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レコード・コレクターズ 2024年5月号 フュージョン特集 洋楽編
界隈の動向に鋭い人なら、ここしばらくフュージョンが来ていることに気づいていたでしょう。
ということで、レココレでもフュージョン特集です。
でも、心配だったんですよね。
レココレはこの手の特集をやる時、ブームの本質が見えていないことが多い。
正確にいえば、多くのライターさんが書いているので、人それぞれに捉え方が違う。
そんなわけで、今回は特にそうなりそうな気配がしてました。
ナツメロ・フュージョ
「不適切にもほどがある!」は、昭和と令和の違いを描いたドラマではない。
この論評に頭を捻った。
何も見えていないし、この見出しをつけた編集者も全くわかっていない。
<アップデートに成功した「おっパン」原田泰造の清々しい笑顔>ってサブタイがついてるけど、「ふてほど」の最終回のタイトルは<アップデートしなきゃダメですか?>だ。
もちろん、わかっていて引っ掛けたのだろうが、どっちを<正解>と決めつけること自体が、「ふてほど」が警鐘を鳴らした危険性だったのだとするならば、まさ
島津亜矢、改め、アヤ・シマヅの世界デビュー曲「Think」
島津亜矢、改め、アヤ・シマヅの世界デビュー曲はアリサ・フランクリン「Think」のカヴァー。
映画「ブルース・ブラザーズ」の中で歌うシーンは有名ですね。。
なんとアトランティックからのリリースですよ。
本気度w
プロデュースは松尾潔さんとオーサカ=モノレールの中田亮さん。
もう前評判がすごい。
個人的には。
東京にいた頃のバイト仲間に、元コマ劇の社員がいましてですね、その彼曰く、いま演歌でいちば
芦原妃名子さんと「セクシー田中さん」問題、まだ見ぬ本丸は誰なのか
芦原妃名子さんと「セクシー田中さん」の件。
相変わらず、誰が悪いという感情論が飛び交っていますが、それでもいろいろな内情や、それを元にした分析が出てきていますが、どうも本質的なところに至らない話がほとんどに思えるので、ちょっと整理してみましょう。
ちなみに、誰々が悪い!とかこの人の過去にこんな経歴が!みたいなゴシップ的な話をするつもりはないので、カタい話になるかもしれないので、その点はご了承いただ
コマラジ「Japanese Rock 80's On Radio」2024年1月10日<佐久間正英特集>
2024年1発目は、佐久間正英さんが2014年1月16日に61歳で亡くなって10年目ということで、佐久間さんの自身の作品とプロデュース作品からチョイス。
佐久間正英といえば、70年代に四人囃子に途中加入し、解散後はPlasticsに参加。アメリカのローカル・シーンでも人気でした。
その頃からプロデュース・ワークも始め、BOOWY、The Street Sliders、UP-BEATなどを担当し
コマラジ「Japanese Rock 80's On Radio」2023年12月13日<RED ROCKS+バンドやろうぜロックフェス>
結局、1ヶ月遅れですが・・・。
12月放送分の曲目です。
10月28日と29日に大宮ソニックシティ大ホールで行われたRed Warriors主催の「RED ROCKS」と、8月12日にZepp大阪、8月19日にZepp名古屋、9月2日にZepp羽田で行われた「バンドやろうぜロックフェス」の出演者の曲からセレクトしました。
「RED ROCKS」に出演したのは、GLIM SPANKY、斉藤和義、
「上を向いて歩こう」にみる、日本の音楽が海外で売れるために必要なこと
Facebookに書き散らしたものをまとめてみました。
ここ数年、シティポップが海外でウケているという話など、日本の音楽が海外で受け入れられはじめているように感じることが増えてきました。
アニメの影響で日本語の響きも海外に浸透し始め、日本語の響きそのものが"kawaii"んだという外国の人の話を聞いたこともあります。
TikTokで日本の楽曲で踊る外国人の姿を見ることも増えました。
もはや言葉の
レコード・コレクターズ 2024年2月号「このピアノを聴け!」特集
ここんとこ恒例となっている、パート別名曲選の特集に参加しました。参加ライターさんが一人25曲ずつ選んで、その中から編集部が101曲をチョイスしたという特集です。今回はアコピとエレピのみが対象で、シンセは対象外。90年代までの英語圏が対象で、ジャズは対象外でした。
最初、選んでいったらどうしてもストライド・ピアノが多くなってしまい(アイク・ターナーとかレイ・チャールズとか)、図らずも自分の好みを再
008 林よしこ『アンコール』(2022年)
作詩:水木れいじ 作曲:吉永真悟 編曲:野々田万照
これは個人的に2022年のベスト・ソングの1つだった名曲だ。
現行の歌謡曲シーンは演歌とセットになっており、普段は演歌を歌っている歌手が選択肢の1つとして歌謡曲を歌うことも珍しくなくなった。
ここでいう歌謡曲とは、80年代的なアイドルソングのようなものではなく、もちろん、シンガー・ソングライターが作ったニューミュージックの流れにあるようなポッ
コマラジ「Japanese Rock 80's On Radio」2023年11月8日<櫻井敦司追悼>
あっちゃんの急逝には愕然としました。
個人的には取材する機会などはなかったのですが(北村さんはやってるみたい)、あっちゃんの人柄を称える人は多いです。
そのビジュアルも含めた存在感は、まさにバンドの顔であったわけですが、自分からはあまり前に出ようとしないというか、強い主張は感じないというところが不思議。
それがBUCK-TICKの謎めいたところでもあったのではないかと思います。
故にソロ作も少ない
コマラジ「Japanese Rock 80's On Radio」2023年10月11日<KUNIインタビュー>
今回は2023年10月11日の第31回放送分の曲目紹介です。
なんと、あのKUNIさんにインタビュー。
日本の音楽がまだまだ海外から遠かった80年代にLAで活動し、その人脈から、ビリー・シーン(b、当時はTALAS)、カル・スワン(vo、当時はTITAN〜LION)、フランキー・バネリ(ds、QUIET RIOT)、チャック・ライト(b、QUIET RIOT)など、ものすごいメンバーをバックにデビ