髙橋史朗

髙橋史朗

記事一覧

どっしりとした かろやかさ一妻の詩(122)

この世界には 人の数だけ人生がある 私のスペシャルが すべての人のスペシャルではなく すべての人の人生に そのスペシャルな重みがある 私の日常なささいなことにも一…

髙橋史朗
8時間前
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感性一妻の詩(121)

感性の自由な人でありたいな  鳥にもなれる   花にもなれる  空にも   大地にもなれる     優しい心でいられる      怒りの心にもなれる     豊かに受…

髙橋史朗
1日前
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サンタクロース一妻の詩(120)

私のサンタクロースは 今 すやすやと寝息をして 気持ちよさそうにソファーベッドの上 いつも私をつつんでくれて あったかい あったかい サンタクロース こうして寝息をし…

髙橋史朗
2日前
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王様とうぐいす一妻の詩(119)

『王様とうぐいす』   祖母にせがんで   何度も何度も   読んでもらった   お話です     ある時      王様の可愛がっていたうぐいすが      いなく…

髙橋史朗
3日前
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花摘み一妻の詩(118)

ある夜  私は  花の香りで目覚めました  「なんて香ばしい」    そのことを    礼子ちゃんに話しました 同じ夜  礼子ちゃんは  亡き竜野のおかあさんと  私と…

髙橋史朗
3日前
12

語らい一妻の詩(117)

雨上がり  開け放った窓の上方に     雲の上に  ぽっかりと きらきらと    太陽が浮かんで    こちらを見ている  太陽と真正面に座して 神様と向かい合っ…

髙橋史朗
4日前
13

妻を偲ぶ姪の和歌一49日法要を機に髭をカットして再出発

 5月18日の妻の49日法要で秩父のお墓に納骨を行うことを聞きつけて、自宅マンションの遺影と遺骨の前でお線香をあげたいと、連日訪れる友人、知人が後を絶たない。たくさ…

髙橋史朗
5日前
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反抗一妻の詩(116)

反抗するってことは みんなが 悲しいことなんだね 反抗する方も される方も どちらも苦しいことなんだ どちらも そうしたり      されたくないのに いつのまにか …

髙橋史朗
6日前
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「裏口からの憲法改正」論を斬る一札幌高裁同性婚“すり替え”判決

 大学の同僚である八木秀次教授が5月12日付産経新聞で「24条は同性婚を認めるか」と題する興味深い寄稿をしているのでその要旨を紹介したい。  昨年までに全国5か所の地…

髙橋史朗
7日前
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母への祈り一母の日に寄せて一妻の詩(115)

父亡き後の 母への祈りは 父亡き後も  生きていてよかったなと 最後の瞬間に 少しでも… 思える心を 目に見えぬけれど 大きな愛が いつの日も 母の上に 母の心に

髙橋史朗
8日前
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電話一妻の詩(114)

なんだか暗い声の留守番電話    ずいぶん暗い声の人だなと思った 二時間位してその人からの電話   おかあさんの具合が悪く     今日 明日との事    電話の…

髙橋史朗
9日前
18

手紙一妻の詩(113)

  さりげない友からの一通の手紙に 私の心がとても優しい感じになっていく  そして ふたりの友に手紙を書いた      葉書に数行    包み紙の   花の描かれた…

髙橋史朗
10日前
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明治神宮で出会った障害者一櫻井よしこ氏と『実子誘拐ビジネスの闇』の警告

 スポーツジムのトレイナーに薦められてNIKEのランニングシューズを買い、ハワイの全島マラソン走破に向けたランニングプランを立て、走る速度と距離を少しづつ上げていく…

髙橋史朗
11日前
18

目覚め一妻の詩(112)

今朝は鳥に起こされた  もっと素直に任せきりになればよい   すべての人や事や物を通して    大いなる愛が   私たちを導き    語りかけてくれるのだから

髙橋史朗
12日前
16

note連載で反響が大きかったベスト30一妻の49日法要を迎え「再出発」!

 noteを毎朝書き続けて1年が過ぎた。2時頃に起床し、明治神宮が開門する時間に応じて一番乗りで参拝後、明治神宮早起き体操会のメンバーと宝物殿前で体操を行い、代々木…

髙橋史朗
13日前
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後悔一妻の詩(111)

口にしなければよかったなと   思うことがある    だから…  私に話した事で  「心が楽になった」と  しばらくしてからも  あらためて言われると    よかった…

髙橋史朗
2週間前
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どっしりとした かろやかさ一妻の詩(122)

この世界には
人の数だけ人生がある
私のスペシャルが すべての人のスペシャルではなく
すべての人の人生に そのスペシャルな重みがある

私の日常なささいなことにも一瞬の輝きがあるように
どれだけこの世界には 
それぞれの人の一瞬一瞬の輝きがあるのだろう

私の悲しかった一瞬も 
深い輝きをおびていたのかもしれない
だから 切ない思い出の詩も生まれ
今 読み返しても自分の心に響くのだろう

やっぱり

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感性一妻の詩(121)

感性の自由な人でありたいな
 鳥にもなれる
  花にもなれる
 空にも
  大地にもなれる

    優しい心でいられる
     怒りの心にもなれる
    豊かに受ける心にもなれる
     しっかり拒絶する心にもなれる

 自分が今何をしたらよいのか
 どっちを向いて歩んだらよいのか

   今は歩いた方がよいのか
   走った方がよいのか

  この問題はどう解決したらよいのか
  正しく

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サンタクロース一妻の詩(120)

私のサンタクロースは
今 すやすやと寝息をして
気持ちよさそうにソファーベッドの上
いつも私をつつんでくれて
あったかい あったかい
サンタクロース
こうして寝息をしているときは
社会の何ものからも離れて
心は一体どこに行っているのだろう
安心しきって
ゆったりと
すやすや クークーと
傍らで時計の音が
タッ タッ タッと鳴っている
たった三十分の安らぎの時間
サンタクロースの寝息を聞きながら

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王様とうぐいす一妻の詩(119)

『王様とうぐいす』
  祖母にせがんで
  何度も何度も
  読んでもらった
  お話です

    ある時
     王様の可愛がっていたうぐいすが
     いなくなってしまいました
     王様はそれを悲しみ
     病に伏してしまうのです
     家来達は必死で探すのですが
     うぐいすは見つかりません
     そこで
     金色に輝くうぐいすをつくるのです
     金

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花摘み一妻の詩(118)

ある夜
 私は
 花の香りで目覚めました
 「なんて香ばしい」
   そのことを
   礼子ちゃんに話しました

同じ夜
 礼子ちゃんは
 亡き竜野のおかあさんと
 私と三人で
 花摘みをした夢を見たと
 言っていました

その時
 私たちは
 きっと
 本当に
 花摘みをしていたのだと
 私は信じているのです

語らい一妻の詩(117)

雨上がり

 開け放った窓の上方に
    雲の上に

 ぽっかりと きらきらと
   太陽が浮かんで
   こちらを見ている

 太陽と真正面に座して
神様と向かい合っているよう
 神様と私のひとときの語らい

 穏やかな 幸せなとき

妻を偲ぶ姪の和歌一49日法要を機に髭をカットして再出発

 5月18日の妻の49日法要で秩父のお墓に納骨を行うことを聞きつけて、自宅マンションの遺影と遺骨の前でお線香をあげたいと、連日訪れる友人、知人が後を絶たない。たくさんの心のこもったお手紙や故人を偲ぶ和歌も送られてきた。東京芸大大学院を修了し博士号を取得した勝岡ゆかり(私の妹の娘で勝岡寛次氏の妻)さんからは妹経由で次のような和歌が送られてきた。

新緑が静寂の中輝きて 鳥のさえずり響きわたれり
新緑

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反抗一妻の詩(116)

反抗するってことは
みんなが 悲しいことなんだね
反抗する方も される方も
どちらも苦しいことなんだ
どちらも そうしたり
     されたくないのに
いつのまにか
どうして
感情は激しく
ぶつかり合う

  反抗する子
その心をどこに解き放ったらよいのか
木っ端微塵に
その心のすべてが
砕けたらいいのに
  どうしたらいいのか
  わからないんだよね
本当は良い子になりたいのに
なれない自分がい

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「裏口からの憲法改正」論を斬る一札幌高裁同性婚“すり替え”判決

 大学の同僚である八木秀次教授が5月12日付産経新聞で「24条は同性婚を認めるか」と題する興味深い寄稿をしているのでその要旨を紹介したい。
 昨年までに全国5か所の地裁で、同性同士の「婚姻」を認めない現行の民法や戸籍法の規定などについて判決が出されたが、多くのマスコミが、このうち4地裁で同性婚を認めていないことを「違憲」「違憲状態」とする判決がが出た、と報道した。
 例えば朝日新聞は「同性どうしで

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母への祈り一母の日に寄せて一妻の詩(115)

父亡き後の
母への祈りは

父亡き後も
 生きていてよかったなと
最後の瞬間に
少しでも…
思える心を

目に見えぬけれど
大きな愛が
いつの日も
母の上に
母の心に

電話一妻の詩(114)

なんだか暗い声の留守番電話
   ずいぶん暗い声の人だなと思った

二時間位してその人からの電話
  おかあさんの具合が悪く
    今日 明日との事

   電話の向こうの人に
私はお会いしたことはないけれど
     胸が詰まって
   声が変になってしまう

     「心丈夫に」
   それだけで良かったのか

今晩 この家族は
  寒い寒い冬の日に
 お母さんの傍らで…

  今日は風が

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手紙一妻の詩(113)

  さりげない友からの一通の手紙に
私の心がとても優しい感じになっていく

 そして ふたりの友に手紙を書いた
     葉書に数行
   包み紙の
  花の描かれた部分をちぎって貼った
    ピンクの花

私の優しい心を贈りたくて…  
    便りを書いた

明治神宮で出会った障害者一櫻井よしこ氏と『実子誘拐ビジネスの闇』の警告

 スポーツジムのトレイナーに薦められてNIKEのランニングシューズを買い、ハワイの全島マラソン走破に向けたランニングプランを立て、走る速度と距離を少しづつ上げていくことにした。様々な筋肉を鍛えるトレーニングは1日3セットずつ行うことにした。
 トレイナーのアドバイスを受けつつ目標達成への努力を続けられることは73才の初心者の私には有難いことであるが、妻を亡くして今まで関わることのなかった方々と話を

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目覚め一妻の詩(112)

今朝は鳥に起こされた
 もっと素直に任せきりになればよい

  すべての人や事や物を通して
   大いなる愛が
  私たちを導き
   語りかけてくれるのだから

note連載で反響が大きかったベスト30一妻の49日法要を迎え「再出発」!

 noteを毎朝書き続けて1年が過ぎた。2時頃に起床し、明治神宮が開門する時間に応じて一番乗りで参拝後、明治神宮早起き体操会のメンバーと宝物殿前で体操を行い、代々木公園を1周した後、妻と喫茶店でモーニングコーヒー。noteは明治神宮に向かう前に投稿したので、3時間から3時間半位かけて書いた。妻の詩も111回連載しているので、全体の3分の一弱を占めている。4月6日に妻が死去し、49日法要(5月18日

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後悔一妻の詩(111)

口にしなければよかったなと 
 思うことがある

   だから…
 私に話した事で
 「心が楽になった」と
 しばらくしてからも
 あらためて言われると
   よかったな

そして
  私に話したことが
 これからも
  心の負担にならないようにと
    その人の心に祈る