定時に帰る日本人
おはようございます!
熊本菊陽町に半導体工場が建設されました。
台湾のTSMCという企業です。
TSMCの方が管理職として
熊本に赴任されてきています。
その方が話していたという記事があります。
日本人は仕事が残っていても定時に帰り、
その残務を台湾人の管理職が
夜遅くまで処理しているとのことでした。
働き者の日本人というイメージからすると
にわかには信じがたい話ですが、
そうなのかもしれません。
働き方改革が進められていますから。
「不適切にもほどがある」
というドラマが人気を博するくらいですから。
*
その一方で、
悲観することもないと考えています。
アメリカの会社に勤めていた頃、
世界中のコンサルタントが
毎年一か所に集まる会議がありました。
1000人はいたのではないでしょうか。
その会社は創業以来、
急成長でそれを売りにしている
イケイケの会社でした。
Japan as No.1と言われ、
当時の日本人も大歓迎されました。
その会合の中で、
ヨーロッパのコンサルタントは地味でした。
ロンドン、パリから来た人は、
大騒ぎをするアメリカ人の傍ら、
隅っこで地味にぼそぼそ話していました。
陰気な集団だと私は感じました。
しかし、
考えてみるとヨーロッパには成熟した経済、
時代を積み重ねた文化があり、
それをベースに狂騒とは一線を画して
自分たちのあり方があったのだと思います。
若い私がそれを意識したのは
しばらくたってからでした。
*
熊本の話を聞き、がっかりするとともに、
当時のヨーロッパのコンサルタントたちを
思い出してもいます。
悲観も楽観も禁物です。
自分たちのあり方を紡いでいくのみです。
「重心は真ん中」
そうありたい。
今日もよろしくお願いします。
安島
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