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あなたも是非無限列車の旅を…。USJの『鬼滅の刃XRライド』

先日、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)へ行ってきた。近いから「いつでも行ける」と思いつつ、なかなか行かないもので、2年数か月ぶりの訪問となった。

今回の大きな目的は『鬼滅の刃XRライド』に乗ること。
これは2021年9月から22年2月までの期間限定アトラクションだったが、「復活」を求める声が多く寄せられたため、この春6月9日までの日程で再開したものだ。何を隠そう、私は去年周回遅れで『鬼滅の刃』にハマったので、ちょうど有難いタイミングであった。
 
このアトラクションは、もともと「ETアドベンチャー」だったところだ。
2010年に「スペース・ファンタジー・ザ・ライド」という屋内型のコースターにリニューアルされていた。
このコースターは、期間限定で「XRライド」に衣替えする。

VRゴーグルを着用して車両に乗り込むと、テーマとなった作品の世界を360度体感することができるのだ。
「鬼滅の刃、無限列車編とのコラボのためにあるようなコースター」と言っても過言ではない。
 
『鬼滅の刃』は、乱暴に言えば日本の大正時代を舞台にした和製ゾンビもの。鬼に変えられてしまった妹を救うため、鬼を退治する精鋭部隊「鬼殺隊」の一員となった主人公の竈門炭治郎は仲間たちと共に、乗客や隊員が次々に行方不明になっているという無限列車に乗り込み、この列車を操る鬼の「魘夢(えんむ)」に戦いを挑む。
鬼殺隊には、最高の実力を持つ「柱」と呼ばれる幹部たちがいて、
その中の1人“炎柱”の煉獄杏寿郎(れんごくきょうじゅろう)が合流する。これが「無限列車編」のお話だ。

つまり、ゲストは無限列車に偶然乗り込んだ乗客の1人として、この戦いを間近で目撃することができるということ。
VRゴーグルを装着すると、大正時代の列車の客室の中だ。
自分の膝に目を落とすと、着物を着ていて驚く。

スタートと同時に視点が列車の屋上に移動すると、触手を伸ばす鬼の「魘夢」と炭治郎がいる。巻き上げ機でコースターが上昇するのに合わせて、ゴーグル内の映像でも機関車が丘をのぼっていくのだ。
実際のコースターの動きと、映像が完全にピッタリ重なる。

ファーストドロップに合わせて炭治郎が技を繰り出し、激しい戦いが始まる。「うわぁ!鬼殺隊が守ってくれるのーー!?」と感動する。
禰豆子、善逸、伊之助が次々に現れ…いよいよクライマックスで煉獄さんの登場だ。

ジェットコースターに乗っていて恐怖の「キャー」じゃない「キャー」を聴いたのは初めて。「煉獄さーん!キャー!」という黄色い悲鳴があちこちから飛んでいた。

…激闘のあと、気が付けばまた初めと同じ客席に座っていて、穏やかな表情の炭治郎らが迎えてくれるがそこに煉獄さんの姿はない。

USJの『鬼滅の刃XRライド』は6月9日まで!あなたも是非、浪花駅発「無限列車の旅」を体験してほしい。
 
この激しい戦いは現実だったのか?それとも夢だったのか?
煉獄さんはどうなったのか?

たまたま居合わせた乗客の1人だった私には知る由もない。

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