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JR東海在来線車両でもうすぐ会えなくなる車両に乗る その1(キハ85系)

 JR東海では、在来線の車両の置き換えを本格化していくみたいです。対象としては、JR発足直後にデビューした車両が該当しそうです。なお、すでに後継車両もJR東海ではプレビューされていて315系であったり、HC85系であったり置き換えが現実味をましてきました。

ハイパワー気動車

 キハ85系の素晴らしいところは、エンジンのパワフルさですね。ちょうどJR四国の2000系と同時期に製造されたわけですから(どちらも平成元年デビュー)30年以上たっていますね。もう2000系は南風などでは撤退してしまったのも時代を感じます。やや、後輩には北海道281系や智頭急行HOT7000などありますが非振り子はこの子だけかな・・・

バブリーな時代背景

 この車両は、ワイドビュー第1世代ですね。まだ、バブルがはじける前の登場で、普通車にもカーペットや足置き(簡易タイプだけど)を設置したりと。また、肝心要のの座席は柔らかめで長時間乗車にも疲れにくい設計ですね。この座席はかなり乗り心地いいですね。

座席

車両・運用の沿革

 まずは、「ひだ」用にそして「南紀」用に製造されています。そして、かつては名鉄の「北アルプス」との併結にも使われていました。鵜沼駅には連絡線がありました。

 やがて大阪発着も運転されるようになりました。これは、かつて「急行たかやま」というキハ65・58系で運転されていた列車の置き換えでした。今でもこれらは運転されています。岐阜駅での名古屋発着との連結開放はかなり面白い方法をとるので見ものです。今後、この列車は新型車両登場とともに廃止されないか心配です。

 「南紀」は一時的に3列グリーン車が連結されたこともありましたが、いつの間にか「ひだ」号と交換されたりそもそも「南紀」号には連結されなくなったりしました。なお、普通車は「ひだ」用車両とはやや異なっておりバックシェルがないタイプでやや硬めの乗り心地かなと思います。現在は両車両とも共用されています。

色違い

南紀の意外な活用法

 「南紀」に関しては、最近基本編成がついに2連になってしまいました。名古屋と紀伊半島を結ぶイメージが強いですが、我々、関西人にとってもうまく使えば有効な列車であることは言うまでもありません。

 例えば、熊野三山のひとつ熊野速玉神社へのお参りの際は新宮駅が最寄り駅ですが関西人が新宮といえば「くろしお」を思い出しますが。実は、新宮から松阪を「南紀」利用、松阪から近鉄利用というルートも所要時間・コストも遜色なく利用できます。

お得に「ひだ」に乗ってみた

 今回はおなごり乗車ということでICカードを活用した名古屋圏大回り乗車で岐阜ー美濃太田で乗ってみました。この区間は、30キロまで自由席330円ルールで格安で利用できます。しかも、そこそこの速度で走る区間で途中、木曽川があったり、犬山城が見えたり変化があります。みなさまもぜひお試しください。また、HC85系がデビューしたら乗ってみたいですね。いや~キハ85系最高ですね。




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