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建築士の日常8 【2024.3.4〜3.8】


3/4(月) 敷地調査や検査立ち会いなど

朝一は精華町の家の現場にて道路幅や隣地との高低差など確認。

午後は設計担当している分譲住宅の耐力壁、金物の検査を受けるお家と
断熱材の施工検査を受けるお家があり検査の立会い。

検査依頼している民間の検査機関が本部と支社があるんですが
耐力壁金物検査は支社から、断熱検査は本社から検査員が来てらして
同じ分譲地内での検査に別の場所からそれぞれ検査員が来られるのって
時間と費用が勿体無いなと思ってしまった次第

構造屋さんに無理行って急いでもらった資料が出来上がった旨の連絡があり
翌日取りに行くことに。

今、個人的には何かとすることが多くドタバタしている状況ではあるけど
事務所内はそこまで忙しくない雰囲気を感じる。自分にしか出来ないこと以外は手伝ってもらって効率を上げて行くことが必要。

うちは基本担当性で仕事をしているので初めの打ち合わせから現場が終わるまで1人で担当することが多い。
なので良くも悪くも担当者の色が出やすくプランやデザインに関する部分は特に違いが出るかもしれない。

作図画面

3/5(火) 「楽観タイプの建築士」「慎重タイプの建築士」

朝一は昨日ご準備いただいた構造図を構造事務所さんに取りに伺う

その足で役所に提出し諸々の手続きを完了させる。

午後はマンション計画のお話をいただき、まずは現地の確認をということで
業者さんと一緒にお施主さんのお家にお邪魔しお打ち合わせ。
資金計画的な部分もあり、2パターン方向性が考えられることからどちらの方向で進めるか結果が出たらボリューム検討に入ることになりそう。

その後、業者さんが他でお仕事されている設計者さんの話になった。
とある併用住宅の増築の話があり、その設計者さんはお施主さんからの相談に対し
「出来ますよー」と答えていたらしい。設計も進み確認申請の段階で色々と審査機関から指摘を受けたらしくなかなか許可が降りない状況が続いているにも関わらずどうにかします的な対応で時間だけが過ぎてきているとのこと。そんな状況なのでお施主さんは怒り設計者との契約を解除されたとのこと。
なんとなく計画内容を聞く範囲では、なかなか手続き上難しそうな内容で多分、確認申請の許可おりないなと思う内容であった

おそらく設計者にも大きく分けて2タイプいて要望に対して気軽に出来ますよーと答える「楽観タイプ」と根拠や自信のある状況でないと出来ますよーと答えない「慎重タイプ」。

楽観タイプの人の方が望みを叶えてくれそうで話していて楽しいと思うし、楽観的に考える方が物事とりあえず進み出し色んな可能性も広がることもある
一方、慎重タイプの人は出来ない可能性についての話もされるので楽しい話ばかりでないこともあるし不安に感じることがあるかもしれない。
うちは慎重タイプなので出来ない可能性についての話もするので、ネガティブな印象を持たれることが多いであろうと思っている。とはいえ無根拠に出来るなんてことを楽観的に答えることが出来ない。
ただ、ご相談いただいた以上は要望に応えられる方法は考えているし、ご要望のままでは無理であっても、お客さんと一緒に色々方向性を考えていけたらと思っている。

そしてもちろん、今の要望を叶えることが一番なんですが、とりあえずその場がよければいいとも考えていない。
現在、確認申請などの手続きで1番問題になるのは以前に基準を無視して施工された部分に対する内容がほとんど。勝手に増築している、や、境界塀の高さが基準より高い、ブロックで土留めしているなど。この先、住まい方が変わったりした際、何か手を加えたい時に手続き出来なくなるようなことはしてはいけないと考えています。なぜなら今現在、自分たちが一番困っている内容が昔その場しのぎで適当にされていたことなので。
出来ないことはなぜ出来ないのか専門家としての説明が必要であるはず

3/6(水) 役所へ行き、事務所で作図

精華町役場へ確認申請の事前申請提出

その後、宇治市役所へ行き長期優良住宅の認定申請提出
着工日が近いていたので手続き完了し一安心。

その後事務所にて作図

3/7(木) ご好評いただいている階段まわりのデザイン

朝から電話が多い
私、車運転中は電話で話しないことにしているので途中、コンビニ行って電話して、ただ駐車するだけではと思いちょっとした物買ったりしてると時間ってすぐに過ぎてしまう

そんなこんなで午前中終了

夕方、お付き合いのある不動産屋さんのお子さんがお家を建てられるご予定ということでお声掛けいただきお打合せ。

ご好評いただいている階段まわりのデザイン

こちらのお家の階段まわりの雰囲気を気に入っていただけているようでした。
直接、お子さんとお話できたのでプラン調整に入っていく予定。

3/8(金) 建築士の定期講習日

3年に一度の建築士の定期講習日

定員100名という募集だったので、それくらいの人数はいたかと思う。
建築士といっても皆が設計に携わっているわけではないだろうが
ぱっと見た感じからすると、おしゃれな家などを設計しています!的な雰囲気の方はいらっしゃらなかったかな。
おしゃれな家を求めてる方ばかりではないのは承知の上ですが、でも自分が家を依頼するならお洒落な家の方がいいので、そんな家を考えてくれそうな人に頼みたいと思う次第。どんな家を建てるかも大事ですが、それと同じくらいどんな人が建てるかも大事な気がする。自戒を込めて、、、

定期講習後、事務所に戻り来週ご提案予定のプランニングにとりかかる

以前、紙のノートにプランニングしているとき赤ペンで考えると良い案が出来ることがおおく意識的に赤ペンを使っていることがあったので、最近iPadでも赤色でプランニングしたりしている。まぁ単なる思い込み

メモ

「のんびりする」というのは空いた時間にするのではなく、あえて時間をつくらないとできない。


目先のメリットデメリットとあわせてその一歩先のメリットデメリットも


打ち合わせ中のスケッチ、レベル上げろ


顔の見えないWEB関係は頼みにくい




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