対人恐怖症を克服・治療する方法7つ
人は生きていく上で、人との関わりが必要不可欠なものです。
特に社会に出ると、人と関わらずに生きていくことが難しい状況のため、対人恐怖症になっても人と関わらなければならないことが苦痛になってしまうことでしょう。
出来れば対人恐怖症を改善して、人と関わることが苦にならないようになりたいと切に願っていることでしょう。
もし対人恐怖症になってしまった場合、どのように克服するべきなのでしょうか。
そこで今回は対人恐怖症の治療方法や克服方法、対策方法などをご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
対人恐怖症を克服・治療する方法
対人恐怖症チェックリスト
対人恐怖症の主な症状
対人恐怖症になる原因
対人恐怖症についての正しい知識を得る
いつか治るものという認識を持つことが大切
会話力を身につける
対策方法は心療内科に通うが大切
対人恐怖症チェックリスト
出典 診断リスト
「はい」が多いほど対人恐怖症である可能性が高まります。
対人恐怖症の主な症状
出典 対人恐怖症
対人恐怖症になる原因
出典 対人恐怖症になる原因と症状
対人恐怖症についての正しい知識を得る
対人恐怖症という経験がない人や知識がない人にとっては、精神的に弱い人、単なる甘えといった間違った認識をされていることが多いです。
対人恐怖症は、人と付き合う事が難しくなり、人との関わりを避けるようになり、
生きていくことが辛いとさえ思ってしまうものです。
このように感じる対人恐怖症になってしまった場合、
まずは自分自身が対人恐怖症というものを正しく認識し、知識を得ることが必要です。
周りに分かってもらおうという意識があるのであれば尚更、
人に説明できるくらいの正しい知識が必要です。
正しい知識を持つことによって、自分の症状が強い時、回避しなくてはならない時など、対処する術を持つということになります。
対人恐怖症は何かきっかけがあって起こることもあれば、生まれ持った性格が次第に対人恐怖症とへと結びつくこともあり、
何がきっかけと一概に言えるものではありません。
大人になってから、人との付き合いを避けたり、
人がいる時間帯に外出することが困難な状況になったりと、生活に支障をきたすものです。
そういった症状が出た場合に、どのように自分と向き合うことが出来るのか、
そしてその時の対応はどうすればいいのか、自分自身が理解しておく必要があるのです。
今は対人恐怖症は珍しいものではなく、多くの人が苦しみ悩んでいるものでもあります。
解決する為の第一歩として、自分自身が対人恐怖症についてよく理解する必要があるのです。
いつか治るものという認識を持つことが大切
対人恐怖症は、一生涯付きまとうものではありません。
すぐに解決できる比較的軽い人から、心療内科などでの受診を通して、必要な薬を服用するといった場合もあります。
しかし症状が重いからといって、ずっとこれから先も付き合っていかなければならないというものではないことを頭に入れておくべきでしょう。
このまま治らないのでは、このままずっと人を避け続けるべきなのかと深刻になってしまうことによって症状が悪化し、最悪うつ病へと繋がってしまうこともあります。
気持ちを塞がないためにも、前向きに捉えて、いつかは必ず良くなるものだという意識を持つことがとても大切なことなのです。
いつか治るものだという認識を持つことによって、克服しよう、治そうという意欲に違いが出てきます。
考え方、捉え方を変えてみることによって、対人恐怖症に対する克服の仕方、取り組み方が変わってくるものなのです。
必ずいつかは治ると信じて改善につなげることが必要と言えるでしょう。
会話力を身につける
対策方法は心療内科に通うが大切
心療内科と聞くと、通常の内科や外科などと比べて通いづらい、行きにくいと感じる人が多いのが現状です。
というのも、心療内科に通う人の中には、うつ病やパニック障害、不安障害といった精神的に何かトラブルがあった人が通うものという認識が強いためです。
自分自身がそうした目で見られるのが嫌だという人や、人の目が気になってしまうため通うことが出来ないという人が多いことでしょう。
しかし、心療内科に通っている人たちは皆同じように苦しみ、悩んだ挙句に勇気をもって通っていることを理解できるのは、今苦しんでいるあなた自身が一番よく分かることではないでしょうか。
前までのような自分を取り戻したい、人との関わりを苦に感じることを治したいという前向きな考えから、心療内科に足を運ぶ人が多いのです。
そして、今現在こうした症状を持つ人が多いことから、病院側でもかなり配慮されている所が多いのも事実です。
待合室は個室になっていたり、名前で呼ぶのではなく番号で呼ぶといったシステムをとっている所が多くなりました。
人目を気にしたり、知り合いがいないかソワソワしてしまったりすることの多い患者にとって、通いやすいよう配慮されているのです。
それでも通いづらいという人向けに、初めは電話だけでのカウンセリングを受けている所も存在します。
こうした病院や電話を上手く活用しながら、徐々に自分と向き合って、リハビリがてら一つ一つこなしていくことによって、自信にもつながります。
薬に頼りたくないという人でも、自信を持つということは薬を服用すると同じような効果が得られ、改善へと導いてくれる大切な材料となるのです。
こうした機関を利用することは、早い段階で処置・対応が出来るため、克服までにも時間がかからずに済むことでしょう。
対人恐怖症対策をしよう
いかがでしょうか。
対人恐怖症になりやすい人は、特にまじめで神経質な人です。
人の評価が気になったり、人の反応や顔色でマイナスに考えをもっていってしまう人に多く見られます。
悪いようにとらえがちですが、それほど人との関係を大切にしているからこそ、対人恐怖症になってしまったという考え方は出来ないでしょうか。
対人恐怖症になったということは、それだけ相手との関係を良好に保ちたい、心地良いものにしたいという思いから結果的に起こってしまったものです。
元々は人との関わりを大切にしていたからこそなってしまったもの。
だからこそ、いつか必ず良くなって、また人との関わりが好きになれる時期がやってくることを信じることが大切なのです。
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