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自分のITキャリアを思い返して現実逃避をする

逃げまくった結果

営業に「もう駄目ですぅ…」と言い続けたら流石に諦められたようで、身の丈にあった案件をいただけるような流れに…なったらいいなぁ。

いや、まだどうなるかわかりません。yazuです。

このまま自己否定を続けてたらマジで前職の二の舞なんで、ウザいと思われてもいいから自分の実績を思い起こして自己肯定感を少しでも取り戻していこうと考えました。

過去にしかすがれない男、かっこわりぃ…。

バリバリITの話&自慢話に聞こえるかもなので、興味のない方はブラウザバックでお願いします!すみません、最近こんなんばっかや。

前もって言っておくと、以下どんなに自分語りしても現在全くもって通用してない現実が情けないって話です。ほんと。



運用がメインのお仕事をしてました

こちらにも書きましたが、僕はいわゆるITの下流と呼ばれる運用保守の仕事をしてました。昔から別に上流をやりたいという気持ちはさらさらなくて、僕は下流が肌に合っていました。

システムの運用って、皆さんどういうイメージあります?

なんかセンターみたいなところで障害が発生したらランプがパラランパラランなって、「緊急出動!」みたいなイメージがある人、いらっしゃるかも。そういう仕事もあります(笑)実際、監視センターにはパトランプありましたからね。

障害が発生したらアラート音とともにパトランプが回ってた

僕はそういうアラートが発生したら、電話をうけて出動していた救急車役です。出動といっても駆けつけることはそんなになくて、リモートでの対応でした。

「下流」なんていうと底辺チックに聞こえるかもしれません。システムを作るのが「上流」であるならば、「下流」はシステムの面倒をみる人たちのことです。何もなければ幸せ。でも、大体毎日なんかあります。サーバは機械ですからね。日々ぶっ壊れたりします。

システムを日々守るためには技術力が必要なこともあって、安定稼働のため日々の障害対応やインシデント対応なんかをどう回すかを考える必要がありました。

そんな中で、僕は皆さんがご利用のインターネットプロバイダのユーザサポートの主担当者であったり、数万ドメインのWebサーバの主担当運用者でした。サーバ台数は軽く100台以上はあったかなと。

運用がメインなので手順書があるのかっつーイメージがあるやもしれませんが、僕の場合はほぼイレギュラーなトラブル対応でした。海外からのDDoS攻撃であったり、突然のサーバダウン、ユーザのスクリプト暴走、コンピュータウイルス蔓延への対応やら、技術的な問い合わせなんかをアレコレしてました。

これらの問題をいかに起こさないかというところを主眼にして、ファイアーウォールの設定見直しとか高負荷検知のシステムの構築、対応自動化のプログラムの作成など行ってました。稼働率めざせ100%。

嫌がらせみたいな書き込みに対しての開示請求に絡んで警察からの問い合わせなんかも受けてました。お陰で警察はここまでしか調べないんだなーという勘所もしってます。

実際に警察のひとと喋ると可愛そうですよ。そんなネットの教育を受けているわけでもないのに、手当り次第やらされてる感があって。サイバー犯罪の専門部隊は一部の高度な案件しか対応しないんですよね。

部署を飛ばされる前まではベンダーとの折衝やら上層部との繋ぎなんかをしてました。資料作らされまくったのはこの頃です。



運用の良いところ

納期がないところ(笑)

あとは人とそんなに喋んなくてもよかったところですかね。

上流工程はもうあーでもないこーでもないとコミュニケーションありきのイメージなんで、人と話をするのが苦痛な僕としては勘弁してほしいんです。

なんやかんや運用という仕事のお陰で自分のペースで物事を進められました。突然のトラブル対応はつきもので、土日深夜も電話がかかってくるのが玉に瑕。徹夜もよくやりました。まー、でも今思えば楽しかったかも。

慣れてくると勘所がわかってくるので、自分の世界の中で仕事ができるのも僕にとっては良かったのかもしれません。

「運用はレベルが低い人がやるものだ」というイメージがあるのは事実でして、実際ITの世界でも上位の会社であればあるほど上流工程しかやらないところも多いです。

でもシステムって作って終わりじゃなくて、利用しはじめてやっと開始じゃないですか。設計構築より長くユーザと付き合うのが運用の仕事。ときにはユーザの不満を組み上げて設計を変えていって、よりよいシステムへと作り上げることも必要です。僕は結構それが大切なんじゃないかなーと思って、ある種自分の仕事に誇りを持ってました。

レベルが低いと言われるのがが嫌だったのでそれなりに勉強もしてきたつもり。でもそれがニッチな世界へのいざないにもなってしまったんだよなぁ。

今となっては手遅れですが。



yazuのスキルセットはこんな感じ

プロバイダ関係の仕事から入ったのでネットワークがさぞかし出来るんかと思われるかもしれませんが、全然出来ません(笑)

せいぜいIPアドレスがなんぞやぐらいしか分かんなくて、BGPもOSPFも語れるものはございません。最低限、フレッツ光の仕組みが分かってるぐらいです。

専門は一応?Linuxサーバ。RHEL系がメインです。システムと言えば、皆さんイメージするんじゃないかと思われる、白と黒の画面のアレです。

これはUbuntuですけど

Linuxの資格はLPICやらLinuCを一通り持ってます。我が家ではUbuntu22.04を母艦にして、KVMでCentOS 8 streamが稼働してます。

散々設計は出来ませんって言いながら、サーバ自体はいくつも作ってます。認証系とかWebサーバ系なんかをガンガン作ってました。

じゃあなんでロクに設計をやらなかったかというと、サイジング(システム規模を見積もること)が苦手なことと、データセンターのクソ寒い中仕事をするのが嫌で設計構築系は当初より諦めてました(なんやねん)

ところが世にクラウドサービスというボタン一発でサーバが出来るようなサービスが出てからは俄然興味が出まして、AWSを触り始めました。前回もお伝えしたとおり、AWSのSolution Architect Professional持ちです。

上流工程は出来なくても冗長化構成のシステムは作れるという、全然社会にアピールできない技術持ちの人間です。

こういうのばっかなんですよ、僕。

セキュリティ系は国家資格である情報処理安全確保支援士持ちです。セキュリティはあんまり興味がないんですが、運用系はセキュリティを外して生きてはいけないので仕方なく…。

くそかっこ悪い中二病全開のマーク

そして、一応プログラムも書きます。

運用系のインフラエンジニアって言語使える人ってあんまりいないんですよね。マニュアルにある通りのことしかやらない人が多いから…。

僕が使えるプログラム言語はサーバ言語であるシェルスクリプトから始まり、PHP、JavaScript、Pythonあたりを触ります。とりあえずWebサーバの管理者ということもあって、Web系言語は知っておこうという感じでした。Vue.jsなんかは速攻忘れました…

資格はPHP、JavaScript、Python、一通り持ってます。

家のサーバではnginx+php7+MySQLのホームページが稼働させてます。

デザイン以外は全部自分でコーディングして動かしてます。スクレイピングとかサーバのバッチ処理なんかはPHPやPythonで動かしてます。PHPはもう止めたいんですが、何千行も書いてるのでリファクタ(書き換え)は無理やで…

APIサーバなんかを自作してましてプログラムと連携して自動的にホームページを更新させてます。会員制のサイトなんかを作ってます。

でも、これも結局我が家で独学だけでやってきた話なんで仕事としては全く通用しないという…。



何が問題でこんなことになったのか


どうにもなりませーん

どんだけ資格を取ろうがプログラムを勉強しようが、実際に仕事として実績を積んできたわけじゃないので、非常に甘っチョロかったってことが問題なんです。ことお客様にサービスを提供するような現場では全く役に立たないということに他なりません。

好き勝手やってきた結果っちゅーわけです。

プログラムもきちんとしたプロが作ったプログラムじゃないんで色々甘々なんですよね。エラーハンドリングがちゃんと出来てなかったりとか…

運用だと自社内ですしまあまあ許されたところでも、実際にお客様に提供するプログラムとかだとそんなレベルじゃあ許されません。

設計書だってちゃんと書けない。ワイ、書いたの2,3回あるかないか。

上流工程の立場に向かうと思ってなかったので、別に必要もないかなーと思ってたんですけど、いつの間にかここのポジションを求められるようになってしまったのが辛いところです。

僕の職務経歴書だけ見るとプログラムできてインフラできてAWSまで出来て素晴らしい!という評価になりがちなんですが、実際は設計構築系は何も実績がないので役立たずなんです。

おかしい。自分を慰めるために過去を振り返ったのに、全然悲しくなってきた。僕は本当役に立たねえなぁー。


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