見出し画像

降伏論〜著 高森勇旗〜を読んでの感想と実践すること

はじめに

今回は、高森勇旗さんの著書「降伏論」を読みそれについてのぼく自身の感想と、ぼくがこれから、実践することをまとめました。
そもそも、なぜこの本を読もうかと思ったかと言うと、著者の高森さんはぼくの小学生時代の野球チームの先輩だったからです。
そんなご縁もありながら読んだ「降伏論」でしたが、一言で言うと最高の1冊でした。高森さんご自身の経験から、現在に至るまで、突破されてきたポイントとその突破の仕方がまとめられていました。
ぼく自身も突破すべきポイントがたくさん見つかりましたが、その中でも、ぼくが自分自身に取り入れていくことを決めたことをピックアップしました。


高森勇旗さんとは

1988年富山県高岡市生まれ。2006年、横浜ベイスターズ(現DeNA)から高校生ドラフト4位で指名を受け入団。12年に戦力外通告を受け引退。引退後は、データアナリスト、ライターなどの仕事を経て、ビジネスコーチとしての活動を始める。延べ50社以上の経営改革に関わり、業績に貢献。

日経BOOKプラス

プロ野球選手になられましたが、プロ野球の世界ではうまくいかず、1軍での合計安打数は1本。戦力外となる最後の年は、誰よりもがむしゃらに数を練習をされたようですが、良い結果は出ず、経営者の道に進まれます。

振り返ってみて、このときの経験がご自身の糧となっているようで、がむしゃらに数をやるということは、考えることを放棄していたんだということに気づかれたようです。

うまくいくための努力をする必要性に気づかれ、経営の道では大きく花を咲かされています。

ぼく自身も、まさにこの経験が、今の自分そのものだなと思い、大きく心を動かされたポイントでした。

言われたことに忠実に、がむしゃらに数を追いかけることをやろうとしていたぼくに、ぐさっと刺さる高森さんの経験。

以降は、そこからの学びです。

考えていたら、永遠に成功しない

これは、高森さんが尊敬する経営者さんに言われた言葉とのことです。

成功者の方が、これをやったらいいよと言ってくれていることに対して、自分なりの解釈で、それはどうなんだ?自分には難しいんじゃないか?などと考えている時点で、成功しないとおっしゃっています。

確かに、今の自分があるのは、これまでの自分の選択の結果なので、その自分の解釈を挟むと、巡り巡ってまた同じ位置にいることになる。

ぼく自身にも当てはまることが、多くあるなと思ったので、素直に受け入れて、この人の話を聞くと決めている大先輩のご意見は、まずやってみるということをを実践していきます。

「逆張り」心が抵抗する方に行ってみる

自分の抵抗勢力が声を上げた時こそ、チャンス!
やりたくないな、嫌だなと思った時こそ、今までの自分ではない自分になるチャンス!

今までの自分から変化するためには、今までの自分が嫌がることをやる必要がある。とてもシンプルですよね。

でもそれをなかなかできないのが人間。


高森さんは、毎日ランニングをすると決めてそれを、今日だけはやらなくてもいいかと思った時に、「やる」を選択したことで、ご自身の人生を変えてこられたと言うことです。

やると決めたことを、途中で投げ出しまくってきた自分がいるので、今の結果。まだまだこんなもんじゃない。
決めたことをやり続け、やり抜く自分になります。

曖昧な言い方は使わない。言い切る

やろうと思います。
やります。

できなかった。
やらなかった。

言い切るだけで、言葉の責任が全然変わってきます。
やろうと思います。だと、やらなかったときの自分を守ろうとしていますよね。

できなかった。この言葉も、責任を外に向けている言葉。
やらなかった。と言い換えることで、責任が自分自身に向きます。

言葉の中に入る、「一応、ちょっと」という言葉も責任逃れのための言葉だと言うこと。

言葉一つ一つを繊細に感じ取りながら、自分では気づかない部分が多いので、周りに指摘してもらうようにお願いしながら、自分自身を変えていきます。

相手を勝たせる・承認の量とコミットメントの量は比例する・可能性にフォーカスする

ぼくにも尊敬する経営者の方がいますが、その方に「承認欲求を手放した方が良いよ。」と言ってもらったことがあります。そうなのか〜。と思いつつ、何を改善すれば良いのかが、いまいちピンときてなかったのですが、高森さんのいう、相手を勝たせると言うコミュニケーション。
これがピンときました!

コミュニケーションをする際に、相手のことを勝たせる。承認してから自分の意見を言う。これだけで人間関係が劇的に変わるなと思いました。

実際に色々試してみています。

先日、経営者の方々の飲み会に参加した際に、ぼくは1000円札を持っておらず、1万円札しか手元にありませんでした。会費は数千円だったのですが、ぼくの頭の中には、

お金をぴったり持っていなくて申し訳ない。

という言葉が浮かびました。
しかし、これはないものにフォーカスを当てているので、
あるものにフォーカスを当てようと考えると、

「他の方の参加費が千円札でかさばると思うので、1万円札を出しますね。」

と思いついたので、受付の方にそう伝えました。すると、受付の方は、それは嬉しい。ありがとう。と喜んでくれました。
些細なことですが、ぼくはこの言葉を伝えるのに、心が少し締め付けられるような感覚になりました。新しい自分の価値観を取り入れている証拠ですね。


また、もう一つあります。


作業をしようとカフェに入ったのですが、
2人の女性がカウンターの前で商品を選んでいました。
ぼくは、この方々は列には並んでいないと思い、その方々の前に並びました。

すると、店員さんから
「女性の方がお先にお並びでしたので」とお伝えいただき、
ぼくは、そうだったのか!と思い列の最後尾に並び直しました。
こう言う時って、周りの目もあるので、並んでいる時間がぼくは恥ずかしがり屋なので、すごく恥ずかしいです。

次にぼくの順番が回ってきた時に、店員さんに
「教えていただいて、ありがとうございます。」
と伝えてから、商品を選びました。

店員さんも、こちらこそ申し訳ありません。と謝罪がありましたが、
本来、店員さんが謝罪することではないはずです。

この時も、ぼくの心はうっと締め付けられる感覚になりましたが、承認したことによって、相手の謝罪を引き出したのかなと思いました。

謝罪というより、気持ちの良いコミュニケーションを引き出したと言った方がよいですかね。


おわりに

このように、ぼく自身が学びになったことの一部を書き出してみました。
本当は、まだまだ学びになることが満載です。
向上心のある方、経営者の方、経営者になろうと準備されている方、リーダーの方などいろんな方にとって学びのある本だと思うので、読まれた方は、ぜひ一緒に感想をシェアできると嬉しいです。

この気づきをぼく自身は自分のモノにしていきます。


この記事が参加している募集

読書感想文

なりたい自分

with ヒューマンホールディングス

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?