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SNS時代の表現

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SNS時代の表現について書いた自分の文章を集めたマガジンです。
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#仕事

個人クリエイターが仕事を拡張していく5ステップ

先日、ちょっと同業者の友人と話している時に、「別所さん、2022年は越境の時代になるってこの前書いてたけど、どうやって個人でそんな風にスケール感出せるんですか?てか、仕事って、そもそもどうやって拡大するんですか?ただの一クリエイターにとって、別所さんのいうような仕事の広げ方って割と難しいです」みたいなことを言われて、思わず「むむっ」と唸りました。 確かに僕は、割と上のようなことを言いがちだし、自分のキャリアパスを見返すと、ジャンルを越境しながら仕事の範囲をスケールしてきたの

各SNSを「キャリアのポートフォリオ」として考える思考

0. 新経済圏としてのSNS先日友人と話していると、「あまりにもたくさんSNSがあって、何をどういうふうに使えばいいのかわからない」と、嘆息とも愚痴ともつかぬ相談を受けました。彼から見ると、僕は割とちゃんとSNSを「使えている方」に属しているようなのです。僕自身はSNSは苦手だし、あんまりうまく使えていない気がしているのだけど、確かに、ある程度は使えているように見えるのかもしれません。 ただ、それは楽しみでやっているからではなく、僕の場合は、フリーランスとしてSNSはもはや

SNSはなぜ「疲れる」のか

気づけば秋風吹く10月。8月ころ「今年の夏はたくさん文章書くぞー!」と意気込んだものの、仕事に追われ、花火に追われ、期末テストと採点に追われ、気がつけば新学期再開で再び仕事に追われ。フリーランス兼大学教員というのは、よほど上手く回さない限りやっぱりどこか無理があるんだなと実感している今日このごろです。 空いている時間も無いことはなかったのだけど、その空き時間はだいたいリオレウスを延々狩ったり、メタスラの剣を手に入れるために歩き回ったり、深夜枠でワンス・アポン・ア・タイム・イ

みんなが「専門家」でありみんなが「表現者」である時代に、専門家や表現者になるということ

このノートを書いてるのは、日本対ベルギーの試合が終わった日の火曜日のお昼休みの時間です。素晴らしい試合でした。何より、圧倒的にフィジカルの強い相手に対して、あそこまで勇猛果敢に前へ前へと向かった姿に感動しました。おそらく日本の子どもたち(だけではなく、大人もまた)は大きな勇気をもらったことだろうなと思います。 そんな今回のワールドカップを、時折ツイッターでブツブツいいながら手元のタブレットで見ているわけですが、そのスタイルはなんとも楽しいものでした。普段は単に写真をアップす