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山陽新幹線の各駅停車に乗る旅

 山陽新幹線の各駅停車は、「こだま」号である。
これに乗車するのは、速い列車が停車しない駅で
乗り降りするか、ゆっくり急がない人である。


【こだま849号新大阪11:37→14:07広島】

■慌ただしい折り返し

ハローキティ新幹線に乗車する。
新大阪始発の電車で博多から11:25着で
僅か折り返し時間は12分しかない。

 なかなか、あわただしい折り返しである。


新大阪出発ホームは20番線で、このホームは
実質的に山陽新幹線折り返し専用となっている。

この20番ホームは新大阪駅開設当初はなかった
ホームで後から増設されたホームで、
ちょっと他のホームと隔離されたような感じである。

また、20番線に上り列車が入線するときには
下り本線を横断するのでぞの時間帯には
下り列車を出発させられないという
ダイヤ作成者泣かせの構造となっている。

 新大阪駅は20番~27番線まで、
なんと8線もある。
これは、相当に多い感じはするが
これでも、昨年の台風の時など、

東海道・山陽新幹線の直通運転を中止した時には
両方向からの折り返し列車が殺到して
大混乱になりダイヤが実質上、
ダイヤが崩壊した。

■基本的には待避が多い



 すべての駅に止まっていく「こだま」号。
どの駅でも待避があると思っていい。

 ただ、新大阪を出ると約55㎞先の西明石まで
待避はない。

 なぜかというと、途中の新神戸駅には
待避設備がないからだ。

 乗車中の「こだま」号のすぐ後ろ(4分後)に
新大阪で迫っているが、このまま55㎞も
逃げる。

■初待避は、西明石

 西明石ではのぞみ19号の待避である。
東京発のN700Sの列車に道を譲る。

■空待避も数多い



姫路城が見えてくると姫路。

ここでは、臨時列車「さくら」の
待避枠が設定されている。

「空待避」とは、臨時列車が運転されたとき
のみ待避するパターンで臨時列車が運転されない
時にはただ、駅で発車時刻を待つだけである。

次の相生もその空待避で、「のぞみ123号」が
運転されていると通過する。
もちろん、この日は運転がなく時間調整のみ。

■長時間停車も


ハローキティ新幹線の元の塗装


 次の岡山はすべての列車が停車する駅だ。
ここで、7分もの長い停車時間だ。

なお、ここまで、63分で到着。
「のぞみ21号」に道を譲る。

岡山は四国や山陰方面と接続がいい。
この列車は、「のぞみ21号」と共に
高知行き南風号と接続がよい。

■岡山以西は?

新倉敷では、また臨時列車待避枠。
再び、山側にお城が見えてくると
福山。
 ここも臨時列車待避枠で6分停車。
 
 新尾道では、「のぞみ65号」と
三原では、「さくら555号」の待避と
臨時列車の設定。

 東広島では、「のぞみ23号」の待避。
そして、新大阪から約2時間半で広島へ。

【まとめ】


・「こだま」号は時間がかかる
・「のぞみ」と比べて新大阪ー広島で+1時間。
・臨時列車の待避が予め設定されていている。



 姫路を出ると随分景色が建物が減ってくる。次の相生は、山陽本線と赤穂線の乗り換え駅。

赤穂線は山陽本線より海側走る路線で単線である。

相生では臨時のぞみの待避枠で本日は運転していないので空待避時間。

 山陽新幹線は、この赤穂線と山陽本線のまんなかの山の中をトンネルで突っ切っていく。 



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