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【漢方・睡眠・灸】で腹痛と下痢が1日で改善した出来事

先日、急な腹痛と下痢に襲われました。

休日の夕食後のできごとで、翌日は仕事が控えています。
そのままでは困ると思い、

  1. 漢方薬を服用

  2. 10時間以上の睡眠

  3. お灸で体をあたためる

を実施した結果、24時間以内に症状が治まりました。

この経験で、「東洋医学は素晴らしい!」と実感し、記事を書くことにしました。

この記事は私の個人的な経験を元にしているので、学術的な内容を求める方は、ここで読むのをやめることを推奨します。

では、本題へ入る前に僕の自己紹介をしておきます。

現在、京都で鍼灸・マッサージ院を営んでいます。

では、本題へ進みましょう。


【はじめに】腹痛と下痢の原因を考える

症状が現れたのは2/7(水)の23時頃です。
下痢と腹痛が出た原因を考えながら、その日の過ごし方を振り返ります。

➀ものすごく、体が冷えた

症状を引き起こした日の最低気温が0.8℃、最高気温が10℃の寒い日でした。
冬の京都は空気が乾燥しやすく、盆地地形であるが故に、放射冷却現象が起こりやすいため、実際の気温以上に寒く感じます。

放射冷却現象とは
地面からの熱が夜間に宇宙空間に放射されることで、地表付近の気温が下がる現象。

朝11時から自転車で外出して、美容室や買い物へ行ったり、友人と食事を楽しんだりしました。
帰宅したのは18時30分頃です。

室内にいたときは、暖房が入っていたので寒さをしのげたのですが、外にいたときは、ふきらはぎ~足の先が痛みを感じるくらいに冷えていました。

➁食べたものが原因かも

この日はいつも通り、朝食はみかん、パン、ホットコーヒー。
そして大好きなFRESCOの塩せんべいを食べました。
例のごとく、食後に排便をしましたが、小さなバナナ2本分くらいの快便でした。

その後、美容室⇒書店⇒友人と昼食という流れで時間を過ごしましたが、腹痛・下痢の症状は出ていません。

昼食は14時半頃に、キラメキノトリでまぜそば大盛を堪能しました。



食後3時間経過しても、不快な症状は出なかったし、友人も同じものを食べました。
したがって、食あたりを引き起こしたとは考えにくいと思います。

その後、18時頃に通りがかりの食堂で夕食を摂りました。
食べたのものは、鶏の水炊き定食です。
食材には火が通っていたし、食事中に違和感は感じません。
しかし、店内は目につく所が埃だらけで清潔とは言えませんでした…

➂疲れていたせいで、寒さに体がついていけなかった

僕の平均睡眠時間は1日/7.5時間です。
睡眠時間が減ると仕事の効率が下がるし、カゼを引きやすくなります。
寒さに弱い体質なので、冬は毎年発熱をして寝込んでしまいます。

今季の冬は、

  • 暖房器具を使用する

  • 定期的にお白湯を飲む

  • 体を動かして全身の血流を良くする

を実践しているおかげで、寝込むほどのカゼを引いていません。
とはいえ「疲労が溜まっていない」と言うと、とウソになります。

もしかすると、疲れの影響で免疫力が落ちてお腹を壊してしまったのかもしれませんね。

免疫力とは
「疫(病気)を免れる力」のことです。

寒いのも残り1ヶ月くらいですが、しっかり睡眠を取って疲れをためないように心がけます。

腹痛と下痢を治すために治療を開始

➀下痢と腹痛が出た日の夜にとった対応

ここまで書いた1日を過ごした僕は、全身が重たくて、みぞおちのあたりに張りを感じたため20時半に寝ました。
すると、23時頃、急な腹痛を感じて目が覚めました。

トイレに駆け込んだのですが水状の下痢がシャーシャーと…
排便中も「お腹いてー…」という感じで悶えていました。

排便後、腹痛はやわらいだものの、痛みは0ではありません。
そこで、カゼの可能性を考えて、改源を飲みました。



更に、クラシエの漢方補中益気湯も服用。

その後、暖房と電気毛布の温度を高めて再び就寝。

➁下痢と腹痛がでた翌日にとった対応

お腹の痛みで目が覚めることなく、朝を迎えました。
ベッドで寝過ぎたせいもあるのか、目が覚めたときに思ったのは「あー、体全体が重たいなー」です。

腹痛に関してはピークのお腹の痛みを10だとしたら、3.5くらい残っていました。

仕事は行けそうだし、食欲もありました。
朝食後、排便に行き嬉しい変化が起こりました。

なんと、便に硬さが戻っていたんです。
もちろん、絶好調のときの便には程遠いのですが、若干形が元に戻って、安心しました。

その後、昼の空き時間に以下のツボに灸をすることに。

もちろん施術方法は、艾(もぐさ)をツボの上で燃やし切る透熱灸(とうねつきゅう)です。
お灸をした後、睡魔が襲ってきたので40分の昼寝をしました。
昼寝のあとは、体がスッキリして頭が冴えていました。

食欲がわいたのでお昼ご飯を食べ、お腹の痛みを感じる(排便でトイレにいく)ことなく、患者さんを診ることができました。

その後、夕食は普段通り21時くらいに食べ、腹痛・下痢の症状は出ることなく就寝。

翌日には腹痛を感じることなく、朝食後、気持ち良く排便しました。

さいごに:東洋医学の力は素晴らしい


今回、下痢と腹痛の症状にみまわれて大変な思いをしましたが、

  1. 漢方に頼る

  2. 十分な睡眠をとる

  3. お灸をして体をあたためる

をしたおかげで、すぐに回復し仕事も満足におこなえました。

東洋医学の教えはやっぱりすごいなと身をもって体験したので、今後も勉強を重ね、患者さんの不調をやわらげることができるように、力を尽くします。

最後まで、ご覧いただきありがとうございました。
Xでも情報を発信しているので、ご覧いただけると幸いです。


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