無職期間中に何か学びを得たいと思った時に便利な、独学かつ超爆速で英単語を覚える方法。
29歳で年収900万円のエンジニア職を捨て、現在無職の僕ですが、ただ漫然と日々を過ごすのは忍びないので、TOEFL110点越えを狙って勉強を始めてみました。
僕の35歳までの目標であるIELTS7.5取得の足掛かりとして、まずはアメリカ英語のTOEFLから攻めようという魂胆です。
(TOEICはすでに965点を以前取ったので、今回はTOEFLにしました。)
ちなみに、統計調査によると、日本の社会人の週の平均勉強時間は7分だそうです。("中央値"でなく、あくまで"平均値"です。)
つまり7分を超えた時点で日本人にしてはめちゃくちゃ勉強している方だと思うのですが、無職は社会人に入るのでしょうか?
ところで、あなたは無職ですか?
無職で現在働いていない方。けっこう1日の中で時間あると思います。
英語勉強しませんか?
英語をマスターするには2200時間以上の勉強時間が必要と言われています。つまり英語学習の最大のネックは、忙しい社会人には時間がないということです。
しかし、無職には時間があります。これは大きなアドバンテージです。
さらに、英語をマスターしてTOEICやTOEFLなどの資格を取れば、転職の時に無職期間中は資格勉強に集中していたという大義名分もできますし、留学などの選択肢も出てくるかもしれません。
「御社で活かすために英語を勉強してTOEIC900点取りました!」って言えれば、ブランクがあっても転職で有利です。
でも、何ヶ月も何年もずっと無職のまま英語勉強するわけにもいかないので、短い期間で、できるだけ英語をマスターしたいと思いますよね。
そこで、僕が実際に行っている、短期間で英単語を独学かつ爆速で覚える方法をシェアしようと思います。
僕はこの方法で1日で200単語以上のペースで語彙を増やせているので、かなりオススメの方法です。
英語学習はまず単語からやる
英語の得意・不得意は”どれだけの語彙力があるか”につきます。
なぜなら語彙力がないと、そもそもどんなに文法の知識が完璧でも、何も言葉で表現できないからです。
また、知らない単語は、リスニングの時に聞き取れません。リスニングは、発音と単語の意味が結びついた時に初めて認識できるようになるからです。
ここで、語彙力に関して、もう少し粒度をあげてみようと思います。
語彙力があるというのは、以下の4つの状態を満たしたときの事をいいます。
①単語の意味を知っている。
②単語を正しく発音できる。
③単語を正しい綴りで書ける。
④単語を会話の中で実際に使える。
この4つが満たされて、語彙力があると言えます。
ただ、リスニングやリーディングに限っては、このうちの①と②さえ満たせば、英単語は認識できるようになります。
このような、読めて聞き取れる語彙を「受容語彙」といいます。
(ちなみに③と④のように書けて話せる語彙の事を、「発信語彙」といいます。)
TOEIC L&Rは、リスニングとリーディングのパートしかないため、点数UPのためには、とりあえずこの受容語彙を増やすことをオススメします。
爆速で単語を覚える方法
では、受容語彙力はどのようにあげればいいのでしょうか?
よく、書いて覚えろなんて言いますが、それは無理です。
中学英語くらいなら書いて覚えるのはありかもしれませんが、TOEICで900点以上になってくると10,000語~20,000語以上覚えなくてはいけません。
1個ずつ書いてたら、人生終わります。
なので単語学習のコツは、とにかく単語のイメージと発音を意味と結びつけて覚えることです。
僕もやっている、その具体的な方法をご紹介します。
ここからが本題の、爆速で英単語を覚えていく方法です。
※ちなみにどの単語帳を現在使っていても有効な方法なので、新しいものを買う必要はありません。今、あなたがお持ちの単語帳をマスターする、でOKです。
以下が覚えるためのステップです。
単語を確認する。
音声ファイルで発音を聞く。
日本語の意味を確認する。
イメージを頭の中で思い浮かべる
例文があれば確認する
次の単語に移って、1~5を繰り返す。
移動時間や隙間時間で1~6で覚えた単語の音声を聞く。
音声を聞いて、自分もマネして発音する。
音声を聞いて、一秒以内に意味を思い浮かべる
1~9を毎日ひたすら繰り返す
この覚え方のポイントは「2.音声ファイルで発音を聞く」と「4.イメージを頭の中で思い浮かべる」です。このイメージについてですが、以下の3つのイメージ化のポイントがあります。
その単語から短いストーリーを連想する。
自分のすでにある知識とつなげる。
他の単語から連想する。
1については、例えば emancipate は「(奴隷や束縛から)解放する」という意味ですが、この単語めちゃくちゃ覚えにくいですよね。
こういう場合は、僕はストーリーを頭の中で作ります。
例えば、emancipateだと、僕は頭の中で民衆を引き連れてどこかに殴り込みをかけている場面を想像します。
ドラクロワの民衆を導く自由の女神のようなイメージです。
このイメージはどんなものでも構いません。そのイメージから意味が自分の中で連想できればOKです。
もう一つ僕の例を出すと、Prevail (広く行き渡る、圧倒する)という意味がありますが、これはバイクに乗った暴走族が日本全国に広がっているイメージを勝手に想像しています。広く行き渡って、しかも圧倒されるような感じがしませんか?
2の「自分のすでにある知識とつなげる。」はtaperがいい例です。
taperの意味は、「先細る」なのですが、最初はめちゃくちゃ覚えづらいなこれと思いましたが、ファッション用語の”テーパード”パンツとつながった瞬間に、「このテーパーか!」となりました。強烈なインパクトがあると、単語は脳に定着します。
3の「他の単語から連想する。」に関しては、少し上級者向けかもしれません。
例えば、eradicate 「根絶する」は、単語の中に"-radi-"という部分がありますが、これがradical 「根本的な」の"radi-"と同じで、「根」が関連した語源なんじゃないかなという推測から覚える方法です。
日本語もどちらも「根」の漢字を使う表現で、英語も日本語も同じ発想をしているのが面白いですよね。
(※実際にradical というのは、ラテン語のradicalis「根に関するもの」が語源のようです)
さて、このようにイメージと発音を覚えたら、あとはひたすら隙間時間などに音声で聞きます。この時に(周りに配慮しながら)発音をマネして声に出す
とより効果的です。
また、英語を聞いた際は、イメージと意味を瞬時に思い浮かべるようにしてください。1秒以内に意味まで思い浮かべられるようになれば、受容語彙として記憶に定着したことになります。
ただ、一冊の単語帳にだいたい数千語の単語が収録されていると、単語帳の最後のほうにまで到達するのにかなり長い時間かかってしまうと思います。そうすると、結局最初のほうを忘れてしまいますよね?
なので、「1日100語だけ覚える」など自分の中で区切りをつけて、その区切りを何度も行ったり来たりすることでなるべく単語に接する機会を増やしてみてください。
まとめ
いかがでしたか?
単語帳はとにかく回転率を上げて、単語に遭遇する機会を増やすことがカギです。そして、以下の手順で、イメージと音で覚えることを意識してみてください。
単語を確認する。
音声ファイルで発音を聞く。
日本語の意味を確認する。
イメージを頭の中で思い浮かべる
例文があれば確認する
次の単語に移って、1~5を繰り返す。
移動時間や隙間時間で1~6で覚えた単語の音声を聞く。
音声を聞いて、自分もマネして発音する。
音声を聞いて、一秒以内に意味を思い浮かべる
1~9を毎日ひたすら繰り返す
無職期間を英語で豊かにしましょう!
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