【お客様は神様である】それはあなたの感想であって【お店側が神様か決めるんです】
「上茶谷さん、あなたは頭がおかしいわ」
ガチャッ…プーップーッ…
先日電話で患者さんに言われた言葉です。
電話を切られた後、留守番電話に今後の施術を断る旨を残し、着信拒否にしました。
個人情報のことがあるので細かいことは書けませんが
「お客様は神様。お客がお金を払うおかげで、生活が成り立つんでしょ?」
という考えをお持ちの方で、まあワガママです。
私は他人のことを考えられない、自分勝手な方には異論を唱えるし、利用を断ることもあります。
(とは言っても開業してから、この方が初めてです。)
私と同じような気持ちでいたり、出入り(サービス利用)禁止にしたりした方はいるのかと思いTwitterでアンケートを実施しました。
なんと167名のうち半分以上が禁止したことがあるようでした。
意外じゃありませんか?
予想以上にコメントもいただいたので、多くの人が関心のある話題であると思い、記事を書くことにしました。
そもそも“お客様は神様”の意味は?
演歌歌手の三波春夫さんが言った言葉だそうです。
今では「客は神様のように扱え!」とお客の側が主張する言葉の印象が強いですが、元来そうではありません。
三波さんは以下の想いを込めて、この言葉を発したようです。
より詳しい情報は⇩のページに掲載されています。
お客様は王様という言葉をご存知ですか?
知る人ぞ知る、経営の神様、松下幸之助さんが言った言葉です。
さかのぼると、アメリカの考え方みたいですね。
お客様は王様の意味について⇩
アップルワールドのwebページはコチラ
この考え方について皆さんはどう思われますか?私は大賛成です。
続いて“私はお客様だ!”と言い立てる人の特徴についてお伝えします。
「私はお客様だ!」と言い立てる人の特徴
16歳から接客業に関わってきた私の見立てでは、
自己中心的
時間を守らない
人の話をきかない
要望(不満)を言うわりに支払いをしぶる
という人にかぎって「私は客やぞ!客がいるおかげでアンタらは生活できてるんやろ!」と主張します。
挙句の果てに思い通りにいかないと、ほぼ間違いなく
「じゃあええわ!」「なんちゅう店や!!」とふてくされます。
ふてくされて離れてくれると良いのですが、こちらが弱気な態度をすると更に要望が過剰になります。
自称神様は他のお客さんの迷惑にもなる
よくいるのがレジ(受付)で文句を言って、店側だけでなく他のお客(患者)さんに迷惑をかける人です。
他の方からすると、待たされるだけでなく、耳障りな怒鳴り声を聞かないといけないし、たまったもんじゃありません。
そしてお客さんはお店側の対応をよく見ておられます。
「この店はこういった対応をするんだ。頼りないな!」
と思われたら、見限られて大切なお客様を失うことも…
1人1人のお客さんを福の神のような方なのか、弊害をもたらす悪い神なのかしっかり見定めましょう。
※余談:福の神・悪い神の例はコチラ⇩
神様のような対応をしてほしいなら良いお客を演じる
お店の人といえど1人の人間で、感情があるわけです。
怒鳴られたら腹が立つし、お客さんに笑顔で「ありがとう」と言われたらそりゃ嬉しいです。
僕は買い物や食事へ行ったら、店員さんがどのような人であっても「ありがとうございます」と言います。
顔馴染みになったら、雑談もして互いに笑顔が生まれることも。
想像してみてください。自分に対してエラそうな態度をとったり、暴言を吐く人に心底親切な対応をできますか?
良いおもてなしを受けたいなら、店員さんが気持ちの良い接遇をしたくなるお客を演じた方が得ですよね。
(廃人のような店員さんはこちらが笑顔でお礼を言っても、不愛想です。多分疲れていたり上司に怒られたりしてるんですよ。気にしないでおきましょう。)
最後に:お客様を神様のようにおもてなしする日本人の接遇は世界に自慢できる
先日、世界を飛び回って仕事をしている方が来院されました。
その方は「日本人ってマッサージがめちゃめちゃ上手なんですよ。相手に合わせて施術してくれるからね」
と、仰られてました。
他の国だと「強さはどうですか?」「痛いところはないですか?」などを確認したり、患者(お客)さんに合わせようとしないそうです。
美容室や飲食店もお客さんの要望に応えようとする所は少ないそうです。
日本人のサービス力の高さは“お客様の要望にお応えしたい”という純粋な心があるからかもしれませんね。
最後までご覧いただきありがとうございました、引き続きよろしくお願いいたします。
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