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【ポーカー】フロップTT5ttはレンジCBの夢をみるか【ハンドレビュー例】

どうも、最近は消去法の末に66%potcbを選ぶこともあるタカハシタカシです。10zoomへのモチベーションは未だ療養中につき、この様にnoteにリソースを割いています。

先日観た某ポーカー動画で次のようなシチュエーションがありました。

25zoom ef100bb
BTN 3bbop /c SBプレイヤー88 12bb r
f TT5tt
SBプレイヤー「ペアボードなので小さく打ちたいと思います」と33%pot cb

今回のnoteではこのシチュエーションを通じて、どの様にして自身のレベルアップに繋げて行くかについて書いていきます。行われたプレイングの正確さ、理屈の柔軟さを評価し、最終的にはポーカーそれ自体への理解を深める事が目標です。

『色んな動画やテキストがあるけど、上手く行かせている気がしなーい』
『巧い人が言ってる意味は解るけど、だから何?って感じ』

そんな方は是非とも最後まで目を通してみてほしいです。中級者以上の皆様は生暖かく見てやって下さい。

なお、特定の個人やプレイラインを批判するつもりは本当に無いのでそこだけはどうぞ良しなに。

お品書き
レベル1 入門編
レベル2 信用編
レベル3 志と再計算 編
レベル4 ハンドレビューの時間
全体を通じて、まとめ


レベル1 入門編


例えば、先の例でのプレイヤーの発言「ペアボードなので小さく打ちたいと思います」について全く意味不明だと感じたプレイヤーはまずは次の様に物事を進める事をお勧めします。

1. コンセプトを受け入れる
この場合だと“ペアボードで小さなCBが多用される”という説を一先ず素直に受け入れることですね。あとは、CBを打ったことから”相手をfoldさせたかった”或いは”potを膨らませることでより多くのチップを得たかった”などが想像できます。
もう少しレベルを上げるなら、”レンジベットを採用することで相手にこちらのハンドレンジのヒントを与えないようにプレイしたかった”なんてことも考えられます。

なぜそのようなアクションが行われたのか、解説があるのならばそれは理解への近道になる筈です。ミステリー好きならば、ホワイダニット(Why done it = なぜ犯行を行ったか)と言った方が通りが良いかもしれません。

コンセプトを理解することがポーカーにおける検討の最も最初の入り口になります。

画像8

画面の向こうで起こっている物事に理解が及ばない場合でも一旦反発せず、全て受け入れてしまいましょう。相手のやりたいことだけ押え、後ほど別途に調べればOKです。

最新鋭の技術ということでも無ければ、他の動画やnoteで似た内容について解説がある場合が多いです。一つのコンテンツで完結せずにwebで調べ上げるのが吉でしょう。

SNSを利用するという手立てもあります。ポーカー系アカウントが常駐するTLに疑問を投稿する事で良い反応を貰える事もあります。運良くバズれば、より上手いプレイヤーの目に留まり意見を手に入れる事も可能です。

また、最終手段としてプレイヤー本人に質問をぶつけてみるという手もあります。質問文を練る事やプレイヤーとのやり取りそのものに煩雑さを感じてしまう難点はありますが、充分な回答を得る手段としてはかなり現実的です。――その他として信頼できるプレイヤーに直接聞くことが可能な環境ならそれも良いでしょう。
一応の注意として、質問をぶつける前に自身で出来る限り調べる努力を行いましょう。ggrksってやつですね。
(え、何書いてんのかわからない?あー、『グーグルで調べてこい』みたいな。汚いネットスラングを許して……。)

ここまでまとめ
状況と説明を受け入れ、コンセプトを押える。
・生じた疑問への解説がwebに転がっていないか検索する
・場合によってはSNSで不特定多数に聞いてみる
 それでもダメなら下調べの上でコンテンツ制作者に質問を送る。


レベル2 信用編


レベル1のように起こった物事の理屈と説明を飲み込むことが出来たのならば、その理屈と説明の正確性・真偽が気になってきます。

言ってる意味は分かるが、裏付けが無いため信用しきれないのです。

画面の向こうのプレイヤーは誰しも完璧という訳ではありませんから、
その発言のひとつひとつ、アクションの逐一に疑いを抱き、精査する必要があります。

有名鉄強プレイヤーの話でも無い限り、画面の向こうで語っている人間を信用できる理由はありません。いいえ、どんなに有名で実力派からの情報であってもそれを鵜呑みにするだけでは話になりません。そこで留まってしまってはガキのお使い……もとい、ままごと…………真似事どまりになります。

残念ながら、今のポーカーコンテンツには優良で有用なものは数あれ、教科書的に信用の置かれるべきものは存在しません。検定も無ければ資格もありません。あらゆるコンテンツの内容の真偽や前提条件については各々で確かめる必要があります。

例に挙げた状況であれば、SBの3betレンジに88が含まれている他、どの程度のレンジで3betを行っているのかについては想像するより他ありません。BTNでコールしたプレイヤーのレンジについても同様です。アンノウンですから、頻度ベースで20%のレンジでコールしてるのか、10%なのか、5%、1%すらあり得ます。
どういった前提にたってSBプレイヤーの33%CBが成立したのかわからなければ、実際に行われたアクションの正当性もプレイヤーの発言の正確性も充分に納得できないものです。このままでは何一つ、その正当性の検証はままなりません。

細かい姑みたいで嫌ですね。

検討をしてみたいが、どうすればいいのかわからない……。


はい、そんな時は足りない情報をつけ足してしまいましょう。

欠落している情報の埋め合わせ背景の設定でイイ感じになります。
関連したプレイヤー全体のVPIP,3bet率,アグレッション,CB率,平均的なレベルや傾向……etc、これは前提条件と範囲が被る情報ですが、レンジの内容までは完璧に分からない筈なので仮決めしておきましょう。これが欠落している情報の埋め合わせです。さっぱり解らない場合は印象でも結構です。いわゆるプロファイリングですね。

背景の設定もプロファイリングありきです。プレイヤー像について情報をつけ足していきます。
どんなbet額を好むのか、レイズはするか、どの程度アグレッシブか、~~のレートで勝っているか、発言に一貫性がある、自身と思考プロセスが似ているか、とにかく具体性と指向性で肉付けしていきましょう。

特に指向性については、プレイのコンセプトから選択肢の最終決定まで包括的に関わってくるので些細なヒントが大きく作用します。目を凝らして観察しましょう。

出来る限りの肉付けを終えたならば、再度元のシチュエーションに立ち返っていきましょう。背景を充実させることで、オプションの妥当性について検討がスムースに行きますし、最終的にはそのシチュエーションで成立したポーカーが十分に良いものであったのか理解する手助けになります

充分に整理され、背景の肉付けの済んだシチュエーションであれば複数の強豪の各意見を突き合わせることで高度に合理化された結論的な意見を得る事も可能です。――逆説的には、それくらい詰めておかなければ如何に強豪に質問したとしても充分な回答は得られないという事でもあります。

――意味が分からなかったポーカーでも情報を肉付けしていくことで検討が可能になっていくものです。分からなかったアクションを十全に理解・納得できるようになれば、それを使いこなすこともまた自由自在です。これを繰り返すだけで尋常ではなく巧くなります。自由自在なんて嘘くさい言い回しですがポーカーなんてそんなもんです。

次の項からは具体的なポーカーの検討、ハンドレビューに入っていきます。

ここまでまとめ
・行われた行動全てが正しくない可能性を含むため疑っていこう
・何となくで鵜呑みにせず、前提条件で明らかな部分を確認しよう
・不確実で情報不足な部分はプロファイリングで適宜埋めていこう
・行動指針やエクスプロイト、プレイスタイルも背景として押えよう



レベル3 志と再計算 編


先に謝っておきます。ごめんなさい。
ここからはソルバー(計算ソフト)を使い倒していきます。最悪、スノーウィ(ポーカーAI)やGTOウィザードのような計算結果のパッケージでも代用可能ですが、各員の環境次第では対応できない内容になります。

なぜ、ソルバー等のソフトで復習と再計算を行わなければならないのか?

僕からの答えはこうです。

ポーカーは厳密には再現性に乏しいゲームであるが、数を重ねれば似通ったシチュエーションに遭遇する確率は極めて高い。
シチュエーションの要素を分解して理解・記憶しておくことで、類似した新たなシチュエーションで要素の類推・当てはめることが可能であり、より確度の高いアクションの選択が出来るから。 

そしてシチュエーションを分解・抽象化し、記憶に定着させるには現状、ソルバーを使って自身で設定を組み、試行錯誤してみることが最も手軽であるからです。


これらの“答え“を念頭に置いたハンドレビューを行う事でより戦略的に練り上げられたポーカーを身につけることが出来ます。

具体例を挙げて説明します。


先の例、SBの88でBTNの3bbオープンに3bet。フロップがTT5のツートーンになりました。相手プレイヤーの情報はありません。


これ自体が完全に再現されることなんてそうそうないですよね?
ここで~~%のCBを打つ打たないは些細な話にすぎません。熱心に記憶するには価値の低い話です。
 

フロップTT5のレインボーでも話は若干ながら変わります。持っていたハンドが55やJTなら33%potCBを打ったでしょうか? ここでは確認しませんが、その他多くの選択肢を検討することは可能でしょう。

その辺り、bet額の検討なんかはツールやソルバーを使えばすぐに見当がつきます。ボードの微妙な変化についても客観的に評価できます。難易度は上がりますが、集合分析を掛けていくことも良いアプローチになります。
相手の設定を織り込んだレンジの設定やノードロックを活用することも出来ます。これらにより、bet額についての具体的なパターン分けやエクスプロイト、プレイヤーの傾向によっての比較が可能になります。それがソルバーの魅力です。

端的にいえば、あったかもしれない『if(もしも)』を見据えた検討・学習を行うことが出来ます。

僕としては分からなかったシチュエーションを検討するという行為は、関連した多くの類似パターンにまで視野を広げることまで含むと考えています。

徹底してソルバーを回し、遭遇した疑問を潰し尽くしましょう。

まあ、時間の許す限りですけどね。永遠にソルバーに耽ってポーカー出来ないんじゃ本末転倒ですし。

――ともかく、僕としての結論は、類似したシチュエーションを観察するためにも自身で設定をいじりやすいソルバーが使えると色々いいよってことです。ですからソルバーを使う必要があったわけですね。(メガトン構文)

ここまでまとめ
・様々な検討結果を身につけておくと、類似した状況で応用がきく。様々な検討にはフロップの場合分けに留まらず、対戦相手の指向性や特徴的なレンジによる変化を含む。
・ソルバーはそうした様々な『if』を見据えた学習の出来る有用なソフト
 色々便利なので柔軟に使い倒していこう!


4、ハンドレビューの時間(実質的な本論)

先の例に対応したソルバーの設定を作ってみました。(Piosolver pro)
今回はフロップでのベット額について検討したいと思ったのでかなり細かく設定。ベット額のオプション設定は2章で書いたプロファイルに類するものですね。前提として示された33%CBの他に15%.25%.50%.70%.100%を比較対象として置いておきました。

また、対戦相手にも適当にベット、レイズの選択肢を置きました。対戦相手の設定を空白にすると、そのプレイヤーは必ずチェックするという設定となり現実との乖離が大きくなります。必ず設定しましょう。

なお、選択肢を増やせば増やすほど計算時間もパソコンのスペックも上がっていくのでほどほどに……。(スペックを越えた設定の場合、計算できないとソフトがerrorを吐く)

設定1

各レンジは適当は作りました。
BTN側は後ほどレンジの大きさを変えて検討するつもりなので微妙に広めに設定。(全レンジの約10%、BTNのオープンレンジを40%と仮定すると、10/40で25%の3bet callレンジといえる)

まずはSBの3ベットレンジ

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次にBTNのコールレンジ

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で、フロップの計算結果がこちら

計算結果1

先の設定でのGTO解としてはフロップはチェックすることが得らしいです。
(緑部分がチェック推奨、今回の設定でのGTO解では全体の96.77%のレンジでチェックを推奨されている)

「ペアボードなので小さく打ちたいと思います」という説については疑問が残る結果が出ました。実際、多くのペアボードで小さなCBを打つことは有効な手段になりますが、今回は一般化されていなかった例外の可能性がありますね。

でも待ってください。

これだけで33%potCBが誤りであったと断言することは早すぎます。様々や要因や設定をいじることで或いはあり得るかもしれません。

BTNのレンジを再設定して計算してみましょう。

BTNレンジ5%


トリップス(3カード)の役となるレンジと雑多なミドルスート、低いポケットペアを削り、全レンジの約5%。BTNオープンレンジを40%と仮定すると、12.5%の3bet callレンジとしてみます。
その他設定は先の計算と同様です。

せってい②

そして計算結果

計算結果2

――ベットのレンジが生まれていますね。
額は大き目で70%potCBのみ、トリップス、5のセット、KKとQQといった強いハンドに加えて、フラッシュドローのレンジ、フラッシュドローを抑えている(ブロックしている)ハイカード群、ショーダウンは難しいであろう低いポケット辺りで打っています。

そしてベットは明確に*ポラーしてますね

低く広く打つことが特徴なレンジベットとしての33%potCBは今回のケースではそぐわないようです。(*ポラー ここでは”両極端になっている”程度に理解してもらえればそれで良い)

――まあ、狭いレンジに対してのCBは概ねポラーする事が多いので、結果自体は見越していたのですが。BTNのレンジをより広くなるように計算すれば或いはレンジベットの選択肢も可能になるかもしれませんが、BTNの3bet callレンジが先の計算以上に広がるとなると一般的なプレイヤープールでの値にそぐわず応用が利きにくく、今後の類推にも使いずらいため、また計算時間も長くなっていくので見送りました。
TT5ツートーンでの33%potCBの存在証明を行いたい方は各個人で設定を動かしてみてください。見つかったら教えてほしいです。

ーー最初の例をソルバーで再計算したところ、例の中で行われた33%potCBはあまり適当とは言えないという結果を得ることが出来ました。

また、多くのパターンではCBを打たずにチェックが推奨されていた事、BTN側のレンジ次第では70%potCBを検討することが出来る事が分かりました。

今回の検討はとりあえずここまでとしておきます。


全体を通じて、まとめ

今回の検討では、動画内で行われていたCBについて出来る限り段階的に物事を進めるように注力してきました。

成果としては、SB3bet vsBTNコール(レンジ10%)フロップTT5ツートーンでは33%potCBを控え、チェックを好み、BTNがより狭いレンジの場合ならばポラーされた70%potCBで対抗するオプションを得ることが出来ました。似通ったシチュエーションでも同様のオプションを採用できるかについては今後再度検討する必要がありますが、今後の応用にも繋がる期待がある。――こんな感じでしょうか?

注目したい点としては、”SBプレイヤー「ペアボードなので小さく打ちたいと思います」と33%pot CB”が否定された事です。
(ここまで来てもなお、33%pot CBが全くのミスであるとは言いませんが、大なり小なりGTO的に期待値を損ない、相手方に付け入る隙を生んでいる事は間違いないでしょう。

これは即ち、レベル1やレベル2で紹介したように説明を飲み込むだけでは誤った認識で止まってしまった恐れがあったということです。
――或いは、強靭なプレイヤーやソルバーを持つプレイヤーに聞き込みを行う事で、33%potCBに疑問がある事まではたどり着けたかもしれません。しかし、どういった条件下ならばベットができたか、そのベット額はどの程度のものかについては困難でしょう。逆にポラーするという情報だけ手に入れ、とりあえず大きく打つなんて発想に辿り着いていた可能性もあります。

このnoteにおいても同様です。
誤解が生じにくいように詳しい設定を組みはしましたが、70%potCBが良いとは断言しません。66%potCBや75%potCBの方がより良い選択肢かもしれません。どうぞ自身で手を動かしてみてください。設定を変えれば細かな数値は幾らでも変わります。あとは大まかな傾向や連動するレンジとbet額といった観点で疑問を解消するべく知恵を尽くしましょう。ソルバーはあくまで道具です。


僕としての結論ですが、ポーカーのレビューは自身の手を動かしてなんぼだと思います。自分が最も自身の疑問を分かっている筈です。疑問という課題を設定し、それを解決するためにソルバーを動かす。応用の効くハンドレビューとはそういうものではないでしょうか。

応用の効く座学を続けることはミスしたかどうかを判別するセンサーを鍛えることにも繋がります。
今回のTT5ツートーンにしても、実は個人的に以前検討したことのあるスポットであり、CBを打たない・打ち難いという認識があったことが、動画内でのプレイヤーの発言に違和感を覚えた事が大元にあります。

これがライブポーカー等でポジション関係が変わらないゲーム中であれば、33%potCBを打ったプレイヤーに対し、CBを打ちすぎているキャラ・bet額を決め打ちしているキャラといった追加情報の肉付けを行うことになります。もしかしたら100%のレンジでCBを決め打ちしているといった可能性に行き当たり、そのプレイヤーのCBに対しては常にレイズを行う事で積極的なエクスプロイトに結びつけることが出来るかもしれません。

これ即ち、
応用の効くハンドレビューの経験を増やし、ポーカーにおける”センサー”を鍛える事で、初見の相手に対してエクスプロイトの余地を生み出せるということです。当然、勝敗やウィンレートにも大きな影響を与えてくれるでしょう。

今回紹介したレビューのように確かな論点を持って経験を積むことでプレイングの正確さ、理屈の柔軟さを身につけ、ポーカーそれ自体への理解と知見を深める事が出来ると思います。レベルアップはもう目の前です。

まとめ
・検討を十分に行わない場合、不十分な認識のままアクションを身につけてしまい、極端な結論に落ち着いてしまう恐れがある。
・検討を重ねる事で、相手の付け入る隙を見出すことが可能になる
・しっかりとした検討による引き出しを増やすことで、ほぼ初見の相手であってもその余地を生み出せるようになる。
ここまでの手順を繰り返せばポーカーへの理解が進むこと間違いなし!


いかがだったでしょうか。今回取り扱ったシチュエーションは数多存在するポーカーの一側面にすぎません。自身で経験を積み、理解を深め、ポーカーを楽しみつくしてやりましょう。

このnoteを最後まで読んだ誰かといつかどこかで対戦出来ればこれ以上なく幸いです。



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作者のモチベと自己肯定感がごりごりに上がります。

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