❨569❩1973.3.23.金.晴/「国盗り物語」感想文/カラカス:ベネズエラ(Caracas:Venezuela)
300ドル、受け取った。
今日、これでU.S.VISAが取れると思ったら、午前中のみという事で.ダメだった。
失敗した。もうー時間早く起きるべきだった。月曜まで待たねばならない。
まあ、藤木さんが頼んでくれた方の車も、どうせ月曜過ぎまで出ないからいいが・・・。
今夜、昼と、ビフテキ。
ここんとこ、体に肉がついた。腕も前よりやや太くなった。
今、指立てで50回、やっと出来る様になった。
「国盗り物語について」
構文どうのこうのという事は、一際この本でも分からなかった。ただ、話がよく前後しながらも、不思議とその切れ方がよくつながっているようにも思えた。
読者を惹き付ける様所があれば重い所があれば、ぽつんぽつんと、拍子抜けする様なおかしい所がある。
それにしても、まあよく、あれだけ色々な物語(実話)や参考文献を集めたと思った。
それだけ中身が濃いだけに、単純な俺には、時々小説というより、何か、武士が学んだという、ああいった系統の本の様に重要に思えた。実に面白かった。
でも、人間の結末を読んで行くに従って、これ程の男でもこんな具合かと、何か空しいものも込み上げて来そうだった。
だが俺は、もっともっとこういった偉人(?)伝のごとくの書を多く読もう。
一つ感じた事は、本は、読む者の心の置き所によって、悪書(つまらない本)にもなるし、善書(役に立つ本)にもなる、という事である。
「斎藤道三」「織田信長」「明智光秀」「豊臣秀吉」「徳川家康」
全て、俺の師である。
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