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定時に帰る日本人

おはようございます!
 
熊本菊陽町に半導体工場が建設されました。
 
台湾のTSMCという企業です。
 
TSMCの方が管理職として
熊本に赴任されてきています。
 
その方が話していたという記事があります。
日本人は仕事が残っていても定時に帰り、
その残務を台湾人の管理職が
夜遅くまで処理しているとのことでした。
 
働き者の日本人というイメージからすると
にわかには信じがたい話ですが、
そうなのかもしれません。
 
働き方改革が進められていますから。

「不適切にもほどがある」
というドラマが人気を博するくらいですから。
 

 
その一方で、
悲観することもないと考えています。
 
アメリカの会社に勤めていた頃、
世界中のコンサルタントが
毎年一か所に集まる会議がありました。
 
1000人はいたのではないでしょうか。
 
その会社は創業以来、
急成長でそれを売りにしている
イケイケの会社でした。
 
Japan as No.1と言われ、
当時の日本人も大歓迎されました。
 
その会合の中で、
ヨーロッパのコンサルタントは地味でした。
ロンドン、パリから来た人は、
大騒ぎをするアメリカ人の傍ら、
隅っこで地味にぼそぼそ話していました。
 
陰気な集団だと私は感じました。
 
しかし、
考えてみるとヨーロッパには成熟した経済、
時代を積み重ねた文化があり、
それをベースに狂騒とは一線を画して
自分たちのあり方があったのだと思います。
 
若い私がそれを意識したのは
しばらくたってからでした。
 

 
熊本の話を聞き、がっかりするとともに、
当時のヨーロッパのコンサルタントたちを
思い出してもいます。
 
悲観も楽観も禁物です。
自分たちのあり方を紡いでいくのみです。
 
「重心は真ん中」
そうありたい。
 
今日もよろしくお願いします。
 
安島

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