平成が終わる前に、「ゆとり世代」の価値観を本にしよう。
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平成が終わる前に、「ゆとり世代」の価値観を本にしよう。

 今月poolというイケてる空間を発表したばかりの友人・ゆとり社長くんたちとランチをしていて、とある企画を思いつきました。それは「ゆとり世代」について、僕らが感じる世代観や認識を書籍という形でまとめようというものです。

 「ゆとり世代」って上の世代から見ると批判されがちな部分もあるけれど、実際の世代はこんな思いを持っているんだ、ということを上の世代のみならず、同世代の人にも知ってほしい。そんな「ゆとり世代の教科書」みたいなものを作れないだろうか。そう思って、すぐに企画草案を書きました。一部の方に相談をしたところ、思いのほか共感をしていただき、これはどうにか形にしたいと思ったのです。

 以下に、その時僕が思いのままに書き綴った企画草案を全文貼っておきます。すごく長くて恐縮ですが、加筆修正しながら、序文としてそのまま使う予定です(笑)。


 平成が終わる最後の年はオンラインサロンのような新しいコミュニティーが成熟し、教育・仕事感に対する価値観が大きく変わり始めた。加えて、Newspicksのようにウェブ発の新しいビジネスメディアが成長し、過去の「終身雇用・安定志向」といったバブル崩壊後の第一世代(今の40代以上)の考え方に対抗する“自由でアグレッシブ”な大きなコミュニティーが形成された。

 こうしたオンライン上でのコミュニケーションや気鋭のビジネスに対して積極性を見せているのは30代を中心とする第二世代が中心で、その背景には学生時代にネットが普及し始めたがためのオンラインに対する憧憬や、当時の教育における競争文化のようなものがあるように感じる。

 一方、この流れとは少し外れたところでマイペースに生きる第三世代がいる。90年代に生まれた現在20代の“ゆとり世代”が中心で、競争精神を持たない彼らはそうした積極性からは一歩引いた冷静な立場でゆるくつながり、独自のコミュニティーを築いている。

 もちろん、20代にも志を高くする起業家はたくさんいる。ただ、第二世代以上の勢いに取り込まれることなく、自分たちの生きる道を自ら探している20代もたしかに増えている。彼らはコミュニティーへの強い帰属意識がなく、扇動力も必要としない。

 そんな第三世代をゆるく結びつけているのは思想や世界観だ。彼らには共通言語としての思想やカルチャーが数多あり、思想を同じくする人が集まるのだ。ただ、そこにコミュニティーにような強い束縛感はなく、自由に付かず離れずの距離でそれぞれが浮遊している。そこはコミュニティーというよりむしろ自由に出入りできる「タマリバ」だ。これこそ“ゆとり世代”の特徴だ。

 まさに「エモい」という単語は共通言語の代表例だろう。第二世代以上からの「エモい」という言葉に対する批判的なコメントが多い中、第三世代は特にそれを否定するでもなく、関心を寄せるでもなく、ただ当たり前のようにその言葉を使っている。「エモい」という感覚を理解できる共通認識の「タマリバ」があるのだ。「タマリバ」といってもオンラインサロンやイベントのような実態はない。概念・認識上の問題だ。

 もちろん、ここに登場する人々・思想だけがゆとり世代の全てではないし、第三世代にあたる全ての人々がこうした考えを持つわけではない。「ゆとり世代」という言葉自体が年齢に関与しない、ある種の思想であって、実年齢で世代を区分したいわけではない。

 また、理解していただきたいのは、決して第二世代のアグレッシブさに対してアンチテーゼを標榜しているのではないということ。むしろ彼らはこの世界観をわかり合いたいと願っている。だからこそ、こうしてそこに共通する思想やカルチャーを言語化しようと考えた。本書の裏テーマには、そんな状況に苦心する若き起業家・クリエイター自身が思想を言語化することで整理するとともに、この概念的な「タマリバ」を少し可視化したいという第三世代のための狙いもあるのだ。

 よって、拙書はビジネス書でも、クリエイションの手引きでもない。そんなカテゴライズさえ必要としない第三世代の生き方・思想の本質を知る書物として、あらゆる世代がこれからのコミュニティーのあり方を考える一助になれば幸いである。

 端的に申しますと、ゆとり世代独特の価値観を平成が終わるまでにZINEにしようということ。ゆとりらしく、ビジネス書ながらもガチガチのビジネス書のような体裁にはしない予定です。裏テーマとして、ここに登場する起業家たち、若者たちが今後の事業において、この書籍が自分達の価値観や思想を伝えるための手引きとなればいいなあなんて思っているのです。

 ただ、序文に書いた通り、ここで語れらる内容は決して同世代全員に共通する価値観ではないし、世代を超えて同じような考えを持つ方もいるんじゃないかと思っています。だから、僕が中心となって作るのですが、できる限り同世代の、同じ価値観を持つ方々の意見を集めたいと思っています。

 現在、僕が考えているアイデアは下記のようなテーマです。もちろん、ここからどんどんアップデートされていくと思います。

・ゆとり世代の世代論
・「ミレニアル」と「ゆとり」
・「エモい」に対する賛否両論
・SNSという時代背景
・これからのメディア、コミュニティーはどうなる?
・なぜ、ゆとり世代はビジネスをするのか?
・曖昧になる仕事と生活の境界線、増えるパラレルワーク
・結婚、恋愛、ライフスタイル観

 もし、こんな「ゆとり世代の価値観を形にする」という企画に共感いただける方がいれば、是非ご協力をお願いしたいです。

①アイデア募集!

 上記テーマに対して、こんなアイデアがあるよ、こんな人を入れると面白いよ、いやいや僕も話させてよ!といったアイデア大募集です。内容だけでなく、販売方法や販売後のイベント企画など、いろんなアイデアがほしいです。

②協力者募集!

 アイデアだけじゃなく、むしろ手伝いたい!という方も大募集。カメラマンさんにはこちらからいろいろとお声かけしていますが、まだまだメンバーは全然決まっていません。

③支援者募集!

 冊子を作るとはいえ、今回はあくまで僕の思いを個人的に形にしたいため、クラウドファンドでの資金調達はしない予定です。ただ、今後ZINEを販売することを考えた時に、どのくらいの方に興味を持っていただけるのかという調査も兼ねて、polcaで支援を募ろうと考えています。こちらはもう少し企画が固まった段階でnoteを作る予定です。なんなら企業としてこの概念に共感してくださるのであれば、タイアップもありだと思っています(笑)!


 まずは以上です。最近発売前の書籍を全文公開するという試みが増えていて、面白いなあと思っていましたが、自信のない僕としては企画の段階から内容については全てをオープンにしていこうと思っています。なので、noteにこのマガジンを作りまして、今後もブログ的に進捗を書いていこうと思っています。

 すでにゆとり世代を代表するいろんな起業家の人やクリエイターの方には相談をしていますが、どんなコンテンツを作ることができるのか、全く未知数です。そもそも、本当にZINEを作ることはできるのか。先は全く見えませんが、企画もまとまらない段階で年の瀬の忙しいタイミングでやりたいというを宣言してみました。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

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編集・執筆業 / 「HOTEL SHE, KYOTO」の編集長とか、オンラインに存在するホテル「HOTEL SOMEWHERE」とか、無駄なものだけ作る出版社 (non) essential booksとか、ささやかなニュースレター「karpus」とか。