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憂鬱な京阪電車 2

 大阪近辺も乗客が減っている


 今回は、大阪方面をお届けする。
 どれだけ客が減っているかというと、京阪本線は天満橋まで複々線にもかかわらず断面輸送量が、遂に阪急神戸線に抜かれてしまった。これはショッキングといえる。
 守口・門真地区はパナソニックの企業城下町といえたが、昨今の業績不振により通勤客も以前に比べ相当少なくなっている。

地下鉄の影響


 それから、地下鉄長堀鶴見緑地線にも取られている。京阪本線自体は谷町線のほうが近いが、乗り換えなしでミナミへ抜けられるので利便度は高い。さらに、旭区内では都心への直通はないが今里筋線が京阪線を縫うように走っている。


 これも大きな影響はないと思うが、2018年開業のおおさか東線の影響。今は新大阪直通という選択肢だけであるが、今後梅田乗り入れも視野に入っているので城北公園通駅など京阪から吸い取ってしまうのではないか心配である。


 谷町線のインパクトは強く梅田直通というのは京阪にとっても大きい影響である。谷町線のダイヤは大運転、小運転とあって大は八尾南~大日直通、小は文の里~都島という系統であった。昨今はほとんどが大運転系統となり以前と比べ都心部移動と郊外・都心を結ぶ移動の客数がそれほど変わらなくなってきているのが垣間見える。

中之島線の不振


 中之島線もつらい。この旭区をこまめに停車する普通のほとんどが中之島発着。北浜・淀屋橋に行きたければ京橋で乗り換え。これも案外、いけてない気がする。

コメント 2020-02-17 220344

沿線価値向上


 この地区の乗客減少は歯止めが利かないと言わざるを得ない。もうこれは最近のトレンドである沿線価値向上しかないのではないだろうか。(例えば、有名大学、高校などの誘致)ハード面ではこれだけ空いているのであるなら転換クロスシート車両を取り入れるなど、快適な通勤ができるという訴求力向上など有効ではないだろうか。

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