最近の記事

20240331_木原直哉さんのブログから考えてみるNo.2

木原直哉さんの下記のブログから考えてみるシリーズ第二弾 ポーカーにおける戦略の変遷を踏まえた上で、有効な戦略を取らせない合理的なプレーとしてオーバーベットが行われているということであり、いずれの記事も非常に納得感がある内容であった。 以上の文章が上記の記事の結びとなっている。 すなわち、ポーカーにおいては3betが増えたり、それによってlight4-betが生まれたり、ベットサイズが3倍から2倍に変化したりと、色々と変遷がある訳である。また、人のタイプ別にも戦略が変わり、

    • 20240331_木原さんのブログの内容について考えてみた

      木原直哉さんのブログで「心地よいベット数」に関して、初中級者向けの記事があったので、これについてケースを考えてみた。 ポーカーにおける駆け引きのタイミングは4回ある訳だが、各ハンドやストーリーによってその「心地よいベット数」は変わってくる。 例えば、以下のCase1のケースの場合はシンプルにAのトップヒットを引いてTurnでポットコントロールとブラフを誘うためにチェックを行い、結果的に勝つものだが、ベット回数で心地良いのは3回/4回であろう。 仮にFlopでのCBのみで終

      • 20240327_東芝について

        昨年末の2023年12月20日に東芝は上場廃止し、74年におよぶ上場会社としての歴史に幕を引いた。幼少の頃から日本の一大家電メーカーとの認識のほか、近年はその会社経営が危ぶまれていたことはもちろん知っていたが、ふと意外とその歴史と実態は正直よく分かっていなかったことに気づいた。 そんな訳で、東芝をまとめてみた。 1.東芝とは〜かつての「総合電機」の雄〜東芝はまさに「総合電機」の雄である。かつては日立と東芝がライバルとして業界を牽引していた(三菱電機を加えた「大手重電3社」と

        • 20240328_現物投資の相場感と見通し

          ※掲載しているすべての相場情報は2024/3/38付 あまりに資産が円と国内株式に偏っているので、リスク分散をしたいと思う今日この頃。そもそも、アセットがあまりに限られているので投資したところで旨味が少ないから、労働した方が良いとは思ってもいたが、昨今の株価の急騰や仮想通貨の値動きを見ると、何もしないのはあまりにアホだなと、そろそろ思い出した。 そこで、手がかりとして、まずは現物投資について、金・銀・プラチナの値動きと投資のポイントを簡単にまとめてみた。 結論、金へは三菱

        20240331_木原直哉さんのブログから考えてみるNo.2

          20240321_WACC計算におけるサイズプレミアムの実務(なぜibbotsonを使うのか)

          1. なぜibbotsonを使うのか。WACCに当たって、ファイナンスの理論では市場リスクプレミアムがCAPMの計算式に組み込まれているが、実務の現場では完全市場を前提とするCAPMには織り込まれない追加的なリスク・プレミアムを資本コストに対して付加することが一般的である。 リスクプレミアムの代表例としては、カントリー・リスク・プレミマムやサイズ・プレミマム・その他固有のプレミアムがあるが、このサイズ・プレミアムは、情報提供会社が集めているデータを購入して参照することが一般

          20240321_WACC計算におけるサイズプレミアムの実務(なぜibbotsonを使うのか)

          20240321_ポーカーと法律

          アミューズメントポーカー施設では、国内大型トーナーメントの出場権の獲得を争う「サテライトトーナメント」や、その施設内でのコインを賭けて擬似的にギャンブルを行う「リングゲーム」が開催されている。中には、ディズニーランドチケットや加盟店で使えるPokerweb Coinを争うトーナメントなどもある。そのゲーム性の深さゆえに、シンプルなれど飽きることがなく、遊びとして非常に良くできているものであるが、ただそのギャンブル性ゆえに、中には大金を溶かしていく某オールイン〇〇さんのような方

          20240321_ポーカーと法律

          20240320_ケーススタディ(ベネッセのMBOに係るストラクチャーと公開買付価格の均一性規制)

          2023年11月10日にベネッセは、経営陣によるMBOの実施を発表した(「MBOの実施の一環としてのブルーム1株式会社による当社株券等に対する 公開買付けの開始予定に関する意見表明のお知らせ」)。 本件のMBOは日経でも一面を飾ったが、ベネッセ創業家とスウェーデンの投資ファンドであるEQTグループが手を組んで進められており、TOB価格は1株2600円(11月9日の終値に45%超のプレミアム)として2024年2月30日から3月4日までに買付が行われ、無事公開買い付けは成立して

          20240320_ケーススタディ(ベネッセのMBOに係るストラクチャーと公開買付価格の均一性規制)

          水際対策による外国人の入国禁止と、私の生活。

          2021年11月1日から岸田政権はそれまで年始から行わっていた水際対策の緩和を打ち出した。しかし、その直後の12月1日から一時的な措置として外国人の入国を原則禁止とする。2021年においては年内に約5万人ものオリンピック 関係者の外国人が入国していたものの、総裁選そして衆院選があったことに伴い、その間国益にかなう外国人留学生その数10万人以上の人々は入国が許されなかった(一部の国費留学生を除く)。 多くの人々にとって、おそらく外国人が入国しなかったとしても、あまり影響はない

          水際対策による外国人の入国禁止と、私の生活。