ドタバタ京都旅行記2.〜伏見稲荷大社の登山で、おみくじに叱られた
今日は伏見稲荷大社へ行く。鳥居がずらーっと並ぶ「千本鳥居」は、パワースポットとしても有名だ。いつも混雑しているのが泣き所。
妹は朝早くに行けば空いているからと、ストレッチと準備体操に余念がない。
千本鳥居を山頂まで行って下山。伏見稲荷大社は40〜50分のウォーキング目的だということを、今初めて聞かされた。また体力勝負の観光??
▼パワースポット登山、まさかの息切れ
パワースポットとして賑わう千本鳥居は、見るだけでも幻想的で圧巻だ。
鳥居の1本1本は、個人や企業が奉納したものである。商売繁盛や願い事が叶うようにと奉納し、神様から力を授かっているのだとか。巨大な絵馬みたいなものだ。
こんな願い渦巻く鳥居の中を歩くのだから、すごいパワーが降り注ぐことだろう。
この記事を読んで下さる人にもパワースポットを疑似体験していただけるよう、20秒ほどの動画を撮った。お願い事を念じながらどうぞ再生を(叶うかどうかは保証しません)。
動画の中で光がパシャパシャとなるのは、木漏れ日。まるでフラッシュを向けられてるような感覚で歩き進んでいく。
それにしても全然疲れない。こんな運動なら余裕と思っていたら、徐々に傾斜がついてきた。ついに階段状の千本鳥居まで出てきたじゃないか。
ひたすら登る。息切れして会話はなし。まだ進むの?? 全然先が見えん!
もうこんな景色のとこまで登ってきた。それでも妹はまだまだだと言う。
黙々と登山歩行を続けていると、ちょっとしたお食事処に到着。
俳優の西村和彦氏のご実家、「にしむら亭」だ。
さすがに撮影している人が多い。
▼ついに山頂! ゆで卵と戒めのおみくじ
やっと到達した山頂「一の峰 上社神蹟」。有り難くお参りして一休みする。
少し下ると、妹オススメのゆでたまごの店が登場。私は固ゆでが嫌いなので遠慮したいところだが、疲れて小腹がすいてるせいか固ゆで卵、超絶美味。思わず2個頂いた。
ゆで卵を完食すると、ようやく景色や神社を楽しむ余裕が出てきた。
こんなミニ鳥居「願掛け鳥居」が奉納できる。
サムネ写真のキツネ絵馬もそうだが、私は絵馬や奉納された御札の願いを、のぞいて読むのが好きだ。
「受験合格」「母の病気治癒」とかに紛れ、「8月までに童貞卒業」とか笑うじゃない。しかも願い事の横には住所氏名が記してあるから面白さ倍増だ。
○○町の○○クン、頑張れ。
妹に大人げない、やめろと言われながらもやめられん。キャッキャ笑いながら、かわいいキツネのおみくじを引いてみた。
おみくじの助言は……
「落ち着きましょう」
妹が大笑い。いや、それ恋愛運のとこだけど。
妹「興味あることは全部、恋愛でいいの! ハルカちゃん、神様に怒られたんやわ。人の願掛け鳥居のぞきまくって笑ってさ。ホラ、落ち着きましょう!」
しかも
仕事運「多忙ですが成果は遂げられません」
金運 「苦労します。収支のバランスを大切に」
アカン、これはアカン。
▼お昼は鰻重のご褒美。京都ならではの炭火焼き
昼食は、通りがかりで見つけた炭焼き鰻の専門店「土井活鰻 伏見本店」で鰻重を。
炭焼きなので表面がパリッと香ばしく、中はふんわり。タレの浸み具合も絶妙で、最後の最後まで堪能した。昨日の巨大皿うどんとは大違い。ご馳走様でした。
だが、私は満腹すぎて胸焼け状態になってしまった。多分、固ゆで卵を2個も食べたせいだと思われる。
ところが妹、デザートを食べに行こうと強気ではないか。もう水くらいしか飲めないよ。
▼おしゃれカフェ「菓寮伊藤軒」で、甥っ子珍事
妹オススメのカフェ「菓寮伊藤軒」は、鰻屋から車で10分くらいで到着。和菓子も売っているおしゃれなカフェだ。
でも残念ながら別腹が全く反応しない。お腹いっぱいすぎて昼寝したい。
私はただの黒豆茶で誤魔化した。
しばらくすると、妹の息子(マイ甥っ子)がやってきた。
話しがあるとLINEしてきたらしく、妹がここ伊藤軒に呼び出していたのだ。
親子の会話はここで終了。「ハルカちゃん、またな〜」と甥っ子はすぐ退散した。
向こうの席で友だちに却下報告しているようだ。
妹、設計士。私、物書き。
2人とも何時に寝られるか分からない仕事。でもそんなことで引き下がるなんて、甥っ子、全然真剣に考えてないな。ただいま大学1年生。そんなもんだろうと2人で悪口言って盛り上がる。
この後、駆け込みで東福寺を見て回り、怒濤のような名所巡りを終える。
今日の歩数、22,569歩! やった!! 2万歩越え!
でも鰻のボリュームが凄すぎて、昨日に引き続き夕飯は食べられなかった。
京都の昼食、恐るべし。
明日も昼食の主導権は妹が握っている。どこへ連れて行ってくれるやら。
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最後にお見せするのは、もしお腹がもたれてなかったら、ご飯食べに行ったと思われる京都・町裏の店々。虚しく掲載し、今回の記事を終えたい。