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ドタバタ京都旅行記0〜投稿スタートは帰宅日から!? 

ゴールデンウィーク明けの1週間、混雑を避けた京都旅行をした。名所や神社仏閣巡り、さてさて初日は……と書きたいところだが、今は家に戻ってほっとしている
家がめちゃくちゃ気持ちいい。だからあえて、帰宅した日からさかのぼり、京都旅行記をスタートさせようと思う


こういうところに行った記事は、後日、順番に。

▼丸善京都本店に寄り道

いきなりだが旅行最終日である。最終日はノープラン。毎日出かけまくり、人と会いまくり、正直疲れている。朝からのんびり熱いシャワーを浴びてゴロゴロするだけが気持ちいい。
11時、ホテルのチェックアウトを済ませる。帰りの新幹線は14時1分発。どこかで美味しい昼食でも食べて東京へ帰ろう。

ホテルを出て河原町の繁華街を歩いていると、「丸善」の看板が目に入った。言わずと知れた全国展開の書店だ。だがここは梶井基次郎の『檸檬れもん』で有名な丸善京都本店
かつての路面店が、いまやファッションビルの地下に潜り込んだとは。

気がついたら足は丸善に向かっていた。まあいい。時間はまだ十分ある。

入ってすぐ見えるのは、梶井基次郎『檸檬』のコーナーではないか! 文庫本はすでに持っている。でも新潮・角川・ちくまの装丁違いの編纂へんさん「これは買っておくべき」と心の声

いや、あり得ないでしょ、旅行帰りに本を買って荷物を増やすなんて。東京でいくらだって買えるんだから。
いやいや、やっぱりなのだ。ここは京都丸善檸檬爆弾の置かれた、あの丸善。ここで買わずしてどうする。1冊だったらいいじゃない。

『檸檬』のコーナー。グッズはいらないけれど装丁違いの本は全部欲しい。

自分に言い訳しながら、ハルキ文庫版の『檸檬』を1冊、他に5冊も本を買って荷物を増やしてしまった。気がついたら13時30分!

▼ほっとする車窓。有楽町ビル街風景

新幹線にはギリギリ間に合った。指定席に腰を下ろして流れる景色を追っていたが、そのうち眠りこけてしまった。

品川を過ぎた頃、目が覚めた。車窓の風景が懐かしい。京都みたいな風情はないけれど、有楽町マリオンが見えると「帰ってきたなあ」とほっとする。

商業建築物なんかに浸っているのかと笑われそうだが、これが東京なんだもの
やはりそこに、心は横たわるよ。古いとか美しいとか歴史のあるなしじゃなく、理由なんかなくても愛してる。ビル街だって私にとっては郷愁だから。

▼帰宅後、すぐに掃除と洗濯で心ハレバレ

家に着いたのは17時過ぎ。東京駅から丸の内の丸善に、性懲りもなく一瞬だけ寄り道した。朝食・昼食抜きの空きっ腹を放置して、何やってんだか。

玄関を開けると淀んだ空気が重だるい。私の留守中、夫K氏は出張に出た。飲みかけのマグカップ、脱ぎ捨てたスリッパなど、慌てて飛び出た痕跡がちらほら。

散らかってはいないけど、空気が重い。部屋中の窓を開け、新しい風を呼び込みたい。

まずは窓を開けて空気を入れ換え、いざ掃除! シーツも交換、持ち帰った洗濯物と一緒に一気に洗濯! 荷物を片付けたらすぐにシャワー。汗も埃も流したら、冷蔵庫にある食材で料理を始める。

旅行から帰ってこの作業、大変だと思われるだろうか?

私は全然苦じゃないのだ。むしろサッと片付けてきれいにし、自分好みのご飯を作って食べる幸せを噛みしめている。

スピード清掃の終わったキッチンに立ち、鉄瓶でお湯を沸かす
暖かいお湯が身体の中に沁み渡ると、心がすーっと静かになった。
ああ帰ってきたんだなあ。

▼思い出に浸り、普段通りの作業で暮れゆく

ご飯なんか適当でいいやと思っていたが、一汁二菜も作ってしまった。
やりたいからやる。食べたいから食べる
その後は乾燥機からパリッとホッカホカに仕上がったシーツを取り出してセッティング。数時間後、ベッドダイビングする楽しみを残して。

そしてずっと見れなかったnoteのコメントやスキをいただいたnoterさんをチェックして、録画していたNHKの「映像の世紀 バタフライエフェクト ヴェルヴェットの奇跡 革命家とロックシンガー」(註-1)を観た。

さてさてベッドに潜り込むと、思い出がわーっと胸の辺りにこみ上げてきた。
名所をいっぱい廻って、noterさんに会うハプニングもあった。高校時代から全然会ってなかった友人達にも会えた。

そんなことを順番に記事にしていこうと思う。

皆さんは旅行からの帰宅途中、そして家に帰ってからはどう過ごされるだろう。
いつか記事にしてくださる人が出てくることを楽しみに、Good night!

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註-1 「ヴェルヴェットの奇跡 革命家とロックシンガー」
NHK 初回放送5月9日 

1989年、チェコスロバキアは流血のない「ビロード革命」によって共産主義を崩壊させ、自由を取り戻した。革命をもたらした影には「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド」の1枚のレコードがあった……。
この、音楽が時代を越えて世界を変えた奇跡の実話を紹介した番組は、きっと再放送されると思われる。ご興味ある方は頭の片隅に。


*ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコ
「I`m Waiting For The Man」

学生時代、私はアンディ・ウォーホルの
バナナジャケットのレコードで
ヴェルヴェッツを知った(1stアルバム)。
ルー・リードとは因縁の、ニコの退廃的な歌声もいい。
「60年代スゴイ」と
ひたすら中古レコードを漁りまくった中の1枚だ。
叙情的で扇情的で挑発的な歌詞なのに、
ルー・リードの歌声はどこまでも気怠い。


*サムネ画像はイラストACさんからお借りしました。