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【鍼灸・マッサージを初めて】受ける患者さんが【不安に感じていること7選】

鍼灸・マッサージ・整体って様々な不調の改善に役立てるし、体に良いことだらけなんですよね。
できることなら国民の皆さんに受けていただきたいくらいです…

しかし、これ等はあくまで“施術者視点”です。

患者さんは施術者が想像しないことを不安に感じるものです。
そこで、当院を御利用になられた患者さんが不安に感じていたことをまとめました。

患者さんの不安を解消し、より良いコミュニケーションに役立てていただけると幸いです。

本題に入る前に簡単な自己紹介を。

開業3年目で1人治療院を楽しんで運営しています。

では本題へ。

①鍼(はり)は痛いですか?

切皮(せっぴ)といって、鍼を皮膚に入れる瞬間「チクッ」と痛みを感じる場合があります。
(もちろん、痛みを感じにくいように工夫します)
鍼が皮膚に入ってしまえばあとは、痛みを感じずに施術を受けてもらえるでしょう。

鍼がツボや筋肉のかたい所に当たると“ズンッ”と響きを感じるのが鍼治療の特徴です。
響きを痛いと感じるか、心地よいと感じるのかは人それぞれなので好みによって刺激を調整します。

②お灸(きゅう)はあついですか?

想像されている以上に熱くないですよ。
むしろ体全体がポカポカして気持ちが良いと感じる方が多数。
(熱いのか?と心配されている方は悪いことをしたお仕置に、灸をすえられていた時代のことを想像されているのだと思います)

やけどの痕が残りにくいモノを使用して施術をおこないます。
(症状によってはお灸の痕が残るような施術をする方が良いこともありますが、事前に患者さんから承諾を得ておこないます)

③ボキボキ鳴らす施術をしますか?

ボキボキ鳴らす施術(アジャストメント・関節矯正)は首や腰を傷めてしまう危険性があるためおこないません。

一般的にボキボキ鳴らす施術は体の歪み(体の左右・前後の非対称)を修正する目的でおこなわれますが当院では音を鳴らさないソフトな施術で体の歪みを整えます。
※詳しく述べませんが、体が非対称=良くない ではありません。

④適切なマッサージの強さはどれくらいですか?

「気持ちが良い」あるいは「すこし痛いけど気持ちが良い」が適切だと考えています。
(症状によっては瞬間的に痛みを与える場合もありますが「少し痛いですよ?」と患者さんに一声かけます)

患者さんに力が入り、体が逃げてしまうくらいの強さは施術を受けた所が痛くなったり、発熱が出てしまったりする可能性があるため良くないと考えています…

⑤マッサージだけ受けるのは可能ですか?

もちろん可能です。
鍼灸が怖い方、マッサージが好きな方はマッサージだけを受けていただいてます。
反対にマッサージより鍼灸の方が効果を実感される方は鍼灸中心(鍼灸のみ)で受けていただいてます。

よほどの理由がない限り、患者さんの希望にそった施術を提供します。

⑥鍼灸・マッサージに副作用はありますか?

副作用と呼ぶのが適切なのかはさておき、施術を受けた日~2日間くらい体全体が重たく感じたり、普段以上に眠気を感じることがあります。

他だと、マッサージを受けたところが筋肉痛になったり、排尿(排便)の回数が増えることもあります。

しかし、これらの体の反応が出た後に施術を受ける前に困っていた症状が改善されることも少なくありません。

施術をおこなう前に以上の反応については説明しております。

⑦女性でも安心して利用できますか?

もちろん、御利用いただけます。
当院を御利用の患者さんの6割以上は女性です。

月経(生理)のときの不調、出産前後の体調悪化、乳がん(子宮がん)治療後の副作用など幅広い症状を診させていただいてます。

余談ですが、男性は不調が出て限界まで我慢してから来院されます。
女性は「あれ、なんだか調子が悪いな」と思われたらすぐに治療を受ける方が多いです。

最後に

患者さんの不安(疑問)を解消することは信頼関係を築き、施術効果を高めるために重要です。
したがって、僕は医療面接のときに不安に感じておられることを確認し、質問があれば納得されるまで答えるようにしています。

皆さんは患者さんが不安(疑問)に感じていることを解決する工夫はされていますか…?

最後までご覧いただきありがとうございました。
X(旧Twitter)でも情報発信しているので、ご覧いただけると幸いです。


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