見出し画像

新刊の紹介‼︎谷口榮さん監修『家康の都市計画』


谷口榮監修『家康の都市計画』

TJMOOKより谷口 榮さん監修『家康の都市計画』が2022年10月15日(土)に発売されました。

弟の杜出版代表の青木康が編集し、常井宏平さんと青木康が執筆協力をしました。


「なぜ天下人になった家康は江戸に幕府を開いたのか」から始まり、家康、秀忠、家光の3代にわたる江戸の街の都市造営と発展を知ることができます。

德川家康が関東を支配する際に拠点にする候補として鎌倉と小田原もありました。

豊臣秀吉が德川家康を関東に転封したのは、旧領主の北条氏と繋がりの深い地に移せば新しい領主に対する一揆が起きる可能性があり、德川を潰そうとする魂胆もあったとも言われています。

しかし、『石川正西聞見集』によると秀吉は家康に「江戸には、小田原や鎌倉にない船を入れるための港がある。そのため今後栄えるはずだ。」と伝え、本気で勧めたという見方もあります。

また、德川家康が入府した時の江戸は寒村ではなく、太田道真、道灌親子と扇谷上杉家の宿老の上田、三戸、荻野谷氏などによって築城され、北条氏にも開発されていました。

江戸は、家康が入る前に扇谷上杉氏と北条氏によって約150年にわたって継続的に開発された地であったことも述べられています。


来年のNHK大河ドラマの主役の德川家康とともに江戸の堀は本当に「の」の字に作られたのかなど東京の前身の江戸の成り立ちについて考察された一冊です。


目次
目次


【家康の都市計画】
谷口 榮監修
○出版社 宝島社
○発売日 2022年10月15日
○TJMOOK 96ページ

記事を読んで参考になった方は御支援やSNSでシェアして頂ければ幸いです。 これからも有益な記事を提供していきます。