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【マラソン日記】 #11 大阪マラソン 2024.02.25

11回目のマラソンの舞台は大阪でした。タイムは3時間47分45秒。3時間45分を切ることを目標にしていたので残念な結果でしたが、自己ベストは更新できたので良かったことにします。当日の気象コンディションは、午前9時時点で6度で午後1時頃には7度。1mm未満程度の小雨が続く状況でした。ラップごとのペースを数字で確認しながら、今回は心理的な変化も含めて振り返ります。


ラップの振り返り

まずは前走(東北みやぎ復興マラソン)と比較した5kmラップの推移を比較します。

00km-05km 28:38(27:11)
05km-10km 26:32(26:33)
10km-15km 26:57(26:26)
15km-20km 26:48(26:14)
20km-25km 26:38(26:27)
25km-30km 27:13(27:09)
30km-35km 27:08(27:55)
35km-40km 26:28(28:58)
40km-Goal 11:23(12:29)
合計 3:47:45(3:49:22)

5kmごとラップ(括弧内は前走)

端的に言って、最初の5kmに時間がかかりすぎました。トータル3時間55分以上かかった東京マラソンの時が29:04だったのですが、それ以降は全て今回よりも速いラップです。やはり大都市のマラソン大会だと最初の渋滞をやりくりするのに時間がかかりますね。

ハーフ時点で思ったこと

ハーフ時点で1時間55分を超えていました。3時間45分を切るために、想定では1時間50分〜52分でハーフを入る予定だったので大幅な遅れです。最初の5kmが今回のように遅いと、その後の5kmを26分台で走り続けてもハーフ時点では巻き返せないのですね。

単純に考えれば、前半と同じタイムで後半を走ると3時間50分を超えます。前回のレースは3時間49分台でしたので、ネガティヴ・スプリットを実現しない限り自己ベスト更新できないと知った時は愕然としました。ネガティヴ・スプリットの難しさを体感的に理解しているので、この時点では挽回策は浮かばず、ただただ失望感でいっぱいでした。

自信につながる35km以降

20-25kmはまだ疲労感もなく、それまで通りのペースをキープできたものの、25-30kmでいつも通りにペースが落ちかけています。体感的にもラップ通りの印象で少し疲れ始めました。ただ、30-35kmでもそのまま粘れたのが大きく、まだまだ走れるという気持ちになれました。

5kmごとの最速ラップは35-40kmです。これは私のマラソン人生では初めての経験です。私は、根性とか気合いとかその手の言葉は好きではありませんが、35km以降で巻き返したのは意地です。この時点でようやくスイッチが入って、自己記録を越えられるか際どいところで37km以降からペースアップできました。具体的には、以下のようなラップです(Garmin調べなので実際は1-2秒遅いかもです)。

大袈裟に聞こえるかもですが、ペースアップしようと決意してピッチを上げたタイミングで少し泣いたんですよね、走りながら。このようなこともマラソンで初めての経験でした。私は負けず嫌いな性格だと思うのですが、負けたくない対象は過去の私に限定されます。コンディション不良や外的環境が悪いなど特段の理由がない限り、直前のレースより是が非でも速く走りたい。それができなければ前走から練習した自身のプロセスも否定されるような気がします。プロセスに対する自信があれば、自己ベストは原則的には必達だと考えるわけです。

とはいえ心拍数的には上がってきていたようで、ゼーゼー言いながらピッチを上げたので、だいぶあやしい人になっていたのではないでしょうか。最後にペースを上げ、最後の1kmは5分を切るというハイラップで走り切れたのは次に向けた自信になります。言い方を変えると、余力を残してゴールしたともいえ、実際、走り切った後に足が攣ってないんですよね。。バテバテだった東北みやぎの時も攣ってないので地力がついたとも言えるので、もう少し数レース経験して評価したいと思います。

雨天時のビニール袋は最強アイテム!

ここからはTipsです。まず、雨天時の今回のレースの前と後でとても重宝したのがビニール袋です。スタートとゴール時点の大阪城公園は砂が敷き詰められているエリアが多く雨のせいでドロドロの状況でした。レース前にビニール袋でランシューを覆っていたので、スタート時では足を心地よい状態に保つことができました。

またレース後は、ランシューも普通のシューズも内側までずぶ濡れの状態だったので、真新しい靴下を履いたにも関わらず足が気持ち悪い状況でした。某ラン友と銭湯に行く途中に相談したら、それなら靴下を履いてからビニール袋を履いてから濡れた靴を履けば良いよ!と言われ、快適に東京まで帰ってこれました。足元が濡れているの心地悪さを解消できるのは最高でした。

大都市レースは卒業!?

都心部のレースではこれまで、京都、横浜、東京、大阪と走ってきましたが、いずれも前半が激混みです。これを言い訳にはしたくないですが、激混み時はペースを上げられず、その後に設定ペースに戻すのにも時間がかかることを考えると、もう今後は走らなくて良いかなと。

都心部のローカルレース(湘南国際とか)はありですが、メジャーな大会はもう走りません。地方の良いレースがあったらぜひぜひ紹介してください!ちなみに大阪を同走した方とは、来シーズンは熊本城マラソンに出ようという話をしています。

レース直前のトイレは不要

過去10回は、自宅から車で奥さんに送ってもらった京都マラソンを除いて、毎回レース直前にお手洗いに行っていました。ただ、今回は時間管理の問題でギリギリに着替えが終わったので、ブロックのほぼ最後方から走りました。

そのため、レース直前にお手洗いに行く時間がなかったのですが、結論的には全く問題ありませんでした。雨天で寒い中でのレースだったことを考えると、今後の大会でも無理して行かなくて大丈夫です。

次走はナイキかアシックスか!?

次は4月の長野マラソンです。少し前に買ったナイキのアルファフライで走ろうと思っていたのですが、今回、大阪で着用していたアシックスのEvoride Speedの新作がつい先日出たので迷っています。両方を試しながら決めようと思います。

あとは、雨天時に良いと言われるOnの防水シューズをどうしようかと思いますが、もしご存じの方がいたらコメントいただけるとうれしいです。

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