い切れる気がしません。

じっくり考えたいところですが、空港も両替所も営業終了時間が迫っています。
最悪無一文での夜明かしを覚悟し、空港の外へと出発することにしました。

ATMで台湾ドルを得る

夜の街を歩いているとコンビニを発見。
現金が無いなら、クレジットカードで何とかなるかと思っていましたが、日本のクレジットカードは使えないとの事。

マジか…

私の持ちうる手段では物資の調達手段が無くなりました…

しかし、幸いな事に友達が海外で通貨引き出し可能なカードを持っているようです。
早速、ATMで300台湾ドルの通貨を引きだし、今夜の寝床(寝ないけど)、マクドナルドに向かう事にしましょう。

朝一番、高雄国際空港へ

朝の4時までマクドナルドで過ごし、今回は余裕を持って空港へと向かいます。
すぐにでもチェックインしてゲート前に張り付いていたい気分ですが、営業開始は5時からとの事。

カウンター付近をうろうろしながら待ちます。

やっと帰れるんだ…

わずか半日の出来事でしたが、搭乗時刻が近づくにつれて気分が高まってきました。

日本に帰国→おにぎり

無事に台湾の高雄国際空港から飛行機に搭乗。
日本の成田空港へと到着できました。

空港を出て、成田空港駅でファミマに入りおにぎりを手に取ります。

私自身はそんなに日本食へのこだわりは強くないと思っていたし、海外旅行で日本食レストランに入る事は基本無いタイプです。

でも、この時はおにぎりが食べたかった。

時間が経った今でも、あのシーチキンマヨの美味しさは忘れられません。

やらかし旅の教訓

今回の旅で勉強になった事や、持ってて助かった物を合計3つほどシェアしたいと思います。

◆飛行機のスケジュールは常にチェック
飛行機の時刻変更は頻繁にありうるものです。自己責任で常にチェックするのが安心です。
◆クレカは常に使えるとは限らない
現地で外貨を引き出せるキャッシュカードや、クレカならキャッシングも出来るとGood!予備の通貨を持つならアメリカドル最強です。
◆現地の通信手段は大事
スマホが使えるかどうかで、情報の精度や出来る行動が全然変わります。タイの周遊SIM、ahamoなどの海外ローミングなどがあると便利です。

最後に

ここまでお付き合い頂きありがとうございます。

旅行でトラブルに合うと嫌な思い出が残るという方も多いと思います。
でも、無事に帰って来れたら、そんなトラブルも含めていい思い出になるなと私は思っています。

2022年12月現在、まだまだ海外旅行は行きにくい世の中ですが、全ての旅行者が楽しい旅を出来ます事を願っております。

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