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あれから3年。無職と癌であっても、自分らしいキャリアを築く3つの方法

はじめに、被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。年始から悲しい出来事が立て続けに起きました。被災や被害にあっていない私たちが微力ながらにできることは行い、何よりも大切なのは「今を精一杯生きる」ことだと思います。この度のnoteも自粛を考えましたが、自己の「今」と他者の「今」を精一杯生きるに少しでも貢献することができるのであればと思い、投稿することを決断しました。2024年は毎日このことを大切にし、生きていきたいと思います。

  1. 自己紹介

    • 私は株式会社hacomono(以下hacomono)のカスタマーサクセス(以下CS)をしております。パートナーと男の子の3人家族で、職場はフルリモートのため、福岡を拠点に働きながら生活しています。本業以外にはキャリアコンサルタントの資格を保有し、キャリアのテーマを中心に扱うコーチとしても活動しています。

    • hacomonoには2023年2月に参画し、それまでは株式会社アンドパッドに2年ほど在籍していました。SaaSのCS歴3年目です。

    • 一見順風満帆なキャリアのように見えるかもしれないですが、3年前はこんな状態になるとは思えもしないくらいどん底でした。キャリアの挫折から、今こうして自分らしく働くことができるご縁をいただくことができました。

    • かつ人が可能性を最大化する支援を行うキャリアコンサルタント兼コーチとしても活動することができています。

    • 2023年の振り返りと2024年の歩みへの意気込みとして書くこのnoteが、キャリアに悩める方の自分らしく生きることに向き合う勇気に少しでも繋がればと思います。

  2. 挫折と癌の克服

    • キャリアの挫折は遡ると、3年前の2020年のことです。

    • 私は大手メーカーに5年ほど勤め、移住を目的に転職します。しかし転職先ではカルチャー・スキル・人間関係などで悩むことになり、わずか4ヶ月で離職を決断し、無職になりました。

    • その後、就職活動をするものの、1次面接での不採用が続きました。今思えば、環境のせいにしていた自分から光は感じられなく、当然の結果だと思います。

    • しかし、さらなる拍車をかける出来事が私に起きます。ふとした症状から、ゆっくり病院いけるのも今の内かと思い、通院したところ...先生から告げられたのが9cm*6cmの腫瘍の影が肺にあるという驚きの事実でした。

    • その後すぐに大きな病院で精密検査をした結果、悪性腫瘍(癌)であることがわかったのです。私は無職のまま、癌治療で入院することになります。

    • 挫折による短期離職、そして既往歴を抱えた自分を必要とするところは果たしてこの先あるのだろうか…と不安を抱いたまま治療に突入します。

    • ですが、今の私はというと、その当時理想と思い描いていた日々そのものを生きています。 

    • 場所を選ばず働き、大切な仲間たちと同じ目標に向けて日々切磋琢磨しあって仕事に励んでいます。

    • 仕事一筋ではなく、何よりも大切な家族との幸せな日々を1分1秒でも長くと、大切に過ごすことができています。

    • 今のこの環境を生きられていることに、改めて感謝したく思います。

    • またそれだけでなく、キャリアコンサルタント兼コーチとして活動することができています。

    • 当時人の悩みの力になれるよう、自己の可能性を最大限発揮することができるような対人支援を行いたい思いがありました。それも叶っています。

    • 自分のビジョンである「今この瞬間を幸せに、精一杯生きていく」こと、そのために「心身ともに健康である」ことを大切に、自身と他者のために生きる、そんな日々を過ごすことができています。

    • ただそれは、癌が経過観察となり、闘病中当たり前じゃなかった働くということができるようになったから言えることです。

    • しかし今この瞬間も癌と闘い続けている方が多くいます。私は恵まれている、と思われてしまうかもしれません。ただだからこそ当たり前じゃない日常に、今まで以上に感謝して、「今を精一杯生きる」ことを大切にしています。

    • そして、その結果として今があるとも思っています。私がこれまでの人生と向き合い、そこから学び、その歩みを言葉にして生きてきた証でもあるのです。

    • 今もなお病気と闘っている皆様の思いものせて、私は今を精一杯生きていくべきだと思っています。

  3. 自分と向き合うプロセス

    • 本記事ではキャリアに少しでも悩める方の力になれればと思い執筆しています。そのため、何をしてキャリアのどん底から、自分らしく生きることに向かうことができたのか、という点について記載していきたいと思います。

    • それが「自分のことを知る」「ビジョン・存在意義を明確にする」「経験や強みをビジョンと結びつける」ことの3つです。

    • 闘病明けのアンドパッドへの採用面接で、ご担当いただいた方に当時のことを聞くと「身体的にはげっそりしていたけど、話している姿は光っていたよ」と言っていただきました。

    • アンドパッドとその方なしでは今の自分はいなかったでしょう。ご縁とタイミングであることは紛れも無い事実ですが、その機会を掴むための準備として先ほどの3つのことは大事だったと振り返っても思います。

    • ここでは詳細に書いていると長くなりすぎてしまうため、簡単にどういうことかについて触れる程度です。もしご興味ある方がいらしたら、DMで私までお気軽にご連絡ください。

  4. 自分のことを知る

    • これが最も自分にとっては難しいことでした。つまり自己探求です。「あの時、こう思ったのは何でだろう」など、様々な問いから自分のことを知っていくプロセスです。

    • 何かに気付いては言葉にしていくプロセスを本当に何度も繰り返しました。気付いたことを言葉にすることが何よりも大事です。

    • 書き起こすのでもいいかもしれないですが、何度も話す方が早く、私には向いていたと思います。またこの経験をもって、人に伝えるということも自然と身についていったような感覚があります。

    • これは自分一人では限界があります。そのために対話が存在しています。

    • 信頼し尊敬する人、キャリア支援を行う方、家族や友人などの心を許している方など、人によって様々あると思います。自分の場合は、家族や、コーチングを通しての対話でした。

    • この対話を通して、自分のことを知り、そして受け入れ、時には手放すことで自分という人間を深く知っていくことができるのです。

    • ポイントは感情に焦点をあてることです。喜びや怒りなどの感情には人の願いがこめられています。それはつまりその人の価値観です。

    • 価値観とは”その人らしさ”が詰まったものです。自分らしく生きるための重要な要素となります。

    • またこれは一つではありません。人は多数のパーソナリティを持ち合わせています。そしてそれらは無意識なものが大半です。時には受け入れ難いパーソナリティもありますが、それと向き合っていく過程こそが人間としての器が広がる感覚があるのです。

  5. ビジョン・存在意義を明確にする

    • 続いて「ビジョン・存在意義を明確にする」ということです。

    • 私は自分の人生に想定外だった癌という病気を突然告知され、現実を突きつけられました。そして癌は苦しく、死に直結していくものというイメージが強くありました。なので私の脳裏には死がよぎりました。

    • このことにより、私は考えるきっかけを与えられたのです。自分がこの世に存在する意義って何なのだろうということです。そして、その意義を果たしている時って果たして幸せなのだろうかと考えるようになりました。

    • このテーマにはコーチングが必要でした。信頼するコーチとのコーチングを通して、価値観から広がるイメージの世界に没入し、自分の存在意義を映画の1シーンのように具体的にします。

    • 私には2つのイメージが存在していました。1つが”家族”、もう1つが”里”のイメージです。

    • ”家族”は、自然豊かで海を目前にした住宅でした。解放的で広いそんな空間で、窓辺のソファーに座り笑顔で団欒する温かなイメージでした。私は何よりも家族を大事にしたいということに自覚的になりました。

    • ”里”は家族の1歩外に出た景色で、里に集う大切な仲間たちが一緒に豊かな時間を過ごす、そんな場を上から全体として眺めているイメージでした。

    • ここでは簡単な言葉で表現することになりますが、私の存在意義とは「家族を幸せにすることと、仲間たちを幸せにすること」だとハッキリ分かったのでした。

    • 今でも自分にとっては生きる際の羅針盤のような感覚です。

    • そして何よりもこの存在意義を果たすべく、自分が生きていなくてはという思いに替わり、「心身共に健康に今この瞬間を精一杯幸せに生きていく」ビジョンに繋がってます。

  6. 経験や強みをビジョンと結びつける

    • そして最後に「経験や強みをビジョンに結びつける」ことです。

    • 自分を知る過程では価値観を知ると同時に、経験や強みを知っていくことにも繋がります。

    • そしてビジョンや存在意義が明確になったことにより、それらを結びつけていく過程こそが最も大事なことだったと思います。

    • これはつまりどういう仕事をして生きていくかと向き合うことです。仕事とは、誰かに貢献して、その対価として報酬を得ています。

    • ビジョンに共通するのは家族にも仲間にも温かみがあったことです。大変抽象的ですが、私は人の温もりに貢献することが、自己が満たされる感覚に繋がっていくのです。

    • 何に貢献するか、したいかというと「心身共の健康」です。

    • 人が満たされ、今この瞬間を精一杯生きるには心身共の健康が欠かせません。

    • 私は移住目的で転職した会社で鬱症状がでました。癌闘病の際はそもそも働くことが心身ともに厳しかったです。

    • これらの経験をもとに言えるのは、今この瞬間を精一杯幸せに生きていくことと、心身の健康はセットであるということです。

    • だから私は心の側面ではコーチ(キャリアコンサルタント)を、身体の側面ではhacomonoのCSとしてウェルネスな社会の実現に向けて日々邁進しているのです。

    • 私は自分の経験や強みを活かして他者貢献できるものは何かを考えていきました。

    • そこで出会ったのがコーチと、CSという職種だったのです。

    • これまでの自分の経験を職務経歴書を作成する過程などで棚卸しし、対話を繰り返しながら、自分の経験や強みに自覚的になっていくのです。

    • そして対象企業のミッション実現のために、それらをどう役立てるか、をひたすら思考して書き起こしていきました。

    • 前提として、出会いのタイミングもすごい大切でした。あの頃はコーチングや、CSに呼ばれるようにして、知った感覚がありました。迷わず飛び込んでいった私は、ビジョンに引っ張られていく感覚でした。

  7. 改めてメッセージ

    • 改めてになりますが、本記事をもって少しでもキャリアに悩む方々の力になれましたら幸いです。

    • たとえ短期での離職でも、無職でも、癌を患っても、そこにはあなたらしさが必ず存在しています。あなたの大切にしている価値観が必ずあるのです。

    • どんな人にも自分らしい人生を生きていく権利があります。どんな人にだって自分らしい人生を生きられる可能性に溢れています。

    • 自分らしいキャリアを歩むことというのは、自分自身を深く知り、言葉にして物語にしていくということなのかなと私は思います。

    • 私たちの人生の主人公は私たちです。私たちの物語を一緒に生きていきましょう。

  8. 最後に

    • 現在私はhacomonoのCSとして従事しつつ、キャリアコンサルタント兼コーチとしても活動しています。

    • hacomonoへ転職した最たる理由は、私が大切にしたい価値観を組織として大切にしていることです。

    • hacomonoのCSは採用強化中です。私たちと一緒にウェルネスな社会の実現に向けて邁進いただける方はご連絡お待ちしております。

    • hacotomoごはんという制度もありますのでカジュアルにでもお話しするところから始められたら幸いです。

    • またキャリアの相談や、コーチングを通して自己探究をしたいという方も大歓迎です。

    • キャリア相談は無償、コーチングは体験セッションのみ無償でご提供いたします。

    • こちらもまた遠慮なく私まで直接ご連絡ください。繋がっている方は各種SNSにて、繋がっていない方はXまたはLINE公式アカウントまでご連絡いただけたらと思います。

本当の最後になりますが、2024年、自分自身を大切に、家族を大切に、そして仲間と共に、心身共に健康で人が精一杯今この瞬間を幸せに生きられる社会に向けて邁進する年にしたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。皆様の2024年も豊かな素晴らしい1年になっていくことを心よりお祈り申し上げます。いや共にしていきましょう!!



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