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SNS時代の表現

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SNS時代の表現について書いた自分の文章を集めたマガジンです。
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#文章

文章苦手な人がまず心がける約10個の事柄

最近写真家やクリエイターの方に「文章どうやって書いたらいいですか」とか、「人前で話すときのコツありますか」とか質問を受けることがあります。その都度、「いや、俺は本当は文章苦手やねん」とか「極度の人見知りで本当は人前で話すのは嫌なんだよ」とか言ってるんですが、あんまり信じてもらえないです。なんかやたら書いたり、話したりしてるし、教員という仕事柄もあって、文章系のことが得意だと思われがちなのかもしれません。でも、本当に文章書くのも話すのも苦手で、逆にいうと、それだけマジで苦手意識

クリエイターが長い文章を読んでもらうために意識すべき3つのこと

昨日こんな文章書いたんです。 で、何人かから「読ませてもらったよー」とメッセージをいただいたんですが、その中で一人「普段あんまり長い文章読まないけど、スルッと読めたよ」的なことを言ってくれました。確認したら6886字、確かに長い。僕の文章って、割とこのくらいの文字数で書くことが多いので、自分では長い文章書いてる意識はなかったんですが、そういえば振り返ってみると、結構な回数で「長いけど最後までスルッと読めた」的な感想を言われがちなことに気づきました。 で、この文章の含意を逆

言葉は、思考や感情を「記すもの」ではなく、「呼び出すもの」という発想

1.言葉とは「呼び出すもの」最近noteを読んでくださった人から、何度か文章を褒められることがあったんですが、実は自己認識では逆で、子どもの頃からずっと言葉や文章に苦手意識を持ってきた人間です。でも、長い大学での研究生活を経て、少しずつ「言葉を使うとはどういうことなのか」という目処が立つようになりました。今日はそのことを書こうかなと。 わりと多くの人が、「言葉や文章は、自分の内側にある思考や感情を記すものである」と考えてらっしゃるんじゃないかと思うんですが、実はこれ、逆なん