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おもしろきこともなき世をおもしろくする努力

おもしろきこともなき世を おもしろく

有名な高杉晋作の辞世の句ですね。
「実は下の句がある」「その下の句は本人が詠んだものではない」「実は辞世の句ではない」などなど、まつわる所説あるいろいろあるようです。
でもまぁ、意味をそのまま受け取れば「面白くもないこの世の中を、面白くしてやろう!」となりますね。
その心意気、好きです!


僕がアジアの旅をした時、なんとなく「帰ったらこんなことをやりたいなぁ~」とぼんやり考えていたことがありました。

それは星空シアターです。
要は「野外で、それも海で映画を見たい!」という思ったのです。
沖縄の白い砂浜にスクリーンを立てて、映画を見る。
微かに波音が聞こえ、目をずらすとキレイな海。
「そんなシチュエーションで映画を見るって、なんか素敵やん?!」となって海で映画を見たいという衝動にかられたのです。


旅から帰って、仲間に声をかけ、さっそく実現しました。
選んだ場所は恩納村のとある海。

この砂浜を舞台にしました。

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こんな砂文字を書いたりして。

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日中の準備の様子です。

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絶景の夕日も見れました。

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花火なんかもしたりして。

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さてここで質問です。
皆さんはこんなシチュエーションで映画を見るとしたら、どの作品をチョイスしますか?

海を舞台にした映画?
あえて都会で起こるストーリー?
夜の海にはホラーもいいでしょうか?

この日は2作品見たのですが、主催者の特権で「これだけは見させてくれ!」とゴリ押しした作品があります。
それは…


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そう、

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少年たちの青春映画「Stand By Me」です。
なぜか自然の空間で、ノスタルジックな気持ちになる映画を見てみたかったのです。
”海で映画を見る”という遊びをかましていること自体が、少年時代への回帰とする行為だったのかもしれません。

星空シアターは僕にとって最高の思い出であり、あぁやって変わらない日常を自分たちでぶっ壊しに行く、あのエネルギーを持ち続けたい、そう思いました。

次やるときはもっとこだわりたい。
参加者にはInvitationを送ったり、観覧席はきれいなラグを敷いてビーズクッション、後ろには即席のカウンターBar。
映画が終わったら楽器を奏でてお酒を飲もう。
環境は汚さない。
マイカップ、マイお皿、マイお箸持参。

世の中は僕ら次第で面白くなる。
大人になっても少年でいたい。


最後に…
高杉晋作の辞世の句は、下の句まで詠むとこうなります。

おもしろきこともなき世を面白く
すみなしものは心なりけり

下の句は「するものは心である」という意味であり、上の句とあわせると、「面白くもない世の中を面白くするのは心である」という意味だそうです。
つまり、「世の中は心のありようで面白くなる」ということ。

その心意気もまた好き!
受取り方次第ということですね。
アルバート・エリスのABC理論に通じます。

上の句のみで解釈するも、下の句を含めたときの解釈も、高杉晋作は僕らに人生を楽しく生きるヒントをくれます。

こんな時代だからこそ、僕らの周りから積極的に幸せになっていきましょう!


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